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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

市長選挙の近い西宮市内を歩いて思うこと

2022-03-04 19:08:38 | 国際・政治

以下の内容は、今日の夕方、散歩を兼ねてJR西宮駅前に買い物に出かけたときに、ツイッターでつぶやいたこと。○印1個分が1つのツイートです。誤字などに気付いたところは適宜修正しています。

主に西宮市長選挙が近いので、それに関連した住民の自治意識や西宮の地方政治の動向について、私の目から見たことをつぶやいています。

また、このところツイッターで「維新支持層」に対する我が母校・関大のある政治学研究者の量的調査の結果が紹介されていて、その内容が「ほんまにこんな調査・分析でいいの?」と思うものだったので…。それへの嫌味も少し書いています。

そして、読み物として成立するように、一連のツイートも順番を入れ替えて転載しています。

<以下、一連のツイートの転載>

○つい先ほど散歩というか、買い物から帰宅しました。自宅近辺、つまり西宮市内をぶらぶら歩くだけでも、見るべき目をもって見て見れば、西宮の住民自治・地方政治の実情が見えてきます。でも、あの例の量的調査やってる政治学研究者には見えてるかなあ、こんな話…。

○市長選目前なのに「いたって静か」というのが、率直な地元西宮に暮らす私の感想。相変わらずの吉村市長の写真入り「実行力」の側の意味不明なポスターと、現職市長の側のポスターをお互いに貼り合う作業はしているけど…。これじゃいかん。市長選そのものへの無関心が強いように見受けられる。

○あの一時期よくない話題になった野々村県議も、今村前市長を生み出したのも、この地元西宮の有権者。頑張ってる市議さんや一部市民もいるけど、大型マンション住民中心に、市政のお客さんか観客みたいな有権者が西宮には多い。まさに大阪のベッドタウン的な住民意識。

○いままでとちがうとか、改革とか。マンション広告のポエムみたいに、うるわしいことばでちょっとそんなこと宣伝されたら、すぐに飛び付く。そんな住民層も西宮には増えてる。大阪からマンション買って西宮に暮らし、朝のテレビの情報番組見て通勤してる人も多い。

○いまJR西宮駅前で原発問題やってきた市民グループが維新批判とロシアとウクライナの戦争のことでアピールしてる。だけどこのグループの主力は高齢者たち。ほんとうにこの人たちの話を聞いてほしい若い層は、いま大阪や神戸に働きにでているのが、西宮のつらい実情。

○こんな感じで新旧住民の生活や意識の分断が、西宮の市内でもかなり進んでます。消費者感覚で教育や子育てを考え、我が子の塾や習い事通い、地元公立校を嫌い、ブランド私学への進学に積極的な保護者も、西宮の市内には多いでしょう。

○このブランド私学に我が子を通わせたい子育て層は、そこそこ学歴も経済力もある階層。なおかつ自分らの損得勘定には目ざとい。町内会やPTAみたいな地元のしんどいことはしたくないし、塾クーポンみたいなお得なことだけあやかりたい。おそらく、ここが維新の西宮市長選でのターゲットかと。

○ついでに言えばこの階層、自分たちの損得勘定に目ざといから、たとえば高齢者や生活困窮者への支援に公金つぎこむのは嫌がるでしょうね。そういう面からも、維新の宣伝に親和的。でもそのうち自分たちも高齢者になるのに、そうは考えない。いましか見えてない。

○あと、私には理解困難なのは、自宅近辺の飲み屋さんで、うれしそうに吉村知事の写真入りの維新の3連ポスター貼ってるところ。大阪のコロナ対策の不手際で西宮の感染拡大も起きているとも考えられるし、ご自分の飲み屋さんの営業も苦境に陥っているのに、維新に何を期待しているのか…って思います。


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