歯医者さん

昨日は３ヶ月に一度の歯医者さんに行ってきました。
この歯医者さんは、腕が良くて私と同じ世代の先生だったが急に息子
さんに変わっていた。あまりにも突然の出来事だったので何かあった
のだろうか。
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待合室には、営業品目のプレート板が提示されているがその内容が変
更されていた。先生の名前は医学博士になっていたのだが完全に抹消
されて、息子さんの名前に医師だけが加えられていた。そして気にな
ったのが、インプラントの治療欄が白く塗りつぶされていた。
周南市でもインプラントとして先駆けの歯医者さんだったが、これを
引き継がれなかったということはそれなりの理由だったのだろうか。
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「何か変わったことはありませんでしたか」
「左奥の３番目の歯が、固いものをかむと少し痛むんです」
「後で先生から見てもらいましょうね」
レントゲンを取った後１時間におよぶクリーニングが始まった。
でも今日はやさしい看護士さんはだったから、ラッキーと思った。
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しばらく目を閉じて異次元の世界。「ガーガー、ギィーギィー」。
すると受付の方で「お世話になりま～す」の声が聞こえた。
自分の仕事のことと勘違いをして、ハッと目をあけた。
すると私の目の前２０センチには、やさしい看護士さんの顔がそこに
あった。かって若い女性の顔を、こんなに間近に見たことがあっただ
ろうか。思わずドキッとして、あわてて目を閉じた。
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後で若い先生が来て、レントゲン撮影を見ながら話し始めた。
そこには、かっこいいとは言えない無精ひげがあった。


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