中国新戦略の時

ＴＯＴＯは米国やアジア・オセアニアで売上を伸ばす。
特に米国では、いよいよウォシュレット（温水洗浄便座）の
普及が始まりつつある。日本でも経験をしたが、認知度が高ま
り、ある程度普及すると勢いが一気に増す。ＳＮＳでの投稿や
ネット検索などの数字が伸びていて、反響は大きい。
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現地の店舗展開の拡大やネット通販の強化など、販売投資を突
っ込むタイミングだ。トイレやユニットバスなどの住宅設備と
は違うビジネスだが、半導体製造装置向けのセラミック事業が
国内外の住宅設備に次ぐ柱に育った。この分野は急激に需要が
伸びている。
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しかし、これまで伸びに応じた投資が出来なかったため反省し
ている。今は住宅設備事業とは頭を切り換えて経営判断を行う
ようにしており、スピード感を持った製造・開発投資を検討し
ている。
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一方、住宅設備の中国事業は昨年初めに考えていた以上に厳し
い状況に陥っている。不動産市況の悪化などで、得意としてき
た中、高級品の需要が小さくなりその下の需要が移っている。
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現地の生産能力に余剰も出ており、生産体制は一度組み立て直
さないといけない。現状を維持するか、縮小するかも含めも、
聖域なく戦略を練り直している。２０２５年の早いうちに決定
して、新たな戦略で動いていく年にしていく。





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