商売人の娘

先日ひさしぶりに次女が孫を連れて遊びにやってきた。
早いもので孫は６才になり保育園の年長さんになり、あっとい
う間に大きくなった。縄跳びが跳べるようになったという。
・
わざわざ見せに来るということは、さどかし上手に跳べるよう
になったのだろう。だが期待とは裏腹に、跳ぶたびに足に引っ
かかりなかなか縄跳びの体をなしていない。でもわざわざ見せ
にやってきたので、精いっぱい褒めてやりたい。
・
３回に一度程、引っかからずに縄跳びを回してひょいと跳ぶと
「あらっ、上手になったね」。孫はうれしそうに喜んだ。
そういえば、次女が小学２年生の時に縄跳びの作文が出てきた
ので読むと、『学校で縄跳び大会があり、クラスで一番になり
ました』。３０年前にそんなことがあったのか・・・
・
こんな成功体験があったので、自分の娘に何とかして縄跳びを
上手に跳べるようにしたい思いがあるのだろう。さらに２枚目
の作文が出てきた。当時次女は、体を鍛えるためにスイミング
スクールに行っていたようだった。
・
１週間に一度のペースで、一ヶ月で４～５回行っていたらしく
たまたま風邪を引いて、その月は３回休んだらしい。
その時の様子を作文に書いたらしく、吹きだしてしまった。
『風邪で３回休んで、３千円そんをしました・・・』。
小学２年生なのに、いつの間にそんな金銭感覚がついたのだろ
う。商売人の娘だからか・・・





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