今日は昼前から小雨が降り出した。いよいよ梅雨の本格化と思う。
前回6月9日に続いての3回目。今日は「茨城のジオ~地形・地質・自然を学ぶ」と題し、茨城大理学部天野教授による。パワーポイントで作成されたスライドによる講義。その資料はコピーが配布された。
今日の講義は今まで自分で高校教科書で勉強してきたもので、よい復習になった。この歳になると、何回も繰り返さないと、特に非日常事は、すぐ忘れてしまう。
最初は地球構造の説明からプレートテクトニクス、世界の地震と火山の発生地分布、などの説明。プレートテクトニクスでは3種のプレート境界を想定、①生産境(海嶺)では正断層型地震、火山活動では玄武岩が卓越する、②すれ違い境界(トランスフォーム断層)では横ずれ断層型地震であるが火山活動は貧弱、③消費境界(島弧ー海溝)では、逆断層型地震、火山活動では安山岩が卓越、褶曲(日本列島が典型)などがある。その他衝突境界(ヒマラヤ・アルプス山脈)がある。
プレート運動の原因は諸説あるがどれも完全ではなく、不明であった。近年地震波トモグラフィーで地球内部構造が明らかになりつつあり、そこでプルームテクトニクス説が出てきた。マントル内での物質の対流が起っているという説である。
次に、茨城県のジオにフォーカスした話で、茨城県の地形・地質の特徴についての説明。そこで、12万年前の下末吉海進、6000年前の縄文海進による(陸地ー海底)化の話があり、これは、ミランコビッチ・サイクル(地球紀行変動は、地球の離心率変化・地軸傾度変化・歳差運動による天体運動によりきまる)により地球温暖化変動が決まる。これによって、今まで第四紀の始まりを160万年前としていたのが、260万年前と変更になった。
今日はここまで、後は、次回。