マーベルコミックスのダークヒーロー「ヴェノム」をトム・ハーディが演じます。監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。
サンフランシスコ。フリージャーナリストのエディ(トム・ハーディ)は、ライフ財団が危険な人体実験を行っているとの話を聞きつけ、研究施設に侵入します。しかしそこで被験者の体を介して、謎の地球外生命体シンビオートに寄生されてしまいます...。
予告を見た時は、ヴェノムの造形が気持ち悪くて、てっきり怖い作品だと思っていましたが、こんなに楽しい作品だったなんて! すっかりだまされました。トム・ハーディも、恋人役のミシェル・ウィリアムズも、いつもはシリアスな役どころが多いので、本作のコミカルな演技がすごく新鮮でした。2人ともとっても楽しそうでしたね。^^
荒唐無稽といってしまえばそれまでですが、こういう作品も大好きなので、私としては大満足でした。なるほど、ど根性ガエルというのは言い得て妙だな~と感心しました。トム・ハーディと彼に取りつくヴェノムとの掛け合いがおかしすぎて最高でした。それからバイクのシーンがかっこよかった!
ミシェル・ウィリアムズも、キュートな魅力が全開。タータンチェックのミニスカートがよく似合って、まるで女子高生みたいでしたね。ヴェノムが彼女に取りついた時、なぜかナイスバディになっていたのがおかしかったです。
悪役を演じるリズ・アーメッドも、好きな俳優です。今回演じるのは、ライフ財団を率いるマッドサイエンティスト。彼は「ジェイソン・ボーン」ではIT企業の社長を演じていましたが、こうしたキャスティングは絶対に Google CEOのサンダー・ピチャイ氏をイメージしているなーと思います。^^
ヴェノムって「スパイダーマン3」でスパイダーマンに取りついた、あの黒い物体だったのですね。見た目が全然違うのですぐにわかりませんでした。今回は、流動体の時のもぞもぞした動きが気持ち悪いし、形をもった時のおぞましい姿はインパクトがありました。個人的には我が家の熟したゴーヤを思い出します。^^;
ラストは「ターミネーター2」みたいに自己犠牲で終わるのかと思ったら、うまい具合に助かりましたね。^^ 次回の敵はもっと手ごわそうなので、今からとっても楽しみです。
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映画が終わったら、あたりはすっかり暗くなっていました。
美しくライトアップされたディズニーリゾートに、ちょっぴりクリスマス気分が味わえました。
ブルーに浮かび上がるシンデレラ城