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ハンターキラー 潜航せよ

2019年04月19日 | 映画

ジェラルド・バトラー主演の潜水艦アクション。ワイルド・スピード(Fast & Furious)のチームが製作を手掛け、ゲイリー・オールドマン、「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィストが共演しています。

ハンターキラー 潜航せよ (Hunter Killer)

ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が消息を絶ち、捜索に向かったジョー・グラス艦長(ジェラルド・バトラー)率いる攻撃形原潜ハンターキラーは、現場に沈んでいたロシア原潜を見つけ、アンドロポフ艦長(ミカエル・ニクヴィスト)を捕虜とします。

その頃、ネイビーシールズの極秘偵察によって、ロシアのザカリア大統領が反乱軍によって身柄を拘束されたことが判明します。反乱軍の陰謀を止めるミッションを与えられたグラス艦長は、ハンターキラーをロシア海域へと潜航していきますが...。

急遽映画を見ようとことになって、上映映画をあれこれチェックし、お互いが歩み寄って?決めたのがこの作品。そういえば予告を見たことあったような...というぼんやりとした記憶でしたが、結果的にはスリリングで、爽快でとっても楽しめました。

アメリカではミリタリーものは一定の支持層がいるので、時々こういう作品が作られますね。^^ 映画を見る前は「バトルシップ」(Battleship)のようなB級感あふれる愛すべき作品かと想像していましたが、私が思い出したのは「レッド・オクトーバーを追え!」(The Hunt for Red October)。

士官学校を出ていないたたき上げのアメリカのグラス艦長と、人望があり部下たちから圧倒的な信頼を置くロシアのアンドロポフ艦長。2人が国家という枠を超えて、ひとりの人間として互いを尊重し、信頼し、協力して問題にあたっていく姿に、胸が熱くなりました。

この他、ロシアの大統領を救出しようとするネイビーシールズが出てきますが、いずれも部下を信頼し、とことん守るリーダーと、リーダーを献身的に支える部下たちの物語であり、入社シーズンの今にぴったりの作品だと思いました。

理想の上司というアンケートを取ったら1~3位を独占するのでは?というくらいに、登場するリーダーたちがみんなかっこよかったです。

アンドロポフ艦長を演じたのは「ミレニアム」シリーズでミカエルを演じた、ミカエル・ニクヴィスト。貫禄がついて、渋くなったな...と感慨深く思いましたが、あとから本作が遺作だったと知り驚きました。2年前にお亡くなりになったのですね...。最後にかっこいい姿が見れてよかった。ご冥福をお祈りします。

映画ははらはらする場面あり、アクションあり。クライマックスではどっかんどっかん大迫力でした。単純といってしまえばそれまでですが、エンターテイメントとして文句なしに楽しめました。

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