横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

チャーリーの野菜工場…未来のハーブは紫の夢をみるか?!

2014-02-17 | 横浜ラブ
未来の世界では野菜もすべて工場で作る…なんていうシュチュエーションのSFあったっけ?


先日ひょんなことから野菜工場の見学に行ってまいりました。
きっかけは昨年末のブログの記事
これを読んだ友人がなんと、このひとつに関わったいた!!
世間は狭いのねん。
で、見学においでよ!ということになったのでした。

驚いたのはその企業の母体が、市内有名中堅建設会社。
そしてこのベンチャーを推進しているのは、農大卒の若手精鋭たち。
お硬いイメージの建設会社が、こうして新しい可能性をバックアップしてるって、いいね!





野菜工場といっても、生産業と違ってコンベアで部品を分業組み立てするようなことではありません。
その植物が、より良いコンディションで生育するための栄養管理,環境管理をして、天候や災害に影響されること無く安定した生産量を確保するというわけ。
中でもユニークなのは、このこの行程で環境管理にLEDライトを活用していること。
野菜の光合成に必要な日光には、野菜が好む波長の光があって、それを作り出すことがポイント。
この紫色の光がそれ。
紫というのは単に人間がその光の成分を認識でき色がたまたま紫色に見えるだけで、野菜自身は紫だとは思っていないのですよ。
彼らに撮っては、このLED例との色も、太陽光線の色もおなじ。(感知する波長は同じ)

LEDのおかげで、かかるコストは大幅に減少。一定量の生産が確保されて現在『ハイカラ野菜』という名称で市場に出荷しています。

そもそもこの野菜工場のいちばんの目的は、高齢化&過疎化の農業生産者の負担軽減だったそうです。

室内で作業ができるので、天候に左右されない。
土を耕すわけではないので、力が弱っていても、培地の栄養管理が出来れば誰にでも手軽に耕作可能。
一定の生産量が確保されるだけでなく、逆に生産調整も比較的楽。
だから東日本震災で屋外耕地にダメージを受けた農家さんにも広めたいとのこと。

良いことづくしのようですが、まだまだ開発途上で課題も多いそうです。
衛生管理が難しイというのが筆頭理由。自然の土には自浄作用があって悪い成分は土壌がフィルターとなって
野菜たちの健康をまもっています。このフィルターを人工的に作るの至難のわざ。
この点も含め、
「いずれは実ものも、」と、苺やメロン等にも開発の手は伸びているそうですが、果たして!?

そこで、野菜工場では、美味しくて安全な野菜を作ろうと、日々,努力が続いているのです。
今,流通しているのはハーブと香味野菜とエディブルフラワー。
何種類か試食させていただきましたが、個人的にビックリなおいしさだったのは、セロリでした。

現在、横浜市の一部レストランやイベント会場などで試食、購入できます。