@「自分で按摩」はなかなか中身のある健康志向の書籍だ。書籍にある図解で説明できないのが残念だが医者が勧める按摩・手当が自分自身で簡単に、いつでもできる事はありがたい。「ツボ」を基本手技で按摩する、中でも効き目効果があるという数点は:「高血圧」(耳の裏側の橋弓)、「脚のむくみ」(脚の裏の湧泉)、「膝痛」(膝の陰陽陵泉)、「動悸・息切れ」(手首の神門)、「嚥下困難」(喉の廉泉)などの按摩は参考になる。 先日、整形外科に行った。それは腕から手にかけて少々痺れが出たからだ。実は最近その患者が増えたという。それはスマホ・PCなど前屈みの姿勢で首を支える軟骨等に劣化が症じているという。処方薬を頂いたが、首を回すのは良くないと言う。その代わり肩を回し、低い枕を利用するように言われた。
本書は図解入りの説明も多く、著作権等から図解を削除しています。
『おひとりさま新按摩術』孫維良
- 体に「感動」を与えて、あらゆる不快を解消する。30万人の患者の痛みと苦痛を消した奇跡の手技を教えます。
- 「按摩」
- 自分の手が無料の薬にな理、鍼やお灸にもなる、副作用がない
- 自分自身の手で症状を和らげる喜び(3分の治療、7分の養生)
- プラス思考の発想、発想転換、ネガティブな考えを持たない
- 「手当て」とは
- 「気」の流れを整えて健康になる・「経絡」
- ツボ(経穴・奇穴)からエネルギーを送り込む
- 姿勢を整え、精神と統一し、呼吸を整える
- 「注意事項」
- ツボは息を吐きながら押し、意識を向ける
- 空腹時は避け、食後1時間くらい
- 激しい運動の後は避け、入浴後がオススメ
- 水分をしっかりとること
- 「基本手技・動作」
- 撫でる・摩る
- ほぐす
- 押しもむ
- 押し弾く
- 握る
- 揺らす
- 叩く
- タッピング
- 動く
- 止まる
- 「5臓6腑」(旬の味覚を味合うことが大切)
- 酸味=肝臓、酸っぱいものを補給すると心身ともにさっぱりした気分になる、筋肉や血液の循環に影響する
- 苦味=心臓、野菜は養血作用があり心の働きを補助する、中枢神経系を刺激する働きがあり、気血の循環を正しくする
- 甘味=脾臓、消化吸収の補助、ストレス過剰を知らせる
- 辛味=肺、消化を助け毒素を消す働き、激辛は大腸機能を低下させ、下痢の原因になる
- 塩味=腎臓、汗をかくと塩分の補給を促す、水分代謝機能
- 「旬を味合う」
- 春=野菜ふきのとうや竹のこなどは苦味があり心を活性化
- 夏=瓜類でキュウリやスイカなどは利尿作用で老廃物を排出
- 秋=コメや芋など炭水化物、冬に向けて滋養を蓄える、柿やぶどうなどの果物は脾臓を刺激し食欲を増進させる
- 冬=根菜類、大根や人参、牛蒡などで体を温める