@「25方便」(たずき・手段)小止観では人は欲の塊であり、我の塊であるという。「自分の欲望を満たすのではなく、まず心を整えなさい」とある。(下記列記)「念じ、知恵をつけ、意欲となる」。 日々の生活で「如何なる時でも好奇心を持ち、新たな発見をすると人生楽しくなる」は実践したいものだ。 それには「平常心」で「先入観を入れず」、「直感的」に観て、そのままを感じることが必要なのかもしれない。(色即是空、空即是色)
『禅語』横田南嶺・阿純章
- 40年にわたり禅の一道を歩んできた横田南嶺老師と、宗祖伝教大師の法脈を継ぐ天台の名刹を担う阿純章師。「歩歩起清風」という禅語を体現したような名僧2人の対談が単行本。 「自分とは何か」「命とは何か」「いかに生くべきか」といった本質的な問いにとどまらず、「人生の価値はどこにあるか」「イキイキと生きる秘訣」など、自分の花を咲かせて生きるためのヒントが凝縮されています。宗派、時代を超え、さまざまなエピソードやたとえ話を交えながら禅語を紐解かれる両師の言葉を通して、わかりやすく、かつ深く教えの本質に触れることができるでしょう。「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」という沢庵禅師の言葉にもあるように、迷いやすい私たちの心に、清々しい風が吹き渡り、日々を歩むエネルギーが湧き起こる一冊です。
- 「平常心」(びょうじょうしん)と読む(臨済宗)
- 造作のない心、作り事をしないということ
- 「自ら瞞ずること莫れ」自分を誤魔化すな
- 「童門冬二」
- 全て何があっても自分の所為は思わないこと
- 「5縁」
- 持戒清浄(戒律を保ち正しく生活をする)
- 衣食具足(適度な衣食で心身を調える)
- 閑居静処(喧躁を離れ、静かで心が落ち着く環境を調える)
- 息諸縁務(世間のしがらみや情報過多の生活から離れる)
- 得善知識(良い師や仲間を得る)
- 「5欲」
- 色(男女の美しい容姿や、宝石やきらびやかな装飾など心を惑わすものへの欲)
- 声(男女の美声や美しい楽器の音などへの欲
- 香(芳香豊かなものや男女の肉体より放つ香りなどへの欲
- 味(酒や肉などの美味しい食物への欲)
- 触(手触りの良いものや男女の肌の感触への欲)
- 「5蓋」
- 貪欲(5欲を貪ること)
- 瞋恚(怒ること)
- 睡眠(眠りを貪ること)
- 掉悔(過去のことを悔やみ自分を責めること)
- 疑(自分、師、音けの教えを疑うこと)
- 「5事」
- 調食(適度な食事をとる事)
- 調眠(適度な睡眠をとる事)
- 調身(坐禅の前・中・後に応じて身体を調える事)
- 調息(*呼吸を調える事)
- 調心(*心を調える事)
- 「5法」
- 欲(仏道を願い求める事)
- 精進(ベストを尽くす事)
- 念(悟りを得ることを念じ続ける事)
- 巧慧(巧みに知恵を働かせる事)
- 一心(心を一つにして専念する事)
- 「完璧な人はどこにもいない」
- 「至誠は息む事無し、息まざれば即ち久しく、久しければ即ち徴あり」(久しく途絶える事なく実践をし続けていれば必ず何か目に見える形が現れてくる)
- 「法演の4戒」
- 勢い使い尽くすべからず。勢い使い尽くさば禍必ず至る
- 福受け尽くすべからず。福受け尽くさば、縁必ず孤なり
- 規矩行い尽くすべからず。規矩行い尽くさば、人必ずこれを繁とす
- 好語説き尽くすべからず。好語説き尽くさば、人必ずこれを易んず
- 「動きの中にこそ穏やかさがある」(蓮華の上の仏様)
- バランスをとる・千手観音
- 「子供の遊びは全て動詞」
- 遊びは動き・名詞的なおもちゃは飽きる
- 何気ないものでも子供の遊びは想像力・動きで作る
- 「恰好」丁度良い
- 「何事にも好奇心が旺盛で日々新しい発見を楽しむ」