YBR125 おっさんリターンライダー

60歳代。YAMAHA YBR125とPENTAX K系デジカメと鉄道オタク。 気の向くままに書いてます。

大佛鐵道廃線跡 訪問記。

2017-05-24 19:49:00 | 日記

現JR・関西本線の加茂-奈良間に明治時代にあった、「大仏鉄道」跡に行ってみた。

当時は私鉄・関西鉄道が名古屋-亀山-柘植-草津まで開通。 柘植から奈良・大阪方面へ分岐・延伸した際、加茂駅から奈良駅へ直通した路線。

旧関西鉄道の加茂駅-大仏駅間の通称が「大仏鉄道」である。 大仏駅はその名の通り、名古屋方面から東大寺への参詣のために設けられた駅。

一年後に大仏駅-奈良駅間が開通したが、25‰の急勾配を緩和するために加茂-木津-平城山-奈良間に平坦線を敷設して、加茂-奈良間は廃止された由。

JR奈良駅から北上して辿ることにする。  油阪交差点を右折してすぐの北行一方通行へ左折、石畳の古い船橋商店街を進むと、

「大佛鐵道記念公園」。 公園と言うよりも狭い緑地であるが、かつての関西鉄道大仏駅跡。  

蒸気機関車の動輪のモニュメント。 土台がレールの断面の形状をしているところが凝っている。

当記事の見出し画像は、この碑の説明書きであります。

ちなみに、大仏駅跡から東大寺大仏殿前まで、徒歩で1.9km。 JR奈良駅からだと2.3kmで、そんなに変わらん。

近鉄奈良駅(通称「きんなら」)からは1.3km。

県道44号に出て、1961年に開園、2006年に閉園した奈良ドリームランド前。  ディズニーランドのパクリ遊園地だった。

この付近からの県道44号は、大仏鉄道の路線跡である。 

しばしば通る県道754号との梅谷口交差点近くにある鹿川隧道。 農業用水路である。 左上が県道44号。

幅1.2m位の狭い水路だが、綺麗な石組みのアーチ。

梅美台西交差点北側に、関西鉄道社章のレプリカ。

階段を下りたら、松谷川隧道跡。 隧道の上が路線跡の県道44号。

  フェンスで囲われていて、些か興醒めである。

その先で県道を外れた所に、赤橋。   反対側から撮影。

100m先に梶ヶ谷隧道。 ここは通行可能。  上は路線跡。

壁は花崗岩、上部は煉瓦のアーチがきれいに残っている。

隧道の先は田畑の緑一色。

振り返ると、隧道の先にYBR号がシルエット状態。 露出の偶然で撮れたショットw 合成じゃないよ。

鹿背山橋台。 これもきれいな石積み。

観音寺小橋台は隣にJR関西本線が走ってるので、フェンスで閉鎖。 

その先の観音寺橋台。  

画面奥は併走するJR関西本線。 JRの方が橋台の高さが低い。 下画像は反対側からのショット。

JR加茂駅。   221系と、当駅以東は亀山駅まで非電化区間のキハ120系。  

この駅にあるランプ小屋の撮影を忘れた。 またそのうち近くを走るのだろうから、撮影できたら追記することにする。

 ⇒追記。 6月4日に通ったので撮影してきた。 駅の隅にポツンとあるだけで、説明看板等は何も無い。

  明治30年、加茂駅開業当時の建物だそうだが、鉄道記念物ではないらしく、ぞんざいな扱いである。

加茂駅手前にC57 56号機が静態保存。  道が狭くて引きが取れないんで、無理なアングル。

柵の隙間から。 

パシフィック機(2C1の車軸配置機)は姿形がきれいで、しかも保存状態は良好。 ワルシャート式弁装置の美w 

C57を擬人化した説明書きもしゃれている。  C57 56号機さん、ゆっくりお休みくさだい。

C57が眠る傍らを221系電車が加茂駅を出発していった。 

帰宅前にYSPに寄り、オイル交換。  店に見覚えのある京都新聞記事があった。  36年前の昭和56年7月。

帰宅後にアルバムを探したら、同じ記事のスクラップを見つけた。 記事中の個人名は画像処理してある。

実はこの記事の写真、事前に京都新聞社から生フィルムを預かり、おっさんが撮影したもの。 カメラは亡父の形見のPENTAX ME。

走行中の写真は、あらかじめおっさんだけ先回りして撮影した記憶がある。 この時おっさんが乗ってたのは、確かHONDA CB250RS。

こんな記事も保存してあった。 「リビング京都」。 京都市の地域情報誌で、現在も発行中。

白抜きの所が、おっさんの実名である。 当時所有してたのは、 確かYAMAHA XT250/RZ250/HONDA CB250RS/XE50/YAMAHA TOWNY50。

それぞれ林道徘徊用/峠道ワインディング用/長距離ツーリング用/バイク仲間と近所に遊び用/街中チョイ乗り用。

懐かしい36年前の話である。 29歳で結婚後にYAMAHA SEROW225に約10年乗ってたが、現在の居住マンションで盗難に遭う。

約15年のブランクを経て、今の愛車がYBR号である。

 

 

 

コメント
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