朝8時に宿を出発。 松阪港でYBRの暖機運転。 奥に見えるのは中部セントレア空港行きのフェリー乗り場。
宿を松阪市に設定したのは、ある目的があって、JR名松線をたどること。
名松線は文字通り、名張と松阪を結ぶ計画で昭和初期に敷設されたが、実現は途中の伊勢奥津まで。
この路線は自然災害に度々襲われ、近年では2004年の台風で全線不通。
2006年と2009年には、列車無人自動運転に成功。 (列車逸走事故とも言う)w
2009年の台風でまた全線不通。 松阪~家城間は復旧したが、その先の伊勢奥津までは現在もバス代替輸送のまま。
3年前位に青春18きっぷで家城駅まで来たことがある。 2015~16年に全線復旧予定。
松阪からR23中勢バイパスを北上。 高速道路並みの高架の高規格道路で、50cc原付も走行可能だが、流れは70-80km/h。
仕方無く流れに乗る。 私のYBRは5速4000rpmでメーター読み49km/h、5000rpmで62km/h、6000rpmで75km/h。
R165を西へ、伊勢自動車道久居IC手前で県道15号を南進。 この県道が名松線とほぼ同じルートで伊勢奥津まで併走していて、代替バスのつもりで走ってみる計画を立てた。
県道15号をしばらく走ると名松線と合流。
伊勢大井駅。 ここは列車が走っている区間。 なんともシンプルな棒線駅。
ほどなく家城駅へ。 駅前は以前来た時と変わらず。 ここから先が不通区間。
不通区間は線路の上は草が生え放題、レールは錆び放題、悲惨な状態に。
踏切もそのまま。 私は反射的に一旦停止するけど、列車は来ないw
地元の車は当然のごとく普通に走って行くが、道交法上はどうなんでしょ?
道は川沿いを進む。
列車の走らない鉄橋。
R368に合流、伊勢奥津駅へ。 ホーム側から撮影。
代行バスの時刻表。
駅構内は荒れ放題。 収支が超赤字路線なのだが、復活することを祈る。
R368を西進、長い上り坂が連続する道。
私のYBRは勾配6%位で5速では失速し、4速走行を強いられる。
4速ではスロットルに追従してくれ、ほぼ1000rpm当り10km/h換算なので、メーター読みがラク。
平坦路では6速が欲しいくらいなんですが。
R369から県道81号を北上、香落渓へ。 マッターホルンみたいな鎧岳。
青蓮寺湖畔を抜ける。 ここは人工ダム湖。
名張市でR165を跨いで、県道80号の峠道を北上、R25名阪国道をくぐってさらに県道4号の峠道を、柳生からR369へまた合流して峠道ばかりのルートで奈良市街へ。 京都まで北上、帰宅。
2日間の走行距離532.3km。 余裕で無給油帰還w
いつもの条件で給油量9.73L。 燃費54.7km/L。 峠道ばかりのスロットルワークが多かった今回でも、好燃費。
計算上、航続距離700kmも夢ではない。
今回は一泊セミロングツーリングであり、デジイチは携行せず、NIKON P80とL26をタンクバッグに収納。
撮影はすべてP80。 ブログ用に画質は壁紙サイズに落としています。
P80は問題なかったので、次回ツーリング時にデジイチ搭載を考えてます。