台風21号の影響で、市内から北部へ走るR162やR367の主要国道は中途で通行止めが続いている。
なので、R9-亀岡からF6を南下しようとしたが、台風21号の土砂崩れでやはり通行止め。
仕方なく、R372経由でR477を南下。 F106-F732で逢坂峠へ向かうが・・。
通行止めにはなっていないが、杉の枯葉が道路一面に山積。 ちょっとでもバンクしてブレーキングしようものなら、即転倒する。
峠の下りはヘアピンが連続。 超低速走行で通過。 対向車や後続車が来なかったのは幸いであった。
F54-R173に出る。
R173もここ以北、天王峠で土砂崩れのため通行止め。 情報収集不足であった。 南下して能勢の道の駅。
戻ってきたら、珍妙なバイクが隣に駐車。 オートバイともスクーターとも判別がつかない。
左側にブレーキペダル。 左右のマフラーの中心部から、ボデーにステーが伸びている。 巧妙な振動対策のようだ。
赤色に塗られた藤製の籠(リアBOX)がこれまた秀逸である。 黄色の英国仕様ナンバープレートも似合っている。
右側にシフトペダルとキックスターター。 スイングアームに付いたタンデムステップが顔を覗かせている。
リアにメーカーのエンブレムらしきものが。 「ARIEL」 「Leader」の文字。
帰宅後に検索したら、英国のオートバイメーカー「ARIEL」社が1902年(明治35年!)から1967年(昭和42年)まで存在。
「Leader」は1959年(昭和34年)から製造。 おっさんと同世代である。 2ストローク2気筒250ccエンジン。
16bhp(英馬力)・最高速109km/h・乾燥重量150kg・4速ミッション・カバーに隠れて見えないが、フロントサスは油圧トレーリングリンク式。
英馬力(HP)と仏馬力(PS)は大差はない。 1 仏馬力(PS)=約 0.986 英馬力(HP)。
右画像はwikipediaから引用。 おっさんが遠くで休憩してる間にオーナー氏が出発していったが、
2ストロークとは思えないマイルドなエンジン音。 4サイクルと言われても通じるくらい。 大事に乗っておられるのであろう。
この年代だと、エンジンの潤滑は混合ガソリンだろうか。
R173を南下、川西市街からR477を北上、豊能町に入る。
住宅街を走行中、能勢電鉄の「光風台駅」標識があったのでふと寄ってみる。
大規模な丘陵地に広がる住宅街から見下ろす谷間に駅がある。 R477も付近は切通しになっている。
駅の前後はトンネルに挟まれている。 駅に通じる車道は急勾配で、法面には長大な階段がいくつもある。
徒歩のお年寄りには厳しい駅である。
上画像の『高山右近「福者」認定』の横断幕。 これも帰宅後のネット検索だが、現豊能町出身の戦国時代から江戸時代初期の武将であり、キリシタン大名。
秀吉のバテレン追放令と家康によるキリシタン国外追放令で加賀藩からフィリピンに逃れたが、間もなく死去。 1553年生-1615年没。
つい最近の2017年2月に没後400年を経って、カトリック・ローマ教皇庁により大阪城ホールで列福されたそうだ。
あとはR477をちんたら北上、 F73-R9で帰宅。 走行約120km。
国道も府道も台風21号の暴風雨で、山沿いの道は枯葉の山積やら落石やらが至る所にあり、緊張しまくりであった。
最近よく走る和束町周辺やR477花背峠・百井峠・F38佐々里峠も通行止めが続いている。 しばらくは自重した方が良さそうだ。