本日は冬至。 最も日照時間が短い日である。
以前の記事にも書いたかも知れないが、日の出が一番遅く、日の入りが一番早い日ではない。
1) 地球の公転軌道が完全な円軌道ではなく微妙な楕円なので、地球側から見たら季節によって太陽の動く速度が違う。
太陽-地球間の平均距離は約1億4960万kmだが、1億1471万kmから1億1521万kmまで変化する。 北半球では冬のほうが太陽は近い。
2) 地球の自転軸が公転面に対して傾いているので、緯度によって太陽の見え方が微妙に違う。 (季節の変化の原因でもある。)
以上2つの要因を合成した時刻の差を均時差といって、日時計で測った時刻の補正にも使われる。
なので、日の出が最も遅いのは来年1月上旬、日の入りが最も早いのは12月上旬で、冬至から約半月ずれることになる。
ところで、冬至の頃は北緯66°33′以北は極夜(太陽が昇らない)、南緯66°33′以南は白夜(太陽が沈まない)となる。 夏至の頃は逆。
で、昔のヒット曲、加藤登紀子の「知床旅情」の歌詞におっさんは文句がある。
はまなすの咲く頃は夏なので、問題なし。
しかし、知床半島からクナシリ(国後)島付近は北緯43-44度で、北極圏からほど遠い。 なので、白夜は起こり得ないぞ。
さらに、「白夜」では太陽は沈まないので、「白夜は明ける」という記述はありえない。 責任者出て来い! (人生幸朗師匠)
突っ込みところ満載である。
おっさんは月曜の朝から腰痛が勃発。 会社を2日休んでしまった。 腰を暖めて養生することにする。