あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな
小倉百人一首五十六番 和泉式部の歌。
木津川市の地図を見てて、墓をふと見つけたので行ってみることに。
朝9:00出発、気温2.4℃。 F3宇治川ライン-R307-F70--木津川市役所の近く、JR片町線(学研都市線)沿いに墓があった。
地図を見ても、実際に見ても寺号は見当たらない。 無名寺かつ無人寺である。
門の左に二階建ての庫裏?らしき建物があるが、中は荒れたまま放置されている。
右側には慰霊碑。 「関東但馬丹後 大震火災死者 大菩提」と刻まれている。 説明書き等は何もない。
おそらく、大正12年の関東大震災、大正14年の北但馬地震、昭和2年の北丹後地震と立て続けに起きた震災であろうと推察する。
堂宇の裏手に和泉式部の墓。
管理人はいないようだが、境内はきれいに保たれている。
供花もあるので、町内のボランティアとか、お参りに来る人はいるようだ。
説明板に記されてあるように、和泉式部の墓と称されているものは当地のほか、京都市・亀岡市・兵庫県伊丹市・山口県等々、
全国にたくさんあるようで、いずれも根拠に乏しく、伝承や推論の域を出ないらしい。
11:00頃だが、予報よりかなり早く小雨が降ってきたので先を急ぐ。 F47をいつもの加茂町・岩船寺へ。
到着したら、雨は雪になった。 気温はおそらく0℃くらいであろうか、しかし体感温度は氷点下。
手指先の感覚が鈍い。 冬用ブーツ内の足指先にはカイロを貼ってきたのだが、ほとんど効かない。 たかだか標高250mほどだが、山を侮ってはいけない。
お店は2月末までお休みだが、無人販売所は無休でやっている。 販売所の商品のメンテナンスだけでもご苦労様なことである。
敬意を表して!? たくあん漬け(柿の皮入り)と紅心大根の漬物をGET。
赤色がきれい。 @100円也。
拝観料¥400を払う気はないので、門前から三重塔を撮影。 雪の寺の雰囲気は伝わるだろう?と思うが。
路面の積雪・凍結が心配なので、早々に出発。 下界は時折り強くなる雨模様。 F47-R24BP-R1で14:00頃に帰宅。
本日の走行約100km。 ひたすら寒さに耐える走行だったが、YBR号は快調であった。