社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
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遅ればせながら、蔵のまち・小江戸川越へ行ってきました

2018-10-03 18:37:39 | まち歩き(関東(東京以外))

2018年9月29日土曜日、雨。

北坂戸駅周辺の現地視察の帰り、蔵のまち・小江戸川越へ。

川越はこれまでなかなか来る機会がなかったのですが、

坂戸の調査が早めに終わったので寄ってみました。

東上線の「川越市駅」で降り、西武新宿線の「本川越駅」を抜けて、

駅前の通りを北に400mぐらい進んだところで、蔵の街並みが見えてきました。

この日は、台風の影響で朝から雨が降っていたので

観光客は少ないだろうと思って来たのですが、老若男女、外国人、たくさんの観光客がいました。

進めば進むほど人が湧いてくる感じです。

でも、蔵の街並みは立派でした。そして数も多い。

新しい建物も蔵の街並みと調和しています。

 

なぜ、こんなに川越が反映したのかと思ってしまいますが、

これはブラタモリでやっていましたが、舟運によるものが大きいようです。

江戸時代、舟運は街を大きく反映させています。

川越は新河岸川の舟運が整備され、

また藩主の参勤交代の為に川越と江戸を結ぶ街道も整備されたことによって、

物資の輸送が便利になり、川越周辺の物資が続々と集まるようになってきた、とのことです。

最近の観光客は約700万人、単純に計算すると1日あたり2万人になります。

これはすごい数字です。

■最近の観光客数の推移 20年で倍です
 平成10年:約350万人
 平成15年:約400万人
 平成20年:約600万人
 平成25年:約630万人
 平成28年:約700万人 

■外国人観光客数
 平成20年:約3.9万人
 平成25年:約4.5万人
 平成28年:約17.1万人

ただ、歴史的街並みのまちは、

テナントがどこでも同じような構成になってしまうのがちょっと残念なところ。

 

▼西武新宿線の本川越駅

▼オレンジ色の区域が蔵の街並みのある地区

▼蔵の街並みに入る手前です。このへんから雰囲気が変わってきました。

▼川越熊野神社境内

▼蓮馨寺とその境内

▼最初、だんごが読めませんでした

▼蔵の街並みに入る手前の洋品店のマネキン。なぜかとても気になりました。川越蔵子さん。

▼仲町交差点

▼辻広場がきちんと残されています。

▼このあたりからだんだん観光客が多くなってきました。

事故が起きる前に、車を何とかしたほうがいいですね。

▼自販機も町並みに合わせています?

▼新しい建物も街並みとの調和が図られている

▼路地を入るとレトロ感のあるスナック。

▼名画座「スカラ座」。こういう映画館は大事にしないと。

▼大きなお屋敷が素敵なレストランにリノベーションされていました。

▼川越のランドマーク「時の鐘」の通りです

▼「STARBUCKS」

▼裏側の道も建築協定等のルールがあると思われます。

▼立派な建物です(歯医者さん)。こういう洋館が結構あります。

お医者さんの家が多いです。

▼格子もルールの一つかもしれません。

▼川越の老舗「亀屋栄泉」(菓子)の本店。

▼良い庭がありそうだ。入ってみればよかった。

▼ここから、大正ロマン通り

▼埼玉はうなぎ屋さんが多い気がする。浦和も多いし。

▼昔の看板の文字は本当にいい味が出ている。

ざっ~~と、急ぎ足で回ってみました。

どこにも寄ってませんがなんとなく雰囲気はつかめました。

まちの記憶がキチンと残っているいいまちです。

それにしても、これだけの蔵がよく残ったものです。

物資や人の輸送・移動手段が舟運から鉄道に変わって、

駅から離れていたことが幸いし、開発から取り残され、

一方で、ここに住んでいる方々が、その良さをわかって

大変な中でもプライドを持って残してきたことが

街の再生につながった、というところなのでしょうか。

そんな単純なことではないでしょうが・・・・。

ところで、川越は戦災にあわなかった??

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