社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
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内神田1丁目界隈は思っていた以上にマンションが多い

2024-09-02 16:58:51 | 内神田1丁目界隈

2024年5月25日に事務所を内神田1丁目(代々木上原から)に移転して今週で3か月になる。

事務所のある内神田1丁目とその周辺の神田美土代町、神田錦町1丁目・2丁目界隈は結構歩いた。

日々新たな発見はあるが、『へぇ~』と思ったのは新しいマンションが多いことだ。

こんな感じのマンションがあちこちに建っている。

千代田区は平成7年には人口が約3.4万人まで減少したが、その後増加に転じ、令和6年8月1日の住民基本台帳人口は69,029人である。

人口3万人台当時の千代田区住宅マスタープランンの目標人口は確か5万人だった。それがもうすぐ7万人に達するのだから驚きである。

付置義務住宅制度を設けるなどして、人口回復に躍起になっていたことを思うと信じられない話である。

そんなわけで、よく歩く内神田1丁目、神田美土代町、神田錦町1・2丁目(以下「内神田1丁目周辺地区」とする )の人口・世帯数等について調べてみた。

人口・世帯数の推移を見ると、平成25年から令和5年までの10年間で人口は1.86倍、世帯数は1.98倍となっている。

千代田区の人口が底だった平成7年の内神田1丁目周辺地区の人口を調べてみたが1086人であり、平成25年とあまり変わらない。

世帯数は444世帯でさすがに少ない。

世帯人員について見ると、千代田区の一人世帯比率が57% に対し、内神田1丁目周辺地区は65.7%と10ポイント近く高くなっている。ちなみに、令和2年の国勢調査によると、東京23区に住む世帯のうち、53.5%が一人世帯であり、中でも新宿区が最も一人世帯比率が高く67.8%である。

内神田1丁目周辺地区は下のグラフが示すとおり、一人世帯と二人世帯で9割近くを占める。

そうすると、このへんに建っているマンションの床面積は10~15坪程度か。

次に年齢別人口を見てみると、千代田区と比較し、25歳~39歳の比率がかなり高い。

そこそこの給与所得のある20・30代の若者単身・夫婦が住環境よりも職住近接という利便性を選んで住んでいるのだろう。

内神田1丁目周辺地区に住む人の職業の特徴を千代田区との比較で見ると、「学術研究、専門・技術サービス業」、「情報通信業」、「金融業・保険業」の比率が高い。

資料:令和2年国勢調査、住民基本台帳

以上、内神田1丁目周辺地区の居住者像についてちょっとだけ分析してみました。

コメント
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