社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

人口減少社会

2007-05-30 23:32:51 | 気ままに
 今日(5月30日)の朝日新聞に、国立社会保障・人口問題研究所が都道府県別将来推計人口を発表したとの記事が掲載されていた。

 この記事によると、現在から約30年後の2035年において、現在より人口が増加しているのは東京都と沖縄県のみであり、秋田県においては約3割強も人口が減少するとのことです。3割強の人口減少を仮に東京都に当てはめてみると、30年間で多摩地域の住民が全ていなくなるという相当大変な事態です。

 識者の中には、人口減少に対し楽観的な見解を示す人もいますが、例えば、最低限の生活を送るための生活インフラを維持することだけを考えても、相当大変なように思われます。

 このままでは、近い将来、昔話のように「おばあさんは川へ洗濯に」という時がくるかもしれませんね・・・

(Y.S)
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長野松本続編2

2007-05-30 19:24:30 | まち歩き(中部・北陸)

松本に向かいましたが、長野でいくつか紹介するのを忘れました。

「ぱてぃお大門」と「善光寺参道の郵便局、瓦屋根のマンション、郵便局」

ぱてぃお大門も善光寺参道に面してある。
古い白壁の蔵群を中庭回遊式の商業空間に再生させたもので、とても居心地のいい空間です。
細部にまで目が行き届いており、造り方がうまい。

あと、参道沿いに建つ低層部に瓦屋根を使ったマンション。
どっしりとした感じで、街並みに調和しているというよりも、街並みに重厚感を与えているというか、格式を与えているというか(ボキャブラリーがないな~)。

とにかく、
善光寺参道は機会があったら是非行ってみてください。
お薦めです。









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長野・松本続編

2007-05-28 18:49:47 | まち歩き(中部・北陸)

本来の目的であるToigoパーキングともんぜん駐車場の視察に。

Toigoパーキングは再開発において整備された駐車場で、景観やまちの賑わいに配慮された駐車場となっている。
また、レディスフロアも設けられ、駐車スペースの幅が広く、明るく、防犯面にも配慮されている。
そのほか、この駐車場を利用すると街なかを走る循環バスの無料チケットをもらえたり、チケットを5枚?集めるとトイレットペーパーと交換できるなど、いろいろなサービスがついている。

もんぜん駐車場は参道に面し、参道の街並みと調和したデザインとなっている。
ファサードの壁面はまちかど博物館としてショーウィンドウが設けられている。ショーウインドウには消防関係の資料や古いカメラが美しく陳列されていた。
(写真はもんぜん駐車場の外壁、この裏側は2層のただの認定駐車場)

紹介した2つの駐車場のように、街なかに整備される最近の駐車場は単なる量の確保だけを目的につくられる無機質な「ハコ」ではなく、街なかの魅力アップに貢献する駐車場づくり、利用者にやさしい駐車場づくりに転換してきているようだ。

駐車場の視察、参道周辺のまち探検、善光寺参りを終え、長野駅に戻ると12時45分。
駅で時刻案内を見ると篠ノ井線で松本行きが12時50分。
切符をかって、電車に飛び乗る。
次の訪問地、松本へ。所要時間50分。

篠ノ井線の長野-松本間は山の中腹を走るため、山あいの緑に包まれながら、集落や市街地が眼下に眺められ、なかなかの車窓風景である。

次回に続く

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新丸ビル

2007-05-26 23:33:09 | 建築
打ち合わせの合間に、4/27にオープンした新丸ビルを訪れてみた。



東京駅を出ると、一見工事中を思わせるかのようなファサードが眼に飛び込んでくる。
低層部のファサードは丸ビルとは趣の異なったデザインで、シンメトリーなイメージを勝手に想像していた僕にとっては、ちょっと予想外の展開で期待もふくらむ。

建物に入ってみると、こちらも丸ビルとは異なり、ヨーロッパの歴史的な建物を感じさせるような内装だった。天井のアーチと天井から吊られたいくつもの照明が印象的。



僕の目には警備員の多さが目について仕方なかったが、平日の昼間にもかかわらず、母と娘の取り合わせ、そしてサラリーマンなどの客でにぎわっていた。
夜や休日に来たら、とんでもないんだろうなぁ。
エスカレーターでB1へ下りると、どちらかというと和のテイストを感じさせるシーリングライトが並び、こちらの空間も落ち着いた感じ。

その後、地下通路を通って丸ビルへ抜け、少し、仲通りを歩いてみる。
この日は夏を思わせるかのような暑さだったけど、ビルで日差しが遮られ、その谷間を心地よい風が抜けて、すごく心地よかった。
丸ビルより2街区有楽町側に工事中の仮囲いが見えてきた。
ここには丸の内初の赤煉瓦オフィスビル三菱一号館が復元される予定とのこと。
仮囲いの緑がうれしい。



毎年のように新しいビルが完成し、変わり続けてきた丸の内。
三菱一号館の復元や今年から始まる東京駅のドーム屋根への復元工事などなど、まだまだ目が離せない。
(丸の内の街づくりは再開発計画推進協議会のホームページとMarunouti.comで詳しく紹介されている。)

今回、丸の内ハウスに行くのをすっかり忘れてしまったことが心残り。
少し熱が冷めた頃に行ってみよう。
(oba)
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長野・松本に行く

2007-05-26 10:58:43 | まち歩き(中部・北陸)

今週の木曜日、駐車場の事例調査で長野・松本に出かけてきた。
長野市を訪ねるのははじめて。

東京発8:40の新幹線で10:20に長野到着。
新幹線を降りると目の前に立ち食いそば屋があり、急にそばが食べたくなった。
かけそばを一杯。
旅先のホームで立ち食いそばを食べるのが結構好きで、つい食べてしまう。
ホームで食べるそばをうまく感じてしまうのだ。
善光寺といえば「七色唐辛子」と思い、ちょっと入れすぎてしまった。
残念!!

駅前の交番でレンタサイクルの場所を聞いて自転車やさんに。
600円也。

一路、善光寺参道へ。
善光寺の参道は、歴史を感じさせる建造物が今も利活用され、新たに建てられた建物も街並みに調和したデザインになっているなど、とても魅力的な通りだった。
建物だけではなく、街路空間や店先に緑が多くうるおいがある。
植栽の趣味もいい。
街並みを見ると、その土地の文化度がわかるような気がする。
長野はやはり教育県といわれるだけあって、文化度が高いのだ。
と勝手に思う。

明日に続く。

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上原を楽しむ会

2007-05-25 22:31:22 | 代々木上原情報
我社の恒例行事(になるはず)の「上原を楽しむ会」が開催された。

今回は、幹事のはからいにより、みんなモチベーションあげてはたらこう!ということから、「とんかつ 武信分店」。
うまかった(^Q^)。

特にホタテの揚げ物はうまかった。
ホタテの香りがころもの中に閉じこめられており、かじった瞬間ホタテの香りところもの香ばしさが口の中に広がった。

ホタテの香りとりところもの香ばしさの調和が、僕の味覚と嗅覚を天に連れて行ってくれる。
これぞ完全調和“パーフェクトハーモニー”だ。


会社が盛り上がっていくためには、“パーフェクトハーモニー”が必要である。
個々の個性を発揮しつつ、みんなが同じ目標に向かって進んでいく。
まさにパーフェクトハーモニーである。



とんかつ 武信分店
http://tkshin.exblog.jp/

なかじ


~お知らせ~
川崎で世界一が決まる。
-第3回アメリカンフットボールワールドカップ2007川崎大会-
2007年7月7日開幕/会場:等々力陸上競技場・川崎球場
http://wc2007.info/

みんなで応援に行きましょう!






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あつい

2007-05-24 21:00:15 | 気ままに
本日も暑かったですね。

最近いろいろなところで言われていますが、東京の夏が暑いのは汐留や天王洲などのビル群が妨げになり、陸地で暖められた空気を海に流せないかららしい。

先日、練馬区役所の展望階から東京湾方面をみたのですが、確かに高層ビルで“壁”になっていました。
これでは空気の入れ換えができないかもと実感。

今年も暑い夏がやってきますね。
暑さに負けないようにがんばりましょう。


~お知らせ~
川崎で世界一が決まる。
-第3回アメリカンフットボールワールドカップ2007川崎大会-
2007年7月7日開幕/会場:等々力陸上競技場・川崎球場
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行政コストと中心市街地の再生

2007-05-22 22:19:25 | 制度・しくみ
5月7日の日本経済新聞に『市民1人当たりの行政コスト、最大3.5倍の差』という記事が掲載されています。日本経済新聞社が、全国306市を対象に調査したところ、市民1人当たりのコストが最も高いのは兵庫県養父市の約70万円/年、最も低いのは千葉県流山市の約20万円/年で、その差は約3.5倍とのことである。

同記事を読むと、このような差の原因は、自治体の経営センスを除けば、少子高齢化と人口密度にあるようだ。つまり、福祉的なコストの増加と人口減少、そして、住民が点在しているための公共サービスの効率が低いということ。

そして、記事の最後には「市の中心部にヒトを集めることで行政効率化をめざす動きも活発になりそうだ。」とある。

なるほど。つまり、中心市街地の再生や街なか居住の推進などが行政コスト削減の上からも重要ということですね。

中心市街地再生の論拠として、コンパクトシティの考え方が挙げられるが、この記事を読んで、あらためてその難しさを感じてしまいました。

中心市街地の集積を高め、コンパクトシティ化を進めることももちろん簡単ではないけれど、一番の問題は郊外をどうするかにあるのではないでしょうか?

つまり、広く分散して人々が住んでいるため行政効率が低い状況を、市の中心部にヒトを集めることで行政効率化をめざすのであれば、分散して住んでいる人たちに中心部に移り住んでもらうことが必要になる。一般に、郊外部ほど高齢化が進んでいる場合が多いことも考えれば、それは難しい。

いずれにしても、今後のまちづくりには、コストの視点と都市経営のセンスが求められると、そして、現実を踏まえてどのようにして目標に近づいていくかという戦略が重要ということでしょう。

そして、このような戦略を描くことができるかどうかが、コンサルタントに求められているのであります。

精進せねば‥‥

(H.S)
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パワービルダーとは

2007-05-21 16:46:00 | 気ままに
今日、雑誌「建築とまちづくり」の記事ではじめて、パワービルダーの定義を知った。

以下抜粋。

首都圏の住宅業界では「土地付一戸建てを超低価格で販売している業者」という程度の了解で使われているらしい。
「パワービルダー」は総称で、具体的には城南建設・東栄住宅・アーネストワン・飯田産業・一建設などの企業を指す。

とのこと。

ちなみに、この内容は「パワービルダー研究」という本の紹介記事に書かれていました。
(m-west)
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