新聞広告記事に出ていた認定NPO法人「全国こども食堂支援センター むすびえ」理事長の湯浅誠さんのお話を紹介します。
わたしは、この記事を読むまで恥ずかしい話ですが、こども食堂は単純にいろいろな事情を抱える子供たちに食事を提供する場所だと思っていました。もちろん、食事を提供する中でそこから派生していくものはあるでしょうが・・・・・。
子ども食堂という場・活動を通して、地域社会において人と人とのつながり、相互扶助のような関係性を再構築しようとしているんですね~~。
ある意味、子ども食堂はサードプレイスなわけだ。
以下こども食堂の役割について語った湯浅さんのお話。
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貧困には経済的貧困と関係性貧困があります。
経済的貧困の解決は政府ではないので正直できませんが、お金以上に人にダメージを与える関係性やつながりの貧困については民間の方が得意です。
子ども食堂は貧困の子供だけを対象としているのではなく、0~100歳までの方が来ることができる「地域の多世代交流拠点」、約8割の施設がお年寄りや保護者を受け入れています。
その良さを生かしながら、経済的に大変な子や家庭に関わっていくのが基本的なスタンスで、誰でも気軽に行ける場所であることが重要。
私たちは各地でこども食堂が運営しやすくなるよう、地域のネットワーク団体を支援しつつ、企業や団体と協働して、物資やプログラムなどを届けいています。