■9月16日(金)
この日は数年ぶりに大井町を訪れた。
仕事も無事終了し、軽く一杯ということになり、京浜東北線沿いの飲み屋街を歩いた。
この飲み屋街を訪れたのは初めて。
新宿のゴールデン街や新宿西口のしょんべん横丁のように
狭い路地に間口の狭い、魅力的なお店が軒を連ねている。
東京でも「ベスト5」に入るような、怪しさ、古さ、活気のある飲み屋街である。
仕事でご一緒したF井さんが案内役。
昼間、肉屋で夜立ち飲み屋というおもしろいお店があるということで、そこをめざす。
確かに、おもしろそうなお店だった。
その前に、坂の話になり、「仙台坂」とカタカナ名の「〇〇坂」が同じものかどうかを
確かめに行くこととに。
坂は確かにカタカナ名であった。その名は「ゼームス坂」。
しかし、僕の記憶にある坂(仙台坂)ではなかった。
もう一度、来た道を戻り、1本隣の道を歩いていくと(かなり歩いてしまった)
仙台味噌屋がある「仙台坂」があった。
ゼームス坂と仙台坂は同じ坂ではないか、ということで盛り上がったが違った。
隣であった。この時、急に記憶が甦ってきた。
ゼームス坂には、確か、『智恵子抄』で有名な高村光太郎の妻、智恵子さんが
入院していたゼームス病院があったことを。
この病院で知恵子さんは息を引き取ったのである。
詳しくは
http://www.tokyo-kurenaidan.com/takamura1.htm
坂を確認し、本来の目的地である立ち飲み屋に行くと、な・なんとシャッターが下りていた。
こういうお店は店じまいが早い。みんなでガックリ!!
でも、大井町に来る楽しみができた。