社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

2020/05/26の北阿佐ヶ谷「Aさんの庭」(トトロの住む家)

2020-05-26 15:15:58 | 公園

2020年5月26日、火曜日、晴れ。

朝、自転車通勤の途中、寄り道をして北阿佐ヶ谷の「Aさんの庭」を見に行った。

Aさんの庭をはじめて訪れたのは、2007年9月13日。

その頃は「トトロの住む家」と呼ばれていた。

(宮崎駿さんがトトロが喜んで住みそうな家と紹介したことから、「トトロの家」と呼ばれるようになった。)

2007年当時、持ち主の転居により、トトロの家の存続が危うくなったことから

保存のために、住民による署名運動が進められていた。

結果、杉並区が保存に動き、現状のまま公園に残すことが決定し、

住民参加で公園づくりの計画を進めていたところ、

2009年12月、信じられないことに、不審火で建物が全焼してしまった(庭は無事だった)。

そこで、宮崎駿さんが昔の建物をモチーフにした公園の計画を提案。

この計画では「かつての住宅の雰囲気を風景として継承すること」が提案され、区立公園「Aさんの庭」となった。

 

はじめて訪れてから、もう13年も過ぎてしまった。

当時の庭は、多様な植物がとても自然な感じで植えられ、庭と住まいが一体化した、とても落ち着く、居心地のいい、それはそれは素敵な空間だった。

そして、その空間・景色を生垣越しに、みんなが楽しめた。

なかなかこんな家と庭はない。

今は公園となり、若干作りすぎた感はあるが、それでも、ボランティアの努力により

素敵な庭が維持されている。

お近くの方は、一度、是非訪れてみてください。

■2007-09-15のブログで当時の建物や庭の写真が見られます。

 阿佐ヶ谷「トトロの家」

 https://blog.goo.ne.jp/shaku-ken/e/b6ab138c0b201f05c6d4048ed19798c6

 

▼昔の住宅をモチーフにデザインされた建物。トイレと防災倉庫になっている。

▼下が庭の写真です。

▼公園はボランティアによって管理されている

 

■2008-12-11のブログ

 阿佐ヶ谷「トトロの家」 杉並区景観重要建造物第1号に

 https://blog.goo.ne.jp/shaku-ken/e/68f066db66eccef4e40f848239404be0

 【全焼してしまった建物の所有者・近藤健三郎さんについて】

 ・1897(明治30)年高知県安芸町で生まれる。

 ・1921年、東京帝国大学工学部土木工学科卒業。東京市道路局に入り。当時著名な道路技師だったようです。

 ・また、この土地を本社とする民間の高速道路会社があったようです。

  高速車道株式会社 杉並区阿佐ヶ谷五丁目75番地 発起人総代 近藤 謙三郎 

  満州より帰国してきた近藤謙三郎は東京高速道路の計画を熱心に提唱し、昭和26年に運輸・建設両省に対して高速自動車道の免許申請を行った。
  (中略)

  この出願は当局から公共性の高い企画であると認識されつつも、資本の態勢に欠けていると考えられ、結局のところ許可はおりなかった。

  (「首都高速道路以前の構想をめぐって」新谷洋二著に詳細が書かれているようです。)

■2010-09-08のブログ

 Aさんの庭(阿佐ヶ谷北「トトロの家」)

 https://blog.goo.ne.jp/shaku-ken/e/36e5c797a9cab5276b143599deb95244

 

▼阿佐ヶ谷の住宅地なのに「Aさんの庭」の近くにはこんな鬱蒼とした森のような屋敷林があった。

 ※怖がりの僕には、夜、怖くて絶対通れない。

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上原銀座商店街 太田豆腐店のトコロテンはいかがですか。

2020-05-20 15:25:36 | 代々木上原情報

スティホームに、上原銀座商店街・太田豆腐店の「ところてん」はいかがでしょうか。

いまどき、こんな昔ながらの「トコロテン」が食べられるお店はないですよ!!

おじさんの左手の四角い木の筒?に四角いトコロテンを入れて、

右手の棒で押すと、細いトコロテンが出てきます。

 

ちなみに、最近のお気に入りランチは、太田豆腐店の「おいなりさん」です。

名物の豆乳を飲みながら、おいなりさんを頬張ります。

この豆乳がまたうまいんです😋

 ▼写真は太田豆腐店のご主人です。この写真は2014年5月に撮影したものですが・・・・。

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名護市庁舎は建物もいいが、設計競技の趣旨もすばらしい!!

2020-05-16 10:37:54 | 建築

私の大好きな建物のひとつ、いや一番好きな建物である、

象設計集団が設計した「名護市庁舎」のコンペの趣旨を偶然ネットで見つけました。

(かくれんぼ建築設計室のblog。かくれんぼ建築設計室の方、ありがとうございます)

これが、とても素晴らしいので、みなさんにも紹介します。

そして、象設計集団がこの趣旨に見事に応えている。

【目的と意義】

本競技の目的は、次のとおりである。

すなわち、沖縄の地域特性を体現し、かつ要求される諸機能を果たすことが出来るとともに、

市のシンボルとして良く市民に愛される市庁舎を建設するための基礎となる案、および敷地全体計画のすぐれた構想案を求めることにある。

また、本競技を公開にすることの意義は、「沖縄における建築とは何か」、「市庁舎はどうあるべきか」という問いかけに対して、

それを形として表現し、実体化しうる建築家とその案を広く求めることにある。

従って、すでに十分な実績を残している建築家はもとより、これから頭角を現すであろう気鋭の建築家で、

地域の建築について志を同じくする方々の積極的な提案を期待するものである。

【沖縄の地域特性と市庁舎建築】

沖縄は亜熱帯に属し、多くの島々と周辺海域によって成り立ち、日本でも特異な自然環境に置かれている地域である。

古来、人々はこの自然に生き、人と自然、人と人との長い関わりの中から独特の風土が形成され、

地域の個性的な感性と建築様式が生まれてきた。

しかし、現在の沖縄の建築は、このような歴史過程の結果として存在しているだろうか。

建築の型、合理性、美しさは受け継がれているだろうか。

ことは建築のみに尽きるのではない。

機械技術の革新を背景とした近年の産業主義は、速やかな伝達手段を媒介として、著しい社会変容をもたらし、

風土はすでに収奪の対象となるかあるいは歴史遺産として保護されるべきものとなった。

地域文化が破壊していくのも、理由のないことではない。

このような状況にあって、主催者が市庁舎を建設するにあたってまず求めることは、

沖縄の特異な自然条件とその風土を再考し、その上に立って沖縄を表現しうる建築家の構想力である。

市庁舎の建築にあたって、風土が問題にされる背景には、地域が自らの文化を見すえ、

それを中央文化との関係のなかで明確に位置づけてこなかったという問題があろう。

地域が中央に対決する視点を欠き、行政が国の末端機構としてのみ機能するような状況にあっては、

地域はその自立と自治を喪失し、文化もまた中央との格差のみで価値判断がなされることになるだろう。

しかし、地域に生きる市民は、すでにこのようなあり方に訣別を告げるべきだと考えている。

従って、主催者の期待している新しい市庁舎は、地域の人々が自ら確認し、

かつ自らを主張していくための活動の拠点となり、地域の自立と自治を支える拠点としての庁舎である。

主催者は、今回の競技において、沖縄の風土を確実に把え返し、地域の自治を建築のなかに表現し、

外にむかって「沖縄」を表明しうる建築をなしうる建築家とその案を求めるものである。

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代々木上原と阿佐ヶ谷のケヤキ並木&涸沼のシジミ汁

2020-05-15 17:09:20 | 緑・植物

新コロナ対策として、最近は、自宅のある西武池袋線富士見台から代々木上原まで

毎日自転車通勤です。

もうずいぶん電車に乗っていない。

この時期は、通勤ルートにある中杉通りと井の頭通りのケヤキ並木を走り抜けるのがとても気持ちがいい。

 

話は変わりますが、昨日、実家から涸沼(僕のマザーレイク/茨城県にある汽水湖)のシジミが送られてきました。

早速、シジミ汁にして食べましたが、ほんと、美味しかった~!!

生き返りました~~!!

みなさん、シジミは涸沼産です。

小学生から中学生まで、夏はこのマザーレイク涸沼で泳いでました。

そして、泳いだ帰りに味噌汁用にシジミをとって帰ります。

シジミは大きなのだと足の親指ぐらいあります。

東京育ちのうちの奥さんは、あまり大きいので驚いていました。

▼井の頭通りのケヤキ並木

▼阿佐ヶ谷のケヤキ並木

▼涸沼のシジミ汁。最高です。

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東京ささエール住宅 登録協力に5万円がもらえます

2020-05-13 18:12:12 | 賃貸住宅

賃貸住宅に関する情報です。

セーフティネット住宅に登録すると登録協力補助金がもらえます。

東京都は住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の登録制度「東京ささエール住宅」を創設しました。

登録協力補助と見守り機器設置費補助の二つがあります。

登録協力補助は、不動産事業者から貸主への働きかけによりセーフティネット住宅に登録された場合、

貸主及び事業者の両者に1戸あたり5万円がもらえます。

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代々木上原駅南交差点のローズマリー

2020-05-12 15:50:24 | 代々木上原情報

■2020年5月12日、火曜日、晴れ

昨年の11月に代々木上原駅南交差点の花壇(オリジン前)に植えた「ローズマリー」が元気に育っている。

「ラベンダー」は何本か枯れてしまったが、枯れずに残った小さなラベンダーが青紫のきれいな花を咲かせている。

これからの成長が楽しみだ。

成長して花壇全体がハーブガーデンになるといい。

それにしても、隣に咲くけしの花の繁殖力はすごいな~。

▼元気に成長しているローズマリー

▼小さなラベンダーが花を咲かせた。

▼去年咲いていたヒマワリの種が芽を出していた。

▼事務所の近くの柏葉アジサイ。どんどん大きくなっている。アジサイは強い。

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今、代々木上原の名店のお弁当が楽しめるよ~~

2020-05-01 15:47:55 | 代々木上原情報

新型コロナの影響で、飲食店が通常の営業ができないため、

代々木上原の有名店でも、ランチタイムにお弁当を始めました。

たぶん、期間限定だと思いますので、この機会を逃したら一生食べられないかもしれません。

ということで、

在勤、在住のみなさん、代々木上原の名店のお弁当をいろいろ楽しんではいかがでしょうか。

チョット高いですが、困っているお店を助けると思って、ここはフンパツしちゃいましょうかね~!!

▼モダンフレンチ「sio」

▼シェリー酒で有名な「Welfun・cafe」

▼ベトナム料理の「BUTTERFLY CA PHE」

▼本格的四川料理の「Yui Fei」

このほか、フレンチの「古賀」、「fireking cafe」でもやっています。

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