社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

最近気になった新聞記事

2024-05-01 17:46:11 | 気になった記事

知らないことはいっぱいあるもんだ

① 無駄コンクリ(日経新聞2024年4月17日)

工事現場に運ばれたものの、使われずに廃棄処分に回る生コンクリート(=無駄コン)の量は

東京内だけでも、年間で1棟当たり100戸のマンションが17棟建つ。

この無駄コンが発生するのは建設側が見込みの必要量より大めに発注するためで

この対策が長年遅れており、この無駄コンの処理が問題になっている。

② 湾岸部開発緑化率50%(日経新聞2024年4月20日)

東京都は4月から臨海部副都心など湾岸部の新規開発時に求める緑化率を40%から50%に引き上げた。

事業者などが開発に際して容積率などの規制緩和を受けられる「都市開発諸制度」を活用する開発が対象となる。同制度は都が定める「再開発等促進区を定める地区計画」「高度利用地区」「特定街区」「総合設計」の4つの制度を指す。

有明などの臨海副都心、豊洲地区、晴海地区のうち「再開発用促進区」に指定している1,000㎡以上の敷地での開発に対し、緑化率50%の達成を求める。

が、緑化は質の問題がある。

③ 次世代太陽電池(日経MJ 2024年2月2日)

こんな太陽電池もあるのかという記事。

次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」

ガラス建材一体型の太陽光パネルに仕立て、戸建て住宅2階のベランダの手すりのガラスパネルとして設置。
パナソニックではfujisawaサスティナブルスマートタウンのモデルハウスで約1年の実証実験を23年8月からスタートさせている。

ペロブスカイト太陽電池の特徴は、印刷や塗布により形成でき、薄くて軽い。
建材ガラスに直接、太陽電池をインクジェット塗布することができるようだ。

太陽光パネル「UE Power」

ENEOSでは窓ガラス用に透明な太陽光パネル(UE Power)の実証を進める。
JR東日本やYKKAPとの協力で高輪ゲートウェイ駅構内に23年に設置。

同パネルは有機化学物質を塗布して形成する太陽電池を2枚のガラスの間に入れる。

 

新たな太陽電池の仕組みはよく理解できないがどんどん進化しているようだ。

無駄コンはかなり問題な気がする。

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クールシェア

2023-08-18 14:18:25 | 気になった記事

今回も新聞記事です。最近、暑くて街に出られません。

紹介するのは2023年8月9日、水曜日の日経新聞。

『暑い夏 家から出て涼もう』と都が「クールシェア」呼びかけ

連日猛暑が続く中、熱中症対策と節電を同時に実現するため、「クールシェア」を呼びかけている。

で、「クールシェア」って??

公共施設や商業施設などに涼みどころを設け、猛暑の時間帯に都民に利用してもらうというもの。

これにより熱中症対策と節電を促す。

その背景には、政府が熱中症対策として各自治体に誰もが涼める場所の設置を促している。

そんなわけで、都内で涼みどころが増えているらしい。

広尾にある都立中央図書館では、エントランス部分にクールシェアを周知する幟を設置。

館内各所には冷房の効いた涼みどころとしてソファーが配置され、ゆっくりと涼むことができる。

都内にはこのようなクールシェアのできる都有施設が84箇所ありHPで紹介されている。

■東京都のクールシェア施設一覧

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/coolshare/index.files/coolshare_list_metro_20230816.pdf

そのほか、イトーヨーカドーなど商業施設の一部店舗でもクールシェアスポットが設けられている。

 

政府は2024年夏に施行する方針の改正気候変動適応法で、冷房の効いた図書館や商業施設を「クーリングシェルター」として住民らへの開放を施設管理者に義務付ける。

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年末年始、ちょっと気になった新聞記事

2023-01-06 15:03:19 | 気になった記事

みなさま

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年が皆様にとって、良い年になりますように!!

▼屋上から見た丹沢・富士山です

▼新宿副都心

▼副都心上空/飛行機雲がクロスして綺麗でした

▼渋谷駅周辺

以下、年末年始、個人的にちょっと気になった新聞記事を紹介します。

2022/12/27 日経

◎2022年千葉の銚子漁港 サンマの水揚げ、初のゼロ

→ゼロか~。獲れる場所が遠くなり、その上漁獲高も少ないので、燃料費が高騰した今、割があわないらしい。

2022/12/29 日経

◎東京から地方移住の支援金の引き上げ

支援金の引き上げにより子育て世帯の移住を促進する。
いままで子供一人当たり30万円だったものが100万円に増額される。
子供が二人の4人家族の受給額は最大300万円になる。

→こんなにもらえるのか。移住を考えている家族にとってはありがたい。

2023/1/1 日経

◎日本の家は寒すぎる。

世界保健機構の勧告「最低室温18度」9割が満たさず。
高血圧や循環器の病気は生活習慣病と広く知られているが、住環境による「生活環境病」としても捉える必要がある。と、東京工業大学海塩渉助教(建築環境工学)が国際高血圧学会の講演で訴えた。
室内の温度が低いと血圧は高くなることがわかったそうだ。

→自分は高血圧だが生活習慣病と考えていて、あまり室温との関係までは考えていなかった。これからは、朝、早めに暖房を入れることにしよう。そして、お風呂も暖房を入れてから入ろう。この機能付いているが全然使っていなかった。

◎欧州ガス高騰でヒートポンプ式給湯暖房機が急拡大

欧州の冬は寒いが、暖房を使いすぎると、暖房に使うガス代が高いため、家計に大きく影響する。そこでこんな状況を救う技術として、日本のメーカーが得意とするヒートポンプ式給湯暖房機が注目されている。

→この記事を書いた「わけしんやさん」、この原稿を書いていた時に届いた自宅のガス・電気代の請求がなんと約9万6千円(このうちガス代が7割)で仰天したらしい。これは確かに高い。

◎自治体アンテナショップ、初の減(よく読んだらたった3件の減)

閉店した・閉店する主な店舗
・群馬ちゃん家
・兵庫わくわく館
・美英町(びえいちょう/北海道)
・坂井市(福井県/23年春リニューアル)
1億円以上の売上があったアンテナショップは19年度37店舗であったが21年度は30店舗に減少。

→正直、銀座・日本橋等の一等地にアンテナショップをよく出せるな~、出すな~と思います。売上よりも利益が気になります。(笑)

2023/1/4 日経 

◎迷走5年、英国からの警告

外国を遠のける「攘夷」では豊かになれず。
英国の経済的な魅力はEU離脱で衰えた。

→大局的・長期的には市場の開放が正しいのだろうけど、これにより疲弊する産業・企業をどう支えるかが難しいわけで。

◎洋風家具メーカーのマルニ木工(広島市)が手掛ける「HIROSHIMA」シリーズの椅子が海外で注目を集めている

30ヵ国・地域に家具を輸出。
米アップル本社「アップルパーク」やシンガポールの高級ホテル「ラッフルズホテル」などで使われている。

→マルニ木工という家具メーカー、この新聞記事で初めて知りました。

2023/1/4 日経MJ

◎高級外資ホテルの地方への進出が広がっている。

富山市:ダブルツリー・バイ・ヒルトン
別府市:ANAインターコンチネンタル
ニセコ町:リッツ・カールトン・リザーブ
日光市:ザ・リッツ・カールトン
高松市:マンダリン・オリエンタル
鹿児島市:シェラトン

→富山、高松、鹿児島のホテルで展開されるサービスが気になる。

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清酒鑑評会でつくば市の「霧筑波」が主席に選ばれた 他

2021-08-03 17:59:58 | 気になった記事

■つくばの浦里酒造の「霧筑波」が吟醸酒部門主席に選ばれた

第102回南部杜氏自醸清酒鑑評会、吟醸酒部門で1877年創業の浦里酒造店(つくば市)の「霧筑波」が全国114工場が出品した吟醸酒256点の中で主席に選ばれた。

ふるさと茨城のお酒が評価されたのはとてもうれしい。この日本酒、どこで買えるのだろう?

 

■家畜飼育基準

オリンピックの選手村などで使う食材については家畜の飼育環境について具体的な規定が設けられている。

これが今回の大会では具体的な規定を設けた過去の大会に比べて基準が緩いことが問題になっている。

これは動物福祉の考え方に基づくもので、家畜を含めたすべての動物が精神的・肉体的に健康で幸福であるべきだという考え方。

1960年代に英国が家畜の劣悪な飼育管理を改善させるために基本原則を定めたのを契機に欧州で制度化された。

例えば、日本の鶏卵全体に占めるケージ飼育率は94%で、英国42%、ドイツ6%と比較するとかなり高い、というかほとんどが日本の場合ケージ飼育ということだ。

とにかく、日本は動物福祉への取り組みがだいぶ遅れている。

 

■日本のプラスチックのリサイクル率は25%

日本のプラスチックのリサイクル率は85%とされているが、内訳を見ると全体の60%はサーマルリサイクルでつまりごみ焼却炉で燃やし、その熱をエネルギーとして活用しているもので、他国ではリサイクル(再資源化)とは認められない。したがって、世界基準では25%しかリサイクルできていない。

レジ袋の有料化といっても廃プラ全体のわずか2%。

ちなみに、JETROのデータを見てみると、ユーロ圏でもフランスやフィンランド等日本と同じようにリサイクル率が低い国もあるが、多くの国が4割を超えている。

リサイクル率が進んでいないフランスだが、フランス政府は現在220万トン排出しているプラスチックの包装材や容器を40年までに全廃する政策目標を掲げている。

一方、日本は18年のG7サミットで採択されたプラ容器のリサイクル率100%を40年までに目指すことなどが盛り込まれた「海洋プラスチック憲章」にも日本は署名していない。

小泉環境大臣がんばろうよ!!

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行きたくなる避難所

2021-07-12 15:55:36 | 気になった記事

数日前の朝日新聞の夕刊に“”快適「行きたくなる避難所」“”という記事が出ていた。

なるほど、残念なことに自分にはそんな発想は全然なかった。これはいいアイデアだ!!

広島県熊野町では3年前の西日本豪雨で家などにいた12人が亡くなった。

その熊野町に新しい避難所「熊野東防災交流センター」が完成した。

目指したのは誰もが「行きたくなる避難所」。

2階建ての建物で、床やテーブルは木のにおいがし、授乳室、シャワー室、子供用トイレ、そして図書コーナーもある。さらには犬や猫など30匹を収容できるペット専用部屋まである。

どんな避難所だったら避難したいと思うのか、住民との6回のワークショップを開催し、避難所のあり方が検討された。

センター長は「行きなれていない場所に避難しようとは思わない。誰もが行きたくなる避難所にしていきたい」と話している。

普段はグループの集まりや子ども達の遊び場として開放され、今後はソフト面からも行きたくなる場所づくりが進められる。

熊野東防災センターについてもう少し知りたい方は ↓

https://www.town.kumano.hiroshima.jp/www/contents/1625136065811/index.html

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最高におもしろい琴電の踏切の看板

2021-04-23 14:49:37 | 気になった記事

朝日新聞2021/04/21(水)の夕刊。

高松の琴電が踏切に設置した「踏切での無理な横断をやめるよう呼びかける看板」が最高におもしろい。

こういうのになんか賞をあげたいな~。

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車いすの人が、電車を一人で乗り降りできるホームの整備が、やっと進んできた。

2020-11-05 16:48:26 | 気になった記事

2020年11月4日、水曜日、日経新聞

車いすの人が、電車を一人で乗り降りできるようなホームの整備がやっと進んできた。

ホームで車いすの人が駅員さんの助けをかりて、電車を乗り降りする姿をよく目にするが

いつも、何とかならないものかと思っていた。

例えば、ドアが開いてボタンを押すと、

車いす対応の板が車両の床の下から「グィーン」という音とともに出てくるとか。

今まで、整備が進まなかったのは、軌道が砂利敷きだと段差等が生じてしまうのでその調整が難しかったらしい。

電車の車両は混雑状況で上下や左右に動いてホームと車両の隙間をうまく埋められない。

それが、コンクリートの軌道だと、段差があまり生じないので、隙間を解消するゴムを入れることで対応できるようになった。

確かに、最近、ホームの端がピンク色でちょっとデッパッテいるのを見かけたことがある。

これが隙間解消ゴムだったんだ。

既に、地下鉄の銀座線、千代田線、丸ノ内線では全ての駅で整備されている。

いずれにしても、この整備がどんどん進むといい。

それにより、車いすの人が気兼ねなく、気軽にどこへでも出かけられるようになる。

まあ、あとは近くにいる人が、当たり前のように、みんなで協力して、乗り降りをサポートするような社会が早く来るといい。

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減災型のまちづくり模索 

2020-04-22 15:51:53 | 気になった記事

日経新聞2020年4月20日の記事

【防災・減災等のための都市計画法・都市再生特別措置法等の改正について】

①見直しの目的

頻発・激甚化する自然災害に対応するため、災害ハザードエリアにおける開発抑制、移転の促進、

立地適正化計画と防災との連携強化など、安全なまちづくりのための総合的な対策を講じる。

新聞記事が示すように立地適正化計画を策定した都市のうち、居住誘導区域に災害地区を含む都市が275都市もある。

 《災害レッドゾーンを含む都市》

  -災害危険区域 3都市

  -土砂災害特別警戒区域 6都市

  -急傾斜地崩壊危険区域 10都市

 《災害イエローゾーンを含む都市》

  -浸水想定区域 242都市

  -土砂災害警戒区域 93都市 

  -津波災害警戒区域 26都市

策定当時はこれほど大規模な自然災害が頻発することはなかったし、また、都市形成の過程、現状の都市機能の集積等を踏まえると、居住誘導区域から除外するのが難しいのも事実である。

しかし、さすがに近年の大規模な自然災害の発生頻度を踏まえると、今のゾーニングはリスキーであることから「災害レッドゾーン」は居住誘導区域から除外せざるを得なくなった。

浸水想定区域等については、「防災指針」をきちんと作ることで居住誘導区域として残した。ただ、沿岸の都市や市街地を川が流れている場合、居住誘導区域と浸水想定区域がかさなっているケースが多いので、防災指針が指針だけで終わると大きな災害に見舞われる危険がある。

京都府舞鶴市の居住誘導区域の設定がすごい

→市街化区域に占める居住誘導区域の面積割合が7%なのだ。ほかの都市の多くは80%前後らしい。

 (正直、8割だとあまり居住誘導区域を決める意味がないような気がする)

→舞鶴市は居住誘導区域を駅周辺に絞り込んだそうだ。

 

②都市再生特別措置法等の改正案

■立地適正化計画の強化(防災を主流化)

 ○立地適正化計画の居住誘導区域から災害レッドゾーンを原則除外

 ○立地適正化計画の居住誘導区域内で行う防災対策・安全確保策を定める「防災指針」の作成

  ⇒避難路、防災公園等の避難地、避難施設等の整備、警戒避難体制の確保等

■災害ハザードエリアにおける開発抑制(開発許可の見直し)

《災害レッドゾーン》

 ○都市計画区域全域で、住宅等(自己居住用を除く)に加え、自己の業務用施設(店舗、病院、社会福祉施設、旅館・ホテル、工場等)の開発を原則禁止

《浸水ハザードエリア等》

 ○市街化調整区域における住宅等の開発許可を厳格化(安全上及び避難上の対策等を許可の条件とする)

 

また、一方で被害を減らすいろいろな取り組みが求められる。

滋賀県では「浸水警戒区域」を指定し、区域内で住宅を新築・増改築する場合、地盤のかさ上げなどを義務付けた。

また、不動産業者にも契約時に浸水リスクを具体的に顧客に説明することも求めている。

千葉市も物件の紹介時に顧客にハザードマップで浸水リスクについて説明することを要請。

※現在の法令では「土砂災害」や「津波」と異なり、水害は説明が義務付けられていないらしい。

 

改正案の詳細は ⇓

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001326007.pdf#search=%27%E5%B1%85%E4%BD%8F%E8%AA%98%E5%B0%8E%E5%8C%BA%E5%9F%9F%E3%81%AB%E7%81%BD%E5%AE%B3%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E3%82%92%E5%90%AB%E3%82%80%E9%83%BD%E5%B8%82%27

 

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バスタ全国展開、名古屋久屋大通公園民間活力導入による再整備ほか

2020-02-23 18:05:06 | 気になった記事

【その1】

名古屋テレビ塔はリニューアル工事に合わせ、民間活力の導入により

シンボル性を強化した発信力のある公園づくりを進める。

名古屋出張の際、仕事の前に久屋大通公園に行ってみたが、公園全体で大規模な工事が進められていた。

/

▼公園に向かう途中にあった「長者町横丁」の地下道の出入口のデザイン。

う~ん、遊んでいるな~!!

場所によっては面白いと思うが、この場所には合わない気がする。

個人的見解。

【その2】

新宿区は単身高齢者を受け入れた民間賃貸住宅を対象に、入居者死亡事故保険を補助する。いつ、自分もこういう立場に追い込まれるかわからないので、セーフティネットのひとつとしてあるとうれしい。

【その3】

国交省はバスタ新宿の利用が予想を超えているため、

バスターミナルの法的な位置づけを明確にし、各主要駅でも整備できるようにする。

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日本のオリーブ栽培の歴史 新宿御苑~神戸~小豆島へ

2020-02-13 19:37:34 | 気になった記事

■2020年2月3日、日経新聞

・今から約140年前、明治開港で国際都市に発展した神戸に日本初の国営オリーブ園がつくられた。

・殖産興業を目指す明治政府が新しい輸出産業を興そうとして、内藤新宿試験場(現新宿御苑)で3000点もの海外産動植物の飼育・栽培を試みた。

・しかし、暖地植物はうまくいかなかった。

・そこで神戸が選ばれ、3000坪の園をつくり、オリーブやゴムノキなど6種類の苗木を植えた。

・オリーブはそこで実がなり、栽培の中心となる。

・1882年には日本初のオリーブオイルと塩蔵品の生産に成功。

・その質の良さはフランス人もビックリ。

・しかし、西南戦争で財政難となった政府はオリーブ園を売却。

・神戸オリーブ園の閉園後、政府は次の試験地のひとつとして小豆島を選んだ。

・そこで搾油を指導したのが、かつて神戸園の園長だった人物で、こうして神戸の技術は小豆島につながった。

というお話でした。

今日も「社会空間研究所 建築・まちづくり通信」に来てくれたありがとうございます。

なぜ小豆島がオリーブの島になったのか、納得できました。

神戸大学名誉教授の中西テツ先生、貴重なお話ありがとうございました。

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最近、目に留まった新聞記事

2020-01-29 14:05:21 | 気になった記事

1.新幹線の主要駅で購入できるおつまみ人気 best10(日経MJ 2019/12/16)

1位 過門香のシュウマイ(東京)

2位 喜助の牛タンジャーキー(仙台)

3位 桜島ゴールド肝串(東京)

以下次のとおりです。

 

2.多摩都市モノレール延伸(日経2020/01/23)

東京都が多摩都市モノレールの上北台駅(東大和市)からJR八高線の箱根ヶ崎駅(瑞穂町)まで延伸事業に着手。

 

3.ドイツでは「シュタットベルケ」と呼ばれる小さな電力会社が各地にある(日経2020/01/22)

台風15号により千葉県で発生した大規模停電が発生。

全面復旧に2週間以上かかったが睦沢町は、9日未明に停電が起きたが

午前9時には町営住宅や道の駅には明かりがともった。

これは同町が出資する「CHIBAむつざわエナジー」が地元産の天然ガスを使う

が発電設備と送電線を持っていたためだ。

これからの自衛策は自らの手で電力を確保する分散型発電だ。

ドイツでは自治体や住民が出資する「シュタットベルケ」と呼ばれる会社が各地にあり、

太陽光など再生エネルギーで発電した電力を地域に供給している。

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今年は台風の被害がすごかった。が、これからは毎年すごそうだ。

2019-12-23 19:43:39 | 気になった記事

自分の記憶の中でこんなに台風の被害が大きかった年はない。

千葉を襲った台風15号(9月9日)の暴風雨。

送電線の鉄塔、電柱がなぎ倒され、さらにはゴルフ場のネットの支柱が倒れ10棟の民家を直撃。

鋸南町の周辺の民家屋根もボロボロである。

民家の屋根はほとんどがブルーシートに覆われた。

次は台風19号(10月12・13日)の記録的水害。

71河川、140箇所の堤防が決壊。

越水や排水不良による浸水被害は300河川だそうだ。

長野市内のJR東日本の車両基地が水没し、北陸新幹線10編成が水没。

これは目に焼き付いている。

東京も多摩川が一部で決壊し、浸水。

ドラマ(岸辺のアルバム)のような光景にはならなかったものの、結構危うかった。

荒川も河川敷のスポーツ施設やゴルフ場は壊滅状態に。

川崎市高津区では内水氾濫で多くの住宅が浸水した。

このような暴風や豪雨はもはや想定外ではなく、これから頻発するのだ。

ということを知った2019年(令和元年)でした。

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新聞まとめ読み 気になった記事

2018-09-13 19:25:31 | 気になった記事

2018年9月13日、木曜日。

眼を手術し、1週間ぶりに新聞を読んだ。

気になった記事をいくつか紹介。

 ◎トヨタ「サイドミラーレス車」

  カメラで撮影した映像をフロントの両サイドにおいたディスプレーで確認できる

 ◎「渋谷ストリーム」「渋谷ブリッジ」9.13 OPEN

  東急「大渋谷構想」に弾み。代官山と回遊性向上

 ◎「社長、あなたの年金、大損してますよ!」(書籍の広告)

 ◎海外勢、日本株売続く

  年初から売り越し額 3.8兆円超

 ◎都市鉱山 田中貴金属

  東京五輪では約5000個のメダルを都市鉱山からつくる 

  田中貴金属工業は金メダル用の金を全量提供する

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「2018 世界で最も住みやすい都市」ランキング発表(2018年8月)

2018-08-24 17:37:18 | 気になった記事

【2018年版 世界で最も住みやすい都市ベスト10】

 7年連続だったメルボルンが2位に。日本も大阪、東京がランク入り。

 なぜ急にランクが上がったのか?今度、時間のある時、確認します。

 こうしてみると、オーストラリア、カナダはすごいな~。

 1位:ウィーン(オーストリア)
 2位:メルボルン(オーストラリア)
 3位:大阪
 4位:カルガリー(カナダ)
 5位:シドニー(オーストラリア)
 6位:バンクーバー(カナダ)
 7位:東京
 8位:トロント(カナダ)
 9位:コペンハーゲン(デンマーク)
 10位:アデレード(オーストラリア)

【2017年版 世界で最も住みやすい都市ベスト10】
 1位:メルボルン(オーストラリア)
 2位:ウィーン(オーストリア)
 3位:バンクーバー(カナダ)
 4位:トロント(カナダ)
 5位:カルガリー(カナダ)
   5位:アデレード(オーストラリア)
 8位:オークランド(ニュージーランド)
 9位:ヘルシンキ(フィンランド)
 10位:ハンブルク(ドイツ)

【2017年版 世界で最も住みやすい都市ベスト10】

 1位:メルボルン(オーストラリア)
 2位:ウィーン(オーストリア)
 3位:バンクーバー(カナダ)
 4位:トロント(カナダ)
 5位:カルガリー(カナダ)
 5位:アデレード(オーストラリア)
 7位:パース(オーストラリア)
 8位:オークランド(ニュージーランド)
 9位:ヘルシンキ(フィンランド)
 10位:ハンブルク(ドイツ)

◎EIUが毎年発表している国際調査:英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」

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人口当たり(1,000人当たり)生活保護者数

2018-08-06 19:10:10 | 気になった記事

県別では青森県が26.2人で最も多い。

これに対し富山県は2.7人。やはり富山県は裕福なのかもしれない。

市別では、福岡県田川市、北海道釧路市が50人を超える。どちらも旧産炭地。

正直に言うと、釧路市が炭鉱のまちであったことをこの記事を見るまで知らなかった。

大阪市西成区は約240人と突出。

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