社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

2時間ほど畑仕事に

2024-04-26 14:29:53 | 農業

■2024年4月25日、木曜日、晴れ

雨がやっと上がったので麻生区の畑に行ってきました。

本日の作業は、ジャガイモの芽かきと追肥。

もう芽とは言えないぐらい育ってましたが。

教科書よると、芽は2・3本にしないといけないと書いてあったので、とりあえず3~4本に間引きしてきました。

2株ぐらいは試験的に芽かきしませんでしたが。

6月の収穫が楽しみです。

 

いや~、青空がきれいだったな~!!

里山の新緑も美しかった!!

 

道端のカラスノエンドウのムラサキも鮮やかな色でした。

 

 

下の写真の右側の列がジャガイモです。順調に育っています。出てきた芽を間引いて化成肥料を追肥。土寄せしました。  

 

趣味としての農業は楽しいが、これで食べていくのは相当工夫しないと。

いずれにしても、都市部については、農業振興地域の農振農用地などの縛りを設けず、市民農園的なものに積極的に活用した方が良いと思う。その方がよっぽど農地保全、食料の自給につながると思う。癒しにもなる。

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大都市部市街化調整区域の農地保全について

2021-12-08 11:17:46 | 農業

今後、大都市部において農地の保全が危ぶまれるのは、市街化区域内の農地ではなく、市街化調整区域の農地だと思う。

市街化区域の農地は、基本、生産緑地によって保全される。大都市部の生産緑地所有者の多くは農業収入がなくても不動産収入があることから、農業を楽しみながら続けられる環境にある。したがって、今後10年間を生産緑地とする「特定生産緑地」を指定する農家が多い(約7割が特定生産緑地になると推計されている)。

生産緑地の場合、生産緑地法の改正、都市農地の貸借円滑化法の創設等により、仮に農業の担い手がいなくなっても、市民農園・シェア畑等として活用されたり、若手の新規就農者等に賃貸される等により農地が保全される仕組みができた。

しかし、一方の市街化調整区域の農地は、それが農振農用地であっても農業の担い手がいなくなれば、耕作放棄地や違反転用により資材置き場や重機置場になる可能性の方が高い。

今、大都市部の市街化調整区域の農業を支えているのは、後継者のいない80歳を超える農業生産者であり(統計データではない。自分がかかわってきたところの実態)、5年以内に何らかの策を講じないと、農地の保全は非常に難しくなる。

後継者が全くいないわけではない。せめて、田んぼだけは守ろうとする次の世代はいる。この人たちは50歳前後で親戚や友人等を含めた自給自足用の米作りはなんとかやっていきたいと思っている。しかし、稲作に必要な農業用機械が古くなり、使えなくなったら、もうお手上げのようだ。

何百万円もする農業機械を購入する余裕はないし(共同購入も難しい金額である)、近くに農業機械をレンタルできるところもない。したがって、この部分については行政やJAがなんらか支援すべきかと思う。

基本、大都市部の市街化調整区域の農地については、そんなに稼げるものではないのだから、農業振興(農業所得をあげる)を考えるのではなく、農地のもつ多面的機能(都市住民の農に触れ合いたいというニーズ、福祉農業、生物多様性など)の充実にシフトした方がいい。

そうなると、週末農業や農的暮らしを実践したいと思っている都市住民を積極的に取り込む仕掛けを考える必要がある。

市街化調整区域の農地の魅力は、近くに里山が広がっていることにある。週末の一日、半日をこの自然を享受しながら、農業、土いじりを楽しめる環境づくりをすれば農園のニーズは十分見込める。したがって、農地の中にきれいなトイレ、キッチン、ガレージ、休憩スペース等の施設は不可欠だ。そこに、オーガニックカフェやレストランがあったりするといい。

農業振興地域でも、農業(農地)と一体的な施設として設けられるカフェやレストランであれば、立地が可能になるよう早く法律を見直した方がいい。

とりあえずは、仮設的な施設で、社会実験としてやってみるのがいいのでは。タクティカルアーバニズムである。

 

 

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週末農業は思っていた以上におもしろい/都市住民の農的ライフスタイルに対するニーズは高いぞ~!!

2021-11-16 11:10:16 | 農業

2021年11月15日、月曜日、あきれるくらい、さっぱりと晴れ渡っている。雲一つない秋の空である。

ちなみに今日は「いいイチゴの日」らしい。朝、テレビで誰かが言っていた。そして「七五三」。

今日のブログは、昨年の12月から、杉並区にあるシェア畑を借りてプチ農業を楽しんでいる話。

昨年、12月に借りた時点では170区画程度であったが、その後どんどん拡張され、今では300区画ぐらいに増えた。

拡張すると、あっという間に埋まってしまうという大盛況ぶり。

都市住民の農的ライフスタイルに対するニーズはとにかく高い。

▼11/14、日曜日の畑の様子

1区画は1坪から1.5坪(畳2畳分~3畳分)。使用料は1.5坪で1万円ちょっと。

道具、種・苗等はすべて用意され、そして指導員もいるので、とにかく手軽に楽しめる。

7千円~1万円というのは郊外の市民農園と比較すると高いかもしれないが、家族が徒歩か自転車で来れる場所で、毎週1時間、土いじり、農作物の成長、そして収穫を楽しめるのだから、そんな高い金額ではない。

これまで作った作物は

 ・ブロッコリー

 ・ハクサイ

 ・キャベツ

 ・シュンギク

 ・カブ

 ・トマト

 ・大葉

 ・ナス

 ・シシトウ

 ・ピーマン

 ・スイカ

 ・ベビーリーフ

 ・スナップエンドウ 等である。

1年間やってみて、シェア畑の魅力(良い点)をあげるならば

◎野菜の成長はとにかく早いので、成長が実感できる

◎ナス・ピーマン、シシトウ等種類によっては長い期間収穫できる

◎新鮮な野菜はとにかく美味しい

 →シェア畑の前は生産緑地で、農地として使われていたため土がいい

◎無農薬なので安心して食べられる

◎身ひとつで気軽に出かけられる

◎若いファミリーのほほえましい風景がある

◎あと、週末に新しい居場所ができたというのもいい

▼手前から3つの畝が借りている区画。一番手前はイチゴ。真ん中の背の高いのがブロッコリー。

 

▼大根                      ▼カブ

 

▼収穫したハクサイ、ブロッコリー。ハクサイは新鮮だが霜にあたってないので甘みがなかった。

 

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都市農地賃借法の導入事例

2019-07-11 19:48:19 | 農業

2019年7月11日、金曜日、雨

本日、都市農地活用支援センター主催の都市農地制度に係る情報交換会に行ってきました。

この中で、N区における都市農地賃借法(都市農地の賃貸の円滑化に関する法律)の

導入事例の紹介がありました。

 

都市農地賃借法について、知りたい方は ↓

http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/tosi_nougyo/taishaku/tosi_taisyaku.html

都市農業、都市農地に関する最新情報等を知りたい方は、「都市農地活用支援センター」のHPを ↓

http://www.tosinouti.or.jp/

 

賃料は東京都の市街化調整区域農地の賃料を参考に設定しているとのことでした。

契約期間は3~5年。

ちなみに、日野市の賃借法1号は30年契約だそうです(借りた農地を自ら耕作するタイプ)。

貸したい人はいるが借りたい人がいないらしい。

貸し手は短く貸したい、借り手は長く借りたい。

紹介された事例の賃料等は次のとおり。

資料が配布されなかったのでメモが取れた範囲での紹介です。

【事例1】

 ◎農地の賃料:600㎡、5万円/年 → 83円/㎡・年

 ◎市民農園の収入:5万円/区画・年 → 65万円

【事例2】

 ◎農地の賃料:5,600㎡、56万円/年 → 100円/㎡・年

 ◎市民農園の収入:5万円/区画・年 → 565万円(113区画)

【事例3】

 ◎農地の賃料:2,700㎡、1.2万円/年 → 4.4円/㎡・年

 

ちなみに、この制度を活用した調布にある市民農園の利用料は結構いい値段です。

でも、これぐらいとらないと事業としては成立しない気がするが・・・。

農地の賃料は不明です。

シェア畑仙川:所在地/仙川町1-28-3外、面積/2,099㎡

8㎡(月額9,800円)、3㎡(月額6,400円)

開設者:株式会社アグリメディア

※調布の事例はネット情報

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津端さんちのキッチンガーデン

2016-02-17 15:41:49 | 農業

2/17(水)のテレビ欄を見ていたら

Eテレ 11時から「津端さんちのキッチンガーデン」という番組があった。

たぶん、昨年90歳で亡くなられた津端修一先生のお宅だと思い録画予約してきた。

津端先生には、20年以上前に、国土庁の仕事をしていた際、いろいろ教えていただいた。

高蔵寺ニュータウンのお宅にもお邪魔し、美味しいものをごちそうになった。

先生は、公団の多くのニュータウンづくりにプランナーとして携わり

自分で手掛けた春日井市の高蔵寺ニュータウンに住まわれていた。

ご自宅はレーモンドの夏の家を再現し、庭にクヌギ・コナラ、竹林を育て

さらに、きれいに区画された菜園も設けられていた。

まさに里山をご自宅に再現していた。

それはそれは素敵な環境だった。理想の家である。

今日の夜、帰宅後にこの番組を見るのが楽しみだ。

先生も登場するかもしれない。

ここまで書いて、違う人だったりして。

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コガネムシ(かなぶん)は害虫だったのだ!!!

2014-07-28 18:02:57 | 農業

先日、マンションの中庭にある「マキの木」の葉が枯れてきたので、

樹の下に行ってみると、黒い虫の糞のようなものがたくさん落ちてました。

これは、間違いなく虫の糞だと思い、

特に被害がひどい、2階自宅玄関横の枝をゆすってみたら、

緑色のきれいなコガネムシ(カナブン)がたくさん落ちてくるではありませんか。

な・なんと、葉っぱを食べていた犯人は、

童謡にでてくる『コガネムシは金持ちだ―、・・・・』のコガネムシだったのです??!!

これまで、コガネムシは、童謡に出てくるぐらいですから、勝手にいいイメージを持ってましたが、

その日、以来、害虫にしか見えなくなりました。

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新茶の季節なのでお茶の話

2013-05-20 23:16:07 | 農業

【緑茶飲料の生産量は大きく伸びたがお茶農家は必ずしも潤ってないようだ】

☆緑茶飲料の生産量はここ20年で10倍以上に。

☆技術改良によって味もよくなり、飲料市場で人気が定着。

☆なぜ伸びたか?無糖飲料が消費者志向にあい、カテキンなど成分研究も進み、機能性食品というイメージが浸透。

☆緑茶抽出成分を使った関連市場は2011年が49億円で2003年の1.6倍に拡大。

☆産地はうるおっているのか?実がそうでもないようだ。栽培面積は減少の一途。11年の栽培面積46200haで30年前の3/4に。

☆目立つのは「一番茶」主体の静岡の落ち込み。逆に、温暖な気候を生かし大規模栽培で収穫回数の多い九州勢の成長。

☆静岡の落ち込みには価格の問題がある。茶は春から秋までに数回芽が伸びる。一番茶は急須で入れる贈答用として最も高いが、ここの需要が伸びていない。

☆収穫期が遅い、二番茶や三番茶は緑茶飲料やティーバックなどの加工用に需要が伸びているが、一番茶の価格を1とすると、二番茶は1/3。したがって、あまりもうからない。

☆産地は市場拡大に合わせて供給過剰となり需給のバランスが崩れたこともある。

☆静岡では、新たに紅茶やウーロン茶の研究を進め、二番茶などに付加価値をつける取り組みを行っているが、山間地の茶農家が多く、機械化や規模拡大が難しい。したがって、山で育てる伝統的な高級茶を守ることが重要となる。

☆一方、伊藤園等の企業が九州で新しい産地を育てている。自治体や事業者が主体となり、耕作放棄地を再造成し茶葉を栽培し、伊藤園が生産技術を提供し、茶葉を全量買い取る仕組みを作っている。
 
(引用:日経2013/05/11朝刊)(引用:日経2013/05/11朝刊)

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本の紹介 「限界集落株式会社」

2012-02-17 20:47:47 | 農業

昨日、池袋リブロで本を見ていたら、

「限界集落株式会社」という小説?を見つけ、思わず買ってしまいました。

小学館発行で作者は星野真一(正直知りません)。

2011年11月30日が第一刷で、2012年1月で第三刷が出ています。

こんな本が売れるんですねー。

まだ、読み始めたばかりで詳細はまだわかりませんが、

祖父の田舎で田舎暮らしを始めた若者が田舎暮らしの楽しさ・魅力を発見し、

限界集落と言われる村を、元気な村に再生していく物語でしょうか?

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