■2019年4月19日、金曜日、晴
志木市の「いろは親水公園」に行ってきました。
志木市は、なぜか「いろは」を冠した施設や場所が多いんです。
現地を訪ねてその理由がわかりました。
江戸時代に野火止用水から新河岸川を渡った宗岡地区に、水を引くためにつくった樋の名前が
「いろは樋」だそうです。まあ、小さな水道橋のようなものでしょうか。
そして、この「いろは」という名称ですが、水路橋の柱が48本あったことから、
いろはの文字数にちなみ「いろは樋」と呼ばれたそうです。
このような歴史的な背景と、たぶん「いろは」という言葉が覚えやすいく、馴染みやすいというのが理由にあったのではと推測されます。
水を引いた宗岡地区ですが、この地区は荒川と新河岸川にはさまれた地域で恒常的に農業用水不足に悩まされていたそうです。
さて、訪れたいろは公園ですが、
市役所前の旧村山快哉堂のゾーンは、正直、一昔前の公園だなって感じでしょうか。
また、せっかくのいい建物が活かされていない。
ここからの眺めは最高です。
左岸の桜並木は、葉桜でしたが、大木で風格があり、それはそれは見事なものです。
緑の広場も広々として、気持ちがよく、保育園児がたくさん遊んでいました。
右岸は河岸段丘の斜面緑地の若葉がきれいでした。
ここはホタルも見られるようです。
週末には、おいしいお酒と食べ物もって、ピクニックを楽しみたくなるような場所です。
キャンプもいいですね。
また、新河岸川の流れも美しく、これからの季節はこの辺でカヌーやSAPを楽しめたら、最高でしょうね。
▽公園の反対側にある志木市役所
▽園内にある明治10年築の店蔵(薬の製造販売をしてた「村山快哉堂」)
▽端午のつるし飾り(つるし飾りは全国的にあるらしいです)
▽左岸にある桜並木。花見には多くの人が訪れるらしいです。
▽広々とした広場
▽葉桜も風情があっていいですね。
▽河岸段丘の斜面緑地。新緑がきれいでした。
▽斜面緑地の下の部分。ホタルの里づくりを進めています。
あと、公園よりも感動したのは、ブラタモリでも紹介された新河岸川の歴史です。
ここの「いろは水門」は、「埼玉のパナマ運河」と呼ばれていたそうです。
ちょっと、笑えますが・・・・。
行きはバスでしたが、帰りは街の散策を兼ねて、ぶらぶら歩いてきました。
舟運で栄えたこの付近は商家の建物がまだ結構残っていました。
意外でした。
午前中でしたが、酒屋さん(大坂屋本店)が気になり、迷わず入りました。
志木の地ビールを紹介されたので即購入。
お店で栓を抜いてもらい、試飲?
質の高い地ビールでした。うまかったです。
小さな醸造所で、毎回違う味のビールを作っているそうです。
ついでに、目に入った志木観光協会推薦の日本酒「志木郷の酒」も購入。
今夜の飲み会が楽しみです。
▽今でも残る商家の建物
▽1週間に3日しかやっていないカフェ「IZUMIYA」。美味しいらしいですよ。
大坂屋本店で情報を仕入れました。
歩いていたら、お腹もすいてきたので、沿道にあったお蕎麦屋さん「伊勢源」に入ってみました。
お蕎麦屋さんに入ったのですが、昨日の夕食がもりそばだったので、そばでなく「もりうどん」を注文。
まだ、12時前(11時40分ぐらい)なのに、結構お客さんが入っていました。
これは、味が期待できると思ったら、予想通りでした。
本格的な手打ちうどん。本当においしかったです。
が、残念なことに4月いっぱいで閉店だそうです。