海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFXで滅多に使わないレンズ2本

2024-10-05 | GFX+オールドレンズ

PC Nikkor 35mm f2.8

 

 

Zuiko 200mm f5(44x33センサーはカバーしないので65x24と1x1専用)

 

滅多に出番はないが、必要な時もたまにあるレンズ2本。PC Nikkor35mm f2.8は相当古いシフトレンズで、GFXとAPC-Cカメラで使った事があるが、ここ3年ほど防湿庫の中で暮らしているレンズ。一番活躍した時期は、コロナ隔離前にNHKの連載で建物を撮っていた時。で、このレンズはシフト出来るが、私がGFXで使う場合のシフト量は約5mmほどで、Photoshopと併用してパースを調整する事を前提で使っている。現在私が持っているレンズで35mmという焦点距離は、このレンズのみ。それは、50mmの下の焦点距離は40mmが私には最適だからだ。

そして、フィルム時代のオリンパスOM用200mm f5は持っているが、まだ実戦投入はしてない。でも、小型軽量で一本持っておいて損はないレンズ。これに出会う前はライカのビゾ用Telyt 200mm f4を使っていたが、重くて使用頻度の少ない焦点距離なので売却。ただ、このTelyt 200mm f4のレンズ性能は素晴らしいけどね。

☆自分の体力が落ちた事と車で移動しない私には、軽くて小さいレンズしか選択肢はない。そんな事もあり、二番目の画像のようなペリカンタイプのケースに収まるレンズのみが常用レンズに。このケースに入れ、使用頻度の少ないレンズは衣類などを入れるスーツケースに入れ宅急便送るのが常。あー、持って来て良かったと思う時は確実にあるが、常時持ち歩く事はない。

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旧前田家本邸へ

2024-09-25 | GFX+オールドレンズ

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

 

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

 

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

 

駒場にある加賀藩旧前田家本邸へ。ここは、目黒区が管理していて休日でも訪れる人が少なく撮影も自由。訪問者の年齢層は高く団体客の中にはカメラを持って訪れる人も多いが、ほとんどがAPS-Cサイズのミラーレスに標準ズームレンズ付き。女性はフジのミラーレス使用者が多かったのは、ある意味納得。後ろで見ていると、一人が撮影した場所からほぼ全員が同じ場所で一枚撮影しているのが面白い。先導するガイドの話を聞きながら、集団でガイドの説明にフムフムしながら次の部屋へ移動する様は、前世紀のジャルパックヨーロッパ5カ国一週間の旅のよう。

この旧前田家本邸に置いてある縦長の手のひらサイズのパンフを見たら、あれもこれも入れたい見せたいで、切手のようなサイズの写真が沢山並んでいる。これは、役人がクライアントの場合によくある特徴。

 

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東京ジャーミーで

2024-09-23 | GFX+オールドレンズ

 

GFX50SII+MC Rokkor58mm-PF f1.4 f4で撮影

 

 

GFX50SII+Ultron28mm f2 f4で撮影

 

 

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

 

 

GFX50SII+Nokton Classic 40mm f1.4

 

 

代々木上原駅で降り、数分歩くと閑静な住宅街の中に東京ジャーミーが。この日は、GFX50SII+Rokkor58mm f1.4とNokton Classic 40mm f1.4、そしてUltron28mm f2を持ち歩いた。モスク内に入ると、ついカメラを天井に向けたくなるのはキリスト教の教会も同じ。イスラム教は世界で二番目に信者が多い宗教だが、日本では馴染みがない。世界を知るためにも、東京ジャーミーは誰でも行けるので一度は行った方が良い。一階はトルコ文化センターで売店もある。  

教会内の写真は、昔のカメラカタログの作例のようになってしまった。フィルム時代の広角レンズのカタログやカメラのムック本によく使われたのが、教会内部の天井だ。ワイドレンズをf8以上に絞り、このレンズは四隅まで解像しますよという分かりやすい作例ね。でもね、私は一番見たいところから少し外れた部分は、形が判別出来る程度にボケた方が良いと勝手に思っている。

トップの画像は、MC Rokkor58mm-PF f1.4とGFX50SIIの組み合わせだが、絞りはf4とさほど絞ってない。このレンズ、GFXで使ってもケラレがギリギリ発生しなのと、軟らかい描写はとても好き。Nokton Classic 40mm f1.4と併用しても違和感がない描写がイイね。二番目の画像は、現行品のUltron 28mm f2をf4に絞り、ブラックミスト0.5を付けているので少し軟らかい描写に。

 

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Hektor135mm f4.5とGFX50SII

2024-09-21 | GFX+オールドレンズ

Hektor135mm f4.5(ビゾ変換)

 

曇りの日

 

階下の樹を

 

毛並みの描写

 

世間では広角思考になり望遠レンズを使った写真が減っているようだが、私も前世紀からずっと50mm以下思考。上海の路地に立つと、どうしてもワイドレンズを使いたくなるのは引きが取れないのも理由のひとつ。自分の撮影立ち位置から十分に引きが取れる場所であれば、75mmクラスのレンズを使うと遠近感が人間の視覚に近くGFXの44x33や65x24フォーマットを選んでも使いやすい焦点距離といえる。

Hektor135mm f4.5は、ほど良いシャープネスとほど良いコントラスト描写で、ピントが合った位置からのボケ足がなだらかでとてもバランスが良いレンズだと思っているが、f値の暗さと焦点距離の長さで最も人気がないライカのレンズ。私のHektor135mm f4.5の使い方は、ビゾ変換しているのでGFXの44x33センサーを十分カバーし近接撮影も可能。

☆最近の料理写真を見ると、突き刺さるような野菜の葉やとんかつの衣が尖った岩肌のように見える写真や、サイコロステーキが地震で崩れた城の石垣のように見える画像が多すぎる。また、ソースのとろみ表現もドヘタ。まぁ、これらはライティングの問題とコントラスト調整の問題もあるが、最新のデジタル用レンズとデジカメが高解像度すぎるのも理由だろうな。アー、食いたいなと思える料理写真が最近は減った。仮に私が料理などを撮るなら使うレンズは3本のみ。そのレンズは、すべてライカビゾで使えるElmar 65mm f3.5(ビゾ専用)とElmar 90mm f2.8(初期タイプビゾ変換)、そしてHektor135mm f4.5(ビゾ変換)だ。135mmに関しては、ライカM用のElmar 135mm f4やTele-Elmar 135mm f4も同様にビゾ変換で使える銘玉。

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外付けファインダーを135mmから100mmに変更

2024-09-19 | GFX+オールドレンズ

135mmファインダーから100mmファインダーに変更

 

私のGFX50SIIは、1x1と65x24がメインフォーマットで、50mmよりワイドがメイン。という事で、50mm以下の焦点距離なら目視で画角がだいたい読める。ただ、前世紀から望遠レンズはズームに頼ってきたので、長玉の画角が読めないのだ。つまり、今立っている位置から長玉の画角が読みきれてないという事ね。そんな意味もありGFX50SIIのアクセサリーシューには、ずっと135mmのファインダーをつけて画角を確認していたが、先週から望遠の常用焦点距離に近いCanonの100mmに変更。

昔は35mmフィルムカメラを買うと50mmが常用だったが、その後に標準ズームが当たり前の時代に。ズームレンズで写真を始めた人の写真は、立った位置でズームリングを回して画角を決めている事が写った写真からだいたい分かる。これが良いか悪いか私にはどうでもよいが、使いたい焦点距離を決めて自分の体で移動し画角を決める事を覚えた方が写真は上達すると思うけどね。

☆この美品クラスの外付けファインダーは、オークションで2000円という激安だった。今時こんなファインダーなんて、普通は使わんもんね。

 

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