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以前の旧ブログで掲載した写真をモノクロに変換した。なぜかと言うとネタ切れになってしまったのと、やはりモノクロの見え方の方が好きだからだ。
15年前にこの街に来た時、高層ビルなんて数えるほどしかなかった。それが竹のように建ち狂っている。こんな事が現実になるなんて誰が想像しただろうか。
しかし、高層ビルが多いからすばらしい街だとはまったく思わない。逆に人間が生活するには息苦しくなるだけだ。
たった15年でこのような街になったのだから人の心の歪みも多い。
その歪みがどんな形になって表れるのか、それがいつなのかはわからないが、このまま右肩上がりに行くわけがない。
地方では、人が集まってなにやら騒いでいるようだが、外に対してのわだかまりは表向きで本音は内に向かってのそれの方が多いと推測する。カッとなりやすく深く物事を考える習慣がない人達は、矛先がころころと変わると思ってよい。
今、アパレル業界はこの国から他国へシフトが始まっている。全部ではないだろうが、この国で物を製造するのも限界に来ているようだ。そして、一部は日本に戻りつつあるという事を聞いた。
昔、この国には就労者なんて無尽蔵にいると言われていたが、たった15年で第一の曲がり角に来ているようだ。
キャノンFD85mm f1.8 f2で撮影