海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ライカコピー 紅旗 20型 RED FLAG の取扱説明書英語版 その1

2011-01-19 | 写真日記
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前世紀の話しだが、高輪のMACカメラで「紅旗20型」の美品が入ったので見に来いと佐藤さんに言われ、一度だけ手にとって2度シャッターを切った事がある。
佐藤さん曰く、ボディとレンズともに使用感のない美品だが、レンズ3本セットの内1本が無いので値付に悩んでいるとニコニコしながら言っていた記憶がある。
このカメラを知らない人に簡単に説明する。このカメラは、ライカに詳しい人なら誰でも一度は耳にした事がある伝説の中国ライカコピーカメラだ。
毛沢東夫人の江青が上海の海鴎に製作を依頼し1966年から76年までに約200台のみ製造されたカメラで、中身はライカM4で外観はM5に似ているカメラである。
レンズは、ズミルックス35mm、ズミルックス50mm、ズミクロン90mmf2の3種類のみで、レンズの外観と中身もそっくりコピーした物だった。そして、この「紅旗」と書かれたロゴは毛沢東が書いたようだ。
今回、英語版のマニュアルが見つかったので見せてもらったが、マニュアルを開くと、開グセが付いてないことからほとんど新品未開封のマニュアルだったようである。つまり、このマニュアルは処女だったようで、私が撮影の為にパカッと広げてトプコールで撮影してしまったと言う事だ。このほとんど未開封のマニュアルは英語版だが中国版はかなりの値段で売買されているそうだ。
続きの中身は明日。
GNトプコール50mm f1.4
コメント
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