海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

台湾烏龍茶を久しぶりに試飲

2020-01-15 | 写真日記

1988年製造の台湾烏龍茶を試飲

日本へ帰国前に必ず行く天山茶城で、1988年製造の台湾烏龍茶を試飲。私がお世話になっている茶屋では、福建省と広東省の潮州のお茶をメインに買っているが、一昨日は久しぶりに台湾烏龍茶を複数試飲。画像の茶は、味も香りも大陸の茶とはまったく違う。味と香りは黒烏龍茶に近いが、大陸の黒烏龍茶より深みがあり、飲んだ時とその後の口ざわりが程良く、芳ばしい香りが鼻の中にしばらく残るほど存在感がある茶。店主に聞くと売値は、100gで約8000円だそうだ。すべての嗜好品と同じように茶の世界が怖いのは、一度良い物に出合うと自分の舌のレベルを落とせなくなってしまう事。

この日試飲した茶も同じだが、親しい茶屋や中国の茶人と付き合うと、仲間内でしか飲めない茶を楽しむ事ができる。その中でも代表的なのが、茶の品評会用のお茶だ。これは、書くと長くなるので割愛するが、時々そのような茶を試飲しないと、茶に対する自分の舌と香りの軸がブレるので、とても重要な体験なのだ。

 


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