海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国人の記念写真スタイル

2014-04-06 | 写真日記

必ず大胆なポーズをとるのが中国流

観光地でカメラを持ってメガネをかけているのは日本人だと思って間違いないと言われていたのは前世紀の話。今の日本もそうかも知れないが、そのお株は中国人に奪われた。最近はスマートフォンを使う人も多いが、やはり高級デジカメを首から下げている人達もかなり多い。時々フルサイズ一眼レフにズームや単玉も含め多くのレンズを持ち歩いている観光客もたくさん見た。

大人がやっちゃダメだよね。

撮影マナーの悪さは天下一品。わざわざ「立ち入り禁止、鹿の上に乗るな」と書かれているのに平気で無視する人がほとんど。数年前、これと同じような場面に遭遇しオッサンが足を滑らせ頭が血だらけになったのを見た事があるが、自業自得としか言えない。

中国では超高級カメラが飛ぶように売れた時代があったし、程度の良いライカなどの古いレンズも飛ぶように売れた時代があった。前世紀世界中のライカなど高級カメラやレンズの程度の良い物はバブル時期に日本に集まったが、その後韓国に流れた後は中国に流れたので、上海の中古カメラ屋もかなり潤った時代があったが、今は遠い昔の話。そして、今は停滞期に突入しカメラ販売店は生き残りをかけているのが今の中国。次は何時何処に流れるのかわからないが、おそらくアジアの何処かの国だろうな。もしかしたら、もう一度日本かもしれないが、それはレンズのみの話。

X-T1 XF18-55mm

 

 

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突然福州雲頂へ行く事になってしまった 2

2014-04-04 | 写真日記

ここは滝がたくさんある渓谷

福州の雲頂は福州市内から車で約一時間半ほどで行ける渓谷で、ここは滝が多く渓谷の中を歩いて自然を楽しむ事が出来る。上海には山が無いので、自然が身近に無い上海人にとっては楽園かもしれない。この渓谷を歩いていると鳥の鳴き声や滝の落ちる音や木々の葉が擦れ合う音以外はまったく聞こえない楽園だ。


 

ガイドの拡声器はノイズ

久しぶりの自然の静けさを楽しんでいると、拡声器(ノイズ器)を持った一行が私たちを追い越した。普段でも声のデカイ中国人が拡声器を使っているので、もうこれはノイズ以外の何物でもない。おまけに一緒に行った上海人のスマートフォンからは、なぜかカーペンターズの曲が…。どうも中国人には静けさを楽しむという感覚は無いような気がする。

X-T1 XF18-55mm 

 

 

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突然福州雲頂へ行く事になってしまった 1

2014-04-03 | 写真日記

うさちゃんが

福州の老板が車で約1時間ちょっとで行ける山に行こう誘われたので4人で向かう。その前に腹ごしらえという事で、立ち寄ったのが山道にある民宿のような飯屋。ここの飯屋の食材のほとんどは自給自足らしくメニューも無いので、食材の部屋の水槽や冷凍庫を直接見て料理を決めるのだ。

 

カエルやサンショウウオや私の手首ほどの天然鰻など

 

鶏は放し飼い状態

 

店のお勧めにまかせて頼んだのは、イノシシの肉とデカイ天然鰻やその辺に生えている野菜などを含め6品ほど頼んだが、観光客相手なので値段は福州市内とほとんど同じ。どの料理も素朴な味で一番旨かったのはその辺に生えている野菜とタケノコだった。

毎度の事だが地方の工場廻りに行くと、必ず朝と昼と晩飯をほとんど毎日決った時間に食べる事になる。しかも、量が半端でなく酒量もかなり増えるので、4日目を迎える頃には体がかなり重くなっている事に気づく。

日本人が最初に覚える中国語は、ニーハオだが、私が住んでいるアパートの住人やタバコ屋のオバハンなども含め、ほとんどの中国人は私と出会っても你好(ニーハオ)なんて誰も言わない。では、何て言うかというと、吃飯了嗎?(ご飯食べた?)これが普通の挨拶なのだ。中国人は何はともあれ飯を食ってから物事が始まると思ってよいので、仕事で接待される側に立った場合は精一杯遠慮せず食べて呑むのが一番のお礼になる。ただし調子に乗って飲み過ぎると死ぬ事もあるので注意が必要。(白酒の乾杯)

X-T1  XF18-55mm 

 

 

 

 

 

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道教の寺下の舞台で

2014-04-02 | 写真日記

老人の憩いの場

福州のカメラ販売店の裏山に道教の寺がありその下にかなり古い舞台がある。そして、ここは老人の憩いの場になっている。ちょうどこの日は、月に一度の集まりだったようだ。

右に歌う人が、左は二胡や笛や琴など

観客も含めここに来ている人達の年齢は50歳代が一番若いので、今後こういう文化はすたれていくだろうな。

 

この舞台の上にいる人達は激動の時代を生きてきた人達なのだが、表情はみな穏やかで優しい。

 

 

深センは、山を切り開いて出来た新しい街なので文化がない。あるのはタケノコのようなビルばかりなので、街を歩いていても面白くない。でも、今回行った広州やここ福州は歴史があるので歩いていると必ず歴史を感じさせる物がまだ残っている。5月には新茶の茶摘みに誘われているので、もう一度福建省へ行くかも知れない。

X-T1 XF18-55mm

 

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福州の「御園」で夕食を

2014-04-01 | 写真日記

超高級飯店「御園」で

福建省の福州には一社だけ親しい会社があり、年に一度は福州に立ち寄る。そこの老板(社長)は遊び人でもあり、いつも最高のお茶と料理でもてなしてくれる。ここは、小高い丘の上にある超高級店なので、駐車場には高級車がずらり。カメラで人を写さないようにとアドバイスを受ける。

 

エントランスを入ると蓮が

 

夕飯の前には必ずお茶を飲むのが習慣

福建省といえば烏龍茶などさまざまなお茶の産地なので、まずは何はともあれ茶を飲むというのが当たり前。2年ほど前に知ったのだが、最近福建省では烏龍茶類はほとんど飲まず紅茶が主流。お茶好きに言わせると、あのお茶は薄過ぎて飲めないそうだ。でも、烏龍茶で有名になったので商売としては順調との事。そして、こちらの紅茶はとても美味いのだが、何処へ行っても必ず紅茶が出てくるし、かなりカフェインが強いのでお茶酔いする事もある。

最初に出来てきたのがこれ。

スープになった状態でこの大きさだと、おそらく女性の手首より太いサイズの蛇だと思う。前世紀末の上海にも普通に蛇料理はあった。私が知っている一番大きな蛇専門店「蛇王」で、たしか上海の花園飯店近くにあったと記憶している。 ところが、2003年のSARS以降徐々に蛇料理は減り、今では市場でもほとんど見かけなくなった。味は鶏肉よりあっさりとしていてカエルに近いが、ちょっと生臭さが残っている感じ。唐揚げになった蛇の方が上海ではポピュラーだった。

最近の高級中国料理には必ず刺身が出てくる場合が多いが、私は中国国内ではあまり口にしない事にしている。理由は、生魚をちゃんと扱う教育を受けてない人が多過ぎるからだ。食べなければならない場合は、ワサビたっぷり乗せで食べる。

X-T1 XF18-55mm

 

 

 

 

 

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