超高級飯店「御園」で
福建省の福州には一社だけ親しい会社があり、年に一度は福州に立ち寄る。そこの老板(社長)は遊び人でもあり、いつも最高のお茶と料理でもてなしてくれる。ここは、小高い丘の上にある超高級店なので、駐車場には高級車がずらり。カメラで人を写さないようにとアドバイスを受ける。
エントランスを入ると蓮が
夕飯の前には必ずお茶を飲むのが習慣
福建省といえば烏龍茶などさまざまなお茶の産地なので、まずは何はともあれ茶を飲むというのが当たり前。2年ほど前に知ったのだが、最近福建省では烏龍茶類はほとんど飲まず紅茶が主流。お茶好きに言わせると、あのお茶は薄過ぎて飲めないそうだ。でも、烏龍茶で有名になったので商売としては順調との事。そして、こちらの紅茶はとても美味いのだが、何処へ行っても必ず紅茶が出てくるし、かなりカフェインが強いのでお茶酔いする事もある。
最初に出来てきたのがこれ。
スープになった状態でこの大きさだと、おそらく女性の手首より太いサイズの蛇だと思う。前世紀末の上海にも普通に蛇料理はあった。私が知っている一番大きな蛇専門店「蛇王」で、たしか上海の花園飯店近くにあったと記憶している。 ところが、2003年のSARS以降徐々に蛇料理は減り、今では市場でもほとんど見かけなくなった。味は鶏肉よりあっさりとしていてカエルに近いが、ちょっと生臭さが残っている感じ。唐揚げになった蛇の方が上海ではポピュラーだった。
最近の高級中国料理には必ず刺身が出てくる場合が多いが、私は中国国内ではあまり口にしない事にしている。理由は、生魚をちゃんと扱う教育を受けてない人が多過ぎるからだ。食べなければならない場合は、ワサビたっぷり乗せで食べる。
X-T1 XF18-55mm