海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

新世界之声

2015-02-07 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

新世界前で

 

上海のオッサンやオバハンは本当にダンスが大好き。朝から晩までいたる所で踊り狂っている。ここは南京東路と西蔵中路の交差点にある新世界の前。すぐ目の前に人民広場があるので、海外からの観光客も必ず立ち寄る場所。

お世辞にもダンスがお上手とは言えないが、ついカメラを向けてみたくなる光景。でも、この光景も後十数年したら後継者がいなくなるので見ることが出来なくなるかもしれない。今の若い人たちは絶対にこんな場所で踊らないし、彼らを相当冷ややかな目で見ているからだ。まぁ、そりゃそうでしょうね。

 

 真ん中で踊っているのはダンスの講師クネクネ先生

 

上の画像は前世紀後半の早朝に魯迅公園で撮影したもの。おそらく今もこの雰囲気は変わってないと思うので、ちょっと早起きして魯迅公園に行くと結構面白い。

☆本日の昼便でちょっと早めに上海脱出 久しぶりに虹橋空港から羽田へ。

Canon FD 50mm f1.4  下の画像は、FUJI TX-1 45mm 

 

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上海の電信柱は偉い

2015-02-06 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

痛々しい

 

こんなにも働き者の電信柱は未だかつて見たことがない。ちゃんと立っているだけでも偉いと思う。 ここは旧城内のとある場所、もう一度同じ場所へ行けと言われてもすでに場所を記憶していないで無理。

 

これも凄い

 ACコードでも何でもそうだが、電気を通す線というのは太くて短い方が良いに決まっている。この逆をやると線自体が抵抗になり電気をロスするからだ。街の所々にある高電圧のトランスも上海の物は古く、このトランス部分で相当の電気ロスがある。

上海の私の自宅の電気代は、冬の場合約日本円で9000円。おそらくこのアパートの中で一番電気代を払っていると思う。他の人たちは、電気代節約のために部屋の中でさえダウンを着ている人たちも多く、皆着膨れして冬を耐えるのだ。私はそんなのイヤ。

Canon FD50mm f1.4

 

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日本語での広告 上海

2015-02-05 | 写真日記

ローカルのコンビニ前で

昨年くらいから上海での商品広告に日本語が混じるものが多くなってきた。安心安全も含めやっぱり日本のブランドは人気があるので日本語表記が入った方が人目をひくのだろう。でも、日本製と偽るためにわざと日本語表記のパッケージにしている偽日本製も結構多い。これは、上海の日本料理屋も同じで、経営が日本人経営かローカル経営かはメニューを見ると一発でわかるしスタッフの仕事ぶりでも即わかる。

こちらの人たちは、漢字以外のカタカナ表記が難しいようで、「ソ」と「ン」や「リ」と「ソ」や「ツ」と「シ」などの区別がつかないので、とんでもない看板やメニューをよく見かける。昔見た例だと、クソーニング(クリーニング)とかマツサーツ(マッサージ)やラーメソ(ラーメン)なんてのもあった。まだ、看板だったら作り直せばよいが、間違った日本語の刺青入れちゃうとねー。

最近は2012年の反日デモが嘘だったかのように、すでに遠い記憶になってしまった。政治とは裏腹に上海では日本への旅行者が相当数増えている。今も友人数人が北海道へ子供連れでスキーに行っているし、春節前の先月は日本行きのビザ取得で大混雑。ちょど日本のカメラショーもあるので中国の友人達が数人来るのだが、今回全員が50歳代のオヤジたちはみんなでネズミーランドに行くと意気揚々。

今は円安も含め日本への旅行は相当敷居が低い。彼らの目的は買い物も当然だが、日本の自然と本物の日本食も目的の一つ。まぁ、そんな人達が街中で困っていたら助けてあげてほしいな。政治と人民は別なので、我々普通の日本人が普通の対応をするだけでよいのです。彼らが学校で習った日本との違いを体験して、楽しんで帰ってもらえばそれで良いのだ。

☆上海にも今年ネズミーランドが出来るようだが、出来る前からすでにあまり評判は良くない。どんなネズミーランドか上海に出来たら一度だけ行ってみようと思っている。英語が出来るというだけで社員になった中国人を一人知っているが、きっと大変な事だらけになると思うよ。

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思春期の甘い放課後 

2015-02-04 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

思春期の放課後は甘酸っぱい香りがする 

これを見て思春期の頃の自分を思い出した人も、思春期にこんなチャンスなんて無かった人も、今もずっと恵まれない人も含め、今の時期は春節前の年末なので、新しい新年を迎える為に過去の事はすべて水に流して前向きに生きていきましょうね。

 

二人の周りは花でいっぱい

聞こえるのは鳥達のささやき声のみ

以前のブログでも書いたのだが、こんな場面を見ると私が中学生の頃の生徒手帳に、「桃色遊戯は禁止」と書かれていたのをなぜか今でも思い出す。この「桃色遊戯 」をネットで検索しても語源が出てこないし、最近ではほとんど聞かないので、すでに死語になってしまったのかもしれない。

おそらく1960年代頃の全国の中学生の生徒手帳には書かれていたこの桃色遊戯という語は、当時の大人の世界を無理やり子供に押し付けたような言葉だが、当時の純朴な中学生で理解出来た人がどのくらいいるのかとも思う。言語として「桃色遊戯」が生きていた時代から「不純異性交遊」にいつ変わったのか知らないが、「交」より「戯」の方が生々しくなく言葉としても美しい気がするけどね。

 Canon FD85mm f1.8

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週に2回はヒィヒィハァハァする私

2015-02-03 | 写真日記

生椒牛肉麺(ヒィヒィ麺)

 

私が週に二回ヒィヒィハァハァする場所は、昨年近所に出来た四川料理屋。そこで食べる生椒牛肉麺は普通18元大盛り22元(約400円)で、中国系麺の料金は最近何処へ行ってもこれが普通料金。四川料理は辛いというのは誰でも知っていると思うが、上海の四川料理は辛さをアレンジしている店も多いので、四川人にとっては相当不満のようだ。この辛さはトウガラシの辛さもあるのだが、山椒(花椒)の麻痺するような辛さの方が効く。

この生椒牛肉麺は、鼻を近づけると咳き込むほど山椒がたっぷり乗っていて、麺の上に牛挽肉と赤唐辛子と香菜が乗っているのでよくかき混ぜて食べる。そして、食べ始めると1分ほどで頭のトップから汗が湧き出てくる。とても一気に食べる事なんて出来ないので、ヒィヒィと言いながらハァハァと口呼吸しつつ淡白なスープで舌を落ち着かせてまた食べる。

四川料理の辛さには二週類あり、唐辛子の刺すような辛さは「辣」山椒の麻痺させるような辛さは「麻」と表現するので、四川料理はこの二種類の辛さを混ぜ合わせたものと思ってよい。

この生椒牛肉麺を最初に食べた時は、あまりの辛さに首から上が汗びっしょりになったが、何回か通うと四川の辛さに慣れて今では病みつきに。もしかしたら、この山椒の痺れるような「麻」は、合法ドラックのような物かも知れないな。

☆生椒牛肉麺の名前を「ヒィヒィ麺」と勝手に命名。今の上海は旧暦の年末なので忘年会の嵐。

スマホの紅米で撮影

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