西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

しかし、ボイコットって。。。

2009-02-05 07:37:06 | すべての人にやさしいまちを実現するために

一昨日は、早めにうちに帰って、盛大に、豆をぶつけられてきました。
もちろん、わたしゃ、鬼です。
それにしても、小さい子供がいると、季節の行事なんかに
むやみと熱心になっている自分を感じます。
息子も、だんだん色々なことが分かるようになってきているので、
なにをやるにも熱が入りますし。
なんであれ、相手からの反応があると気合が入るもんやな~と。

さてさて本日は、続けるようなことを書いておきながら、ちょっとばかり
飛ばしてしまった、学童に関する日記の続きです。

昨日、西宮市HP上で、
「平成19年度の指定管理者の管理運営状況に対する評価の結果」
が公表されました。
当然ながら、その中に、学童の運営を受託している
「西宮市社会協議会」についての評価結果も掲載されていました。

「公の施設の管理運営に責任を持つ立場にある各部署が、
 施設の運営を受託する指定管理者を評価する」
という趣旨の、このシート。
これを見、漏れ聞く話を総合すると、学童の運営を改善するためには
「社会福祉協議会のみが、ほぼ全ての学童の運営を受託している」
という現状を大幅に変えるしかないのではないか?
と思えて仕方がありません。

評価結果によりますと、施設の管理運営に責任を持つ
「子育て企画・育成グループ」は、社会福祉協議会による学童運営について
①利用者ニーズ・満足度を把握するための取り組みを行っていない。
  ただし、平成20年度には実施予定。
②コスト節減の取り組み、指定管理者の提案した独自の取り組みも、
  特に行っていない。
③指導員の意識改革や質の向上が急務。
  利用者のニーズの把握、時代の流れにあった運営を期待する。
としています。
市の担当部署が、実質的な身内である、市の外郭団体に対して
下す評価としては、ちょっと珍しいくらい厳しい内容やなと。
とはいえ、こうした評価結果となるのも当然だと、個人的には思っています。

①の施設を利用する保護者を対象としたアンケートは、
公募によって運営の受託先を決定した4つの学童
(うち3学童を社会福祉協議会が、1学童はYMCAが運営を受託)
について実施されました。
このアンケートは、
「基本的習慣」「遊び」「コミュニケーション」など14項目について、
「非常に満足・やや満足・どちらともいえない・やや不満・非常に不満」
の5段階で保護者が評価を示すとともに、
○18時までの開所時間延長に対する考え方を問う
○その他の意見を述べるための
自由意見欄を設置
という形になっていました。
これ、利用者のニーズや満足度を把握し、
よりよい学童運営を実現するための第一歩としては、
評価できる取り組みだと思うのです。

ところが、なんと、社会福祉協議会が運営を受託する3学童中、
1つの学童はアンケート結果の提出を完全にボイコット。
もう一つの学童でも、自由意見欄だけの形式のものを独自に作って
それだけを提出と、これまた事実上のボイコット。
おいおい、こんなことが許されてええんかと。
てゆうか、こんなことやってたんでは、
「評価が低過ぎて、よう出せへんかったんちゃうやろか?」
と勘ぐられても、仕方がありません。
そこらへん、どない考えてるんですかね。

この話、一義的には、もちろん現場方の対応に問題があります。
が、それを管理監督するべき社会福祉協議会の本体が、
全く、本体としての役割を果たせていないというところも、
見逃せるものではありません。
これでは、到底、まともな組織とは呼べません。

市民に対して、サービスを提供する施設を運営している以上。
よりよい施設にしていきたい、満足度が高い施設運営に変えていきたい
という思いを持つのは当然過ぎるくらい、当然のことであるはずです。
この話、もう少し続けます。