西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

公募対象の学童を増やすべきです。

2009-02-09 16:27:21 | すべての人にやさしいまちを実現するために

明日は今ターム2回目の朝立ち実施予定。
予報によると、なんとか、明日の朝までには雨もやんでくれそうで、いい感じ。
頑張ってやっていますので、駅前でお見かけの際は、
是非是非、お受け取りください。
よろしくお願いいたします。

さてさて、先日の学童の話の続きです。

私は2006年の6月議会で、学童の運営方法改善について、
シフトの見直しを中心に、各種の具体的な提案を行いました。

市側も、その内容の妥当性を認め、
学童の運営主体である社会福祉協議会に、
運営改善を求めていくことを約束しました。
ところが調査してみたところ、あれから2年以上がたつにもかかわらず、
これらの提案は、ほとんど、まるで活かされていないことが分かりました。
それが、先日の日記にも書いた、
「コスト節減の取り組み、指定管理者の提案した独自の取り組みも、
 特に行っていない。」
という市側の評価につながるのだと思います。
やれば確実にコスト削減できる取り組みさえも、やらないのであれば、
こうした評価が下されるのは当然です。

一年ほど前の話ですが。
学童に指定管理者制度を導入し、公募の形で運営者を募ることに対して、
一部学童で、非常に大規模な反対運動が起こりました。
その大きな理由は、
 ○「学童のサービス水準が低下するのでは?」という保護者側の不安
 ○「私たちの職場がなくなる!」という指導員側の不安
の二つだと認識しています。
もちろん、保護者の方々が運営主体が変わることについて、
不安に思う気持ちは分かります。
けれども、この
「運営主体が社会福祉協議会から、よそに変わることによって、
 学童のサービス水準が低下するのでは?」
という不安に対しては、「そんなことないですよ!」と言える
客観的な資料が存在します。

先日の日記にも書いたとおり、市は公募によって運営の受託先を決定した
4つの学童の保護者を対象にアンケートを行っています。
で、そのアンケート対象の中に、唯一、社会福祉協議会以外の団体が
運営を担っている用海の学童も入っておりまして。
そのアンケートの中に、↓こうした設問↓が入っていました。
「昨年(つまり、社会福祉協議会が運営していたとき)と比べて、
 運営(保育)の内容はよくなったと思いますか?」
で、これに対する答えは、↓こんな感じ↓。

 非常にそう思う----------4名
 ややそう思う-----------10名
 どちらともいえない------7名
 あまりそう思わない-----3名
 全くそう思わない--------0名

回答した保護者24名中、
変わらない、もしくはよくなったと答えた保護者が21名を占めています。
これ、胸を張ってよい結果だと思うのですが、いかがでしょう。
同じアンケートをボイコットした2つの学童と比べると、
この差は歴然だと、個人的には思うのです。

以前から何度も書いている通り、私は、こうした施設運営についての、
「公がやるべきか?民がやるべきか?」という議論は、
ナンセンスだと思っています。
よりよいサービスを、よりよい価格で提供できるところが
やるべきだと考えているからです。
「私たちの職場がなくなったら困る!」という危機感を持つのであれば、
よりよいサービスを、よりよい価格で提供できるように頑張るべきです。
そのためには、私が提案した、シフトの見直しをはじめとする
運営方法の改善は、はずせません。

来年の3月には、現在の指定管理者が契約期限切れを迎えます。
管理監督責任を果たすことさえできない社会福祉協議会に、
ほぼ一元的に学童の運営を任せる、今の形を続けることには、
強い疑問を持っています。
積極的に公募範囲を拡大していくべきです。