順番通りなら一般質問の続きなのですが、今日は、標記の件について。
テレビや新聞で報道される内容とは、少し違うかもしれないところで、
色々と思うところがありまして。
このような問題の多くは、公立の学校でおきているように思います。
そういった感覚を多くの方が持っているからこそ、
一定の割合の保護者の方々が、
「できるだけ早い時期から、子供を私立に通わせたい!」
と考えるという側面もあると思っています。
もちろん、それだけが理由ではないのは言うまでもありませんが。
では、なぜ、私立の学校では、こういった問題が総じておきにくいのか?
理由は簡単。
私立の学校で、そんな問題がおきれば、学校の人気は急降下し、
生徒が集まらなくなってしまいます。
それは授業料や入学料、入試料をはじめとする学校収入で
経営が成り立っている私立の学校にとっては死活問題です。
だからこそ、私立の学校は、こういった問題には全力で対処します。
学校・教師が一丸となって対処するのは当然のこと、
状況によっては、問題となっている生徒への退学も含めた処罰を
躊躇なく行います。
その前提にあるのは、
「生徒が来なくなることによって、学校の経営が脅かされる。
それはひいては自分や家族の生活に直結する大問題である。」
という、普段、意識するかどうかはともかく、
私立学校の教師であれば、ごく当り前に持っているであろう認識です。
これがある以上、基本的な姿勢として、
「問題を見て、見ぬふり」
というのはありえません。
(一方で、同様の理由から、万一、問題が発生した場合、
「全力で隠蔽する!」というのも、あるでしょう。
もっとも、それは、公立校でも同じことではありますが。)
一方で、公立の学校・教師においては、そうした問題意識はありません。
また、それと根を同じくする問題として、
「どんなに頑張ろうが怠けていようが、自分の評価は大きく変わらないし、
給料や待遇が変わることもない」
「明らかに法に触れる行為を行い、現行犯逮捕でもされない限り、
職を失うことはない」
という環境もあります。
勿論、ほとんどの公立校の教師が、
熱心に、こうした問題にも取り組んでくれていると信じています。
ただ、そのことだけをもって安心することはできません。
そういった問題に対して熱意を持たない教師が
一定割合存在するということも、紛れもない事実です。
そして、それを助長するような環境があるというのも、
疑いようのない事実だからです。
この項、もう少し続けます。