七夕の土曜日はバルやらまちこんやら、いろんなイベントが
各地で開催されていたようで。
天気がどうなるかとやきもきしていた方、多かったようですが、
結果的には、ほぼ天候に恵まれる感じで、よかったな、と。
屋外型イベントは、ほんま、天気に左右されますからね。
まずは、めでたい。
さて本題、一般質問の続きです。
それでは早速、本題に。
-------------------------------------------------------------------
昨年12月議会において、
実際には発生していない修理・交換等をでっちあげて、
業務との関係性が疑われる備品を購入する不正行為が、
一部の部署で横行していたことが明らかになりました。
この問題の存在を指摘した私に対して、
市は当初、ひたすら問題を隠蔽しようとしました。
しかしながら具体的な事例の存在を突きつけた結果、
ようやく本会議場での質疑において
「備品番号がない備品が存在」したことを認めるとともに、
「問題点を適正化するため、過去からの経緯を含めまして、
近隣他都市の事例を参考にしながら、速やかに調査を実施いたします」
と約束しました。
こうした経緯を踏まえてか、たしかに、その後、調査は行われています。
しかしながら確認された事例の悪質さ、
答弁において「近隣他都市の事例を参考に」と述べたことを踏まえますと
市が実施した調査の内容は、きわめて甘いと言わざるを得ません。
そもそも今回、明らかになった不正事例は、
「事業者との取引の中に、実際には存在しない修理・故障を
でっちあげて紛れ込ませ、業務との関係性が疑われる物品を
購入・納品させていた」
というものです。
不正行為の流れを見る限り、取引先事業者の存在が
重要なポイントであるのは明らかです。
当然、事業者に対する調査なしに、
不正行為の全容を明らかにすることなど、できるはずがありません。
こうした背景があるからこそ、私は昨年12月議会において
十分、調整した上で、「近隣他都市の事例を参考に」という答弁を
引き出しました。
この場合の近隣市とは、神戸市のことを念頭に置いた物であり、
非公式な打ち合わせにおいては市も、この点を認めています。
それでは以下、神戸市の事例について簡単に述べます。
約2年前、神戸市においても、本市と同様の不正行為の存在が
明らかになりました。
事件発覚後、神戸市では、全庁的な実態把握を行なうため、
物品調達に関する経理事務について緊急調査を実施しています。
この中で神戸市は、
『市と一定以上の取引関係がある事業者に対する、
「市から不適正な納入依頼があったかどうか」についての書面調査』
『市と一定以上の取引関係がある事業者に対する、
得意先元帳の写しなど関係書類の提出依頼』
等、事業者を対象とした調査も実施しました。
こうした調査の結果、神戸市では過去6年間で、168所属において、
合計約2億1千万円もの不適正な経理処理が行われていたことが
確認されました。
ところが本市が行った調査は現在のところ、
「職員に対するヒアリング」と
「備品台帳に掲載されていないにも関わらず、
職場内に存在する備品のチェック」
という内部調査だけであり、
事業者を対象とした調査は行われていません。
これは昨年12月議会における「近隣他都市の事例を参考に」という
答弁と合致しません。
また、このような調査だけでは
『不正行為を行っている職員が購入した、
あるいは購入させた物品を隠した場合』や、
『そうした物品を職場外に持ち出した場合』、あるいは
『物品購入ではなく、現金をキックバックさせた場合』等、
より悪質な事例が存在したとしても、洗い出すことはできません。
このような姿勢・調査では、
全庁的な不正行為の実態を把握することは不可能ですし、
市に対する市民の信頼を取り戻すこともできません。
昨年12月議会におけるご答弁で頂いた通り、
早急に「近隣他都市の事例を参考に」した、
より厳しい調査を実施するべきだと考えます。
それでは以上の内容を踏まえて二点、お伺いします。
----------------------------------------------------------------------
と、ここまでが前振りです。
具体的な質疑の内容については、また別途。
それでは失礼致します。