西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

また出た、得意のギリギリまで隠しての既成事実化攻撃... ほんと産業文化局って。。。

2020-02-25 15:46:35 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

昨日は、同級生が経営する串カツ屋さんの15周年記念イベントで三宮へ。
言うのは簡単やけど、15年って長いよな~。
それだけの期間しっかり続いているのも、こんなイベントができるのもホンマすごいなあ...と感心しきり。
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新型肺炎の影響もあり、イベント開催自体についても悩んでいたそうですが、個人的には友人が目一杯楽しんでいる姿を見ることができてよかったな、と。
なお「新型コロナウイルス感染症について」の西宮市×HP情報は以下でご覧いただけます。
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新型コロナウイルス感染症について@西宮市HP

さて本題、今日は大谷記念美術館について。
この施設、公益財団法人として運営されており、経営上は、あくまで西宮市とは別個の存在。
とはいえ、土地・建物・美術品は西宮市に寄贈されていることもあり、市は財団に対して、
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●運営補助金として、毎年1億4000万円程度
●施設改修補助金として、毎年2,000~5,000万円程度
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を投入しています。

ところが、この大谷記念美術館について、今月の頭に突然
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●近年、毎年の赤字額が多額に上っている
 ⇒結果、今年度末には、資金がほぼ底を尽く...
 ⇒市が援助しなければ、来年度には経営が破綻する
 ⇒なので、来年度「市としては」「拡大している赤字に対する支援を検討している」
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との報告があったんですよね。
いや、せめて資金が底をつくような状況になる前に、ちゃんと報告しましょうよ...

上で書いた通り、そもそも大谷記念美術館は、市とは別個の経営体であるため、通常、議会に経営状況が報告されることはありません。
が今回の事態を踏まえ、議会に示された資料によると、ここ数年の経営は
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●毎年2億円前後の収入のうち、事業収入(=展覧会への来場者からの入館料収入)は約3,000万円程度
 ⇒残りの収入の大部分が、市からの補助金
●固定的な支出が年間2億円程度
 ⇒現在の運営体制のままでの大幅な費用削減は事実上、不可能
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という、かなり悲惨な状況にあることが明らかになりました。

市は「令和2年度中に外部の知見も活用し、館のあり方を検討すると共に、一層の経営改善を図るため、経営改善計画を策定する」としています。
しかしながら、
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●事業収入は3,000万円程度
●固定的な支出が2億円程度
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という収支状況である以上、抜本的に経営状況を改善することは不可能でしょう。
そもそも、市にそんな能力があるとは到底思えませんし。
であれば、まずは同規模他市の状況を調査すること(←これまでされていなかったこと自体が驚きではありますが...)。
その上で、人口50万程度の中核市が、単独で常設の美術館を持つことの妥当性・適切性まで含めて「館のあり方を検討する」べきだと思うんですよね。
う~ん、しかし、また産業文化局得意のギリギリまでひた隠し&ヤバくなったら既成事実化攻撃か...
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【ご参照】
市政報告60号×B面右側【商工会館の建替えについて】
「ええ、店の売上金がなくなったことは事実です。でも、それと店を閉めたことは関係ありません!」←・・・そんなもん、誰が信じるかい!!!@2017年12月のブログ

市とは別個の経営体とは言いながら、これだけ多額の補助金を毎年投入している財団に対して、ここまで状況が悪化するまで気付くことができなかったことについては、私自身も責任を感じています。
だからこそ今後の展開を見守ると共に、厳しい姿勢で、この問題に取り組んでまいります。

というわけで、今日のブログはこのへんで終わりにして、
明日10時からに迫った代表質問の準備へと戻らねば!
それでは失礼いたします。