以前から気になっていた芦屋市のパワハラ事件について、続報があったようですね。
↓
芦屋市パワハラ問題 第三者委員会が初会合@2020/11/30付・yahooニュース
むちゃくちゃザックリまとめますと、
-----
●部長級の男性幹部が、複数の部下に暴言を吐くなどのパワーハラスメントを繰り返していた
→市長らがパワハラが疑われる情報を得ながら、適切な対応を取らなかった
→議会からの問題提議もあり、市内部で調査委員会を作ったが、様々な面から問題の指摘が続いた
→第三者委員会は設置されたが、今後も様々な展開がありそう…
-----
という話です。
↓
【ご参照】
芦屋市役所でパワハラが問題に... 同様の事態の発生を防ぐため、人事制度でも対策を講じるべきです!@2020年6月のブログ
本市でも、こうしたハラスメント防止のため、「ハラスメントの防止に向けて」という冊子が作られ、その中には「西宮市ハラスメント苦情・相談流れ図」も示されています。
が、ここで示されている流れには、いろいろと改善すべき点があると思っています。
↓
↑
上図で見ますと、例えば、
-----
①苦情相談窓口として設定されているのは市職員だけ
→弁護士等、外部の相談窓口が必要ではないか?
②事実関係の確認調査も、市職員が行う形になっている
→弁護士等によって構成される第三者委員会が確認・調査を行う形の方が望ましいのではないか?
③申し出た職員に対する返答の流れがない
→何らかの形での回答は必須ではないか?
→申し出た側が不服に感じた場合の対応に関する定めは不要か?
-----
といったあたりは非常に気になるところですね。
またハラスメント以外に、内部公益通報(=組織内で社会的な倫理違反やコンプライアンス違反の発生またはそのおそれがあると知った人が、そのことを組織内部または組織の指定した窓口に通報すること)の流れも設定されています。
↓
↑
ハラスメントと同じ視点から考えると、
-----
①´ 窓口として弁護士が設定されているのはOK
→連絡先は、分かりやすいように明示した方がよいのでは???
②´ 調査委員会は、第三者によって構成される方がよいのでは???
③´ 調査・措置結果の通知が明確化されているのはOK
-----
と感じます。
総じて、ハラスメントより公益通報のほうが仕組み的にしっかりしている印象ですね。
一方で、個人情報保護や、なあなあで終わらせない姿勢を確保する!という観点からは、両方とも見直すべき点があると感じます。
ぶっちゃけた話、私の元にも、こうした類の情報が寄せられることが少なからずあります。
が、それが議員のところにやってくること自体、どうなんやろ???と思ったりもするんですよね。
市の仕組みがきちんと整理され、機能し、十分認知されているなら、情報は、そちらにいくはず。
にもかかわらず、それが私のところに来ること自体、市の仕組みに対して不安・不信感があったり、よく分からなかったり、という面があるということではないのか???と思ったりもするわけで。
現実に他市で起きた事例である以上、西宮市でも同様の問題が発生する可能性はあるはず。
ならば、他山の石とするべく、しっかり意識し、現在行われている本市の対策にも反映していかなければなりません。
今後の芦屋市での議論も踏まえ、現状の是正を求めてまいります!
今日から12月議会×一般質問スタート。
議長業務を遂行するのはもちろんですが、しっかりインプットにも努めます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。