お盆期間ラストサンデーの昨日は、元気に公園掃除。
瓦木中学校の生徒会役員を含めたボランティアクラブ(?)が参加してくれて、いつも以上に綺麗になりましたよ。
お仕事頑張りすぎて、写真撮れてませんけど。
それにしても、最近の中学生の、なんと感じがよく爽やかなこと。
同じ年頃だった頃の我が身と引き比べて、恥じ入るばかり...
さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今回も引き続き、アクタのお話です。
それでは、どうぞ。
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アクタ地下駐車駐車場にはもう一つ、収支状況がきわめて厳しいという問題があります。
資料④をご覧下さい。
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同駐車場の公有財産購入の割賦払いは2025年度で完了する予定となっており、市は「2026年度以降の平均単年度収支は約5210万円/年の黒字を見込んでいる」としています。
一方で、同施設は2008年度以降、毎年1億円を大幅に上回る赤字を計上しており、現在までの累積赤字は20億円以上。
累積赤字が解消されるのは遠い未来であり、しかも、その時期は大幅に後倒しされ続けています。
こちらも資料④に示したとおり、市は2007年6月時点では、累積赤字の解消時期を2037年度と試算していました。
ところが阪急西宮ガーデンズ開業後の2009年3月には解消時期を2048年頃に後倒し。
さらに2013年9月の決算分科会では2062年頃へと後倒ししました。
現在では、市は累積赤字の解消時期を2077年度としています。
駐車場を開設した際に発生した借金を解消し、黒字に転換できる時期は当初予定していた2037年度から、実に40年も遅くなっているのです。
率直に言って、累積赤字を解消できる見込みは、ほぼ、ありません。
こうした観点から私は、同駐車場の経営状況改善のための取組推進が、きわめて重要と考えています。
資料⑤をご覧下さい。
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同駐車場では、アクタ利用者を念頭に置いた時間貸し以外に、
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●平日の7~20時のみ使用可能な月額8,000円のP&R定期
●平日のみ使用可能な月額10,000円の平日定期
●全ての曜日に使用可能な月額15,000円の全日定期
●地下2階の指定区域にだけ駐車可能な月額14,000円の月極定期
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が用意されています。
しかしながら、これら定期の料金は2010年度以降、一度も見直されていません。
その間、2014年と2019年に消費税率の見直しもありましたし、当該定期は人気も高く、希望しても購入できない事例も多くあるようです。
これだけ長期間、料金体系の見直しがなされていないのは不自然であり、早急に周辺相場と比較して見直すべきです。
また定期はP&R65台、平日15台、全日150台が設定されていますが、すべて埋まっています。
一方で、同駐車場では総じて、平日には受入枠に余裕があります。
このことを考えると、利用が平日に限定されるP&Rや平日定期の台数を増やすべきです。
また駐車場のあり方自体について抜本的な見直しを検討することも欠かせません。
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●概ね年間1,200万円にのぼる維持・補修費
●概ね10~15年ごとに発生する1.5~1.8憶の大規模修繕費用
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等を考慮すると、年間平均3,000万円以上の維持・補修等に必要な費用が発生していることになります。
駐車場が満車になる日数が年に数日程度しかなく、年間の使用料収入が概ね1.5億円程度という実情を考えるなら、そもそも現在の駐車場が過剰である可能性も否定できません。
今後、一層、施設の老朽化が進む中、維持・補修費用は加速度的に増えていくと思われます。
こうした要素を考えるなら、駐車場の一部を閉鎖することで維持・修繕費を軽減し、全体の収支状況を改善できる可能性もあるのではないでしょうか?
それでは以上の内容を踏まえて2点、質問します。
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質問の中でも触れていますが、アクタ地下駐車場が累積赤字を解消する可能性って、ほぼほぼないと思うんですよね。
こういう見積もりの甘さ(という言葉で片付けてしまうことさえ躊躇するレベルですが...)って、一体どうなってるんですかね。
ここまでの内容を踏まえての具体的な質疑については次回以降でご報告します。
それでは失礼いたします。