先日の議会運営委員会において、
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●4/16開催の中核市議会議長会において、第19回議会報コンクールが開催された
→「西宮市議会だより」9月定例会号(第157号)が審査員特別賞を受賞した
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ことが報告されました。
これは嬉しい!
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西宮市議会だより157号@2023年9月定例会号
なお某新聞社の編集部長である審査員のコメントは
「各常任委員会所属の議員名を記載しているのは議員活動の一端が分かって良い。
意見の分かれた議案も各議員の賛否を一覧表にまとめており、レイアウトも記事、写真、イラストがバランスよく配置されている。
市民から公募した表紙の風景写真も季節感があふれる。」
というもの。
それぞれの賛否が分かるように掲載している辺りは大昔、市議会だよりのデザイン等を大幅に変更した際にこだわった内容であり、嬉しいですね。
参考までに当時のブログを貼っておきます。
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【ご参照】
「西宮市議会だより」を変えるのだ!@2009年8月のブログ
さて本題、代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。
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【質問】
『これからの教育を支える基盤的なツールとしてICTは必要不可欠であることを認識し、本市の教育理念である「夢はぐくむ教育のまち西宮」を基本に、学校・家庭・地域が緊密に連携し、自主的・自律的で創意工夫のある学校教育を進めてまいります。』とのことでした。
述べられた考えに異論はありませんが、具体的な内容が見えません。
また、こうした話の前提として、各校におけるICTの活用状況や教える側の知識・能力を一定の水準まで底上げし、揃えていくことが重要と考えます。
現状と、こうした考えに対する見解をお聞かせ下さい。
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【答弁】
GIGAスクール構想が始まった令和2年度より、効果的な活用を促進させるために、全ての小中学校へ指導主事が出向きICT活用研修を実施して参りました。
その結果、機器やツールの操作方法は浸透しましたが、学校や教員間で利用格差があることが浮き彫りになりました。
令和4年度に教員を対象にしたアンケート調査によると、「ツールの使い方はわかるが、授業での使い方が分からない」といった結果が出ました。
それは、学びの場面には個別最適な面と、協働的な面と2つの要素があり、前者は児童生徒それぞれが個別学習を行う際にデジタルドリルを利用するといった場面が想定しやすいのに対し、協働的に意見交換する場での活用について場面が想定しにくいためと考えられます。
そこで、現在では授業づくりを中心に、ICTを活用する場面を模擬授業として示すといった、より具体的な研修を実施しています。
また今年度からICTを活用した教育が組織的に推進されるよう「ICT活用推進計画」の作成を各校に依頼し、それを用いて教育委員会が各校の活用推進の進捗状況を把握しています。
それを基に指導主事が学校に出向いて、各校の活用状況に応じたICT活用研修を実施することで、市内全体の指導力の向上に努めています。
さらにICTの活用においては、教員がその使い方や機能を理解することは大切ですが、学習指導要領で示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、学びの質を高める授業改善に結びつけることが重要だと認識しております。
教育委員会としましては、各校の情報教育担当者を対象に、児童生徒が主体となる授業づくりに向け、連携協定を締結している兵庫教育大学から講師を招いた情報教育研修を毎年実施していることに加え、次年度は教員の学びを促進するために、ICTを活用した授業づくりの考え方や、その具体例を示したオンデマンド研修の充実を図ってまいります。
今後も引き続き、教員に対して、活用状況に応じた研修や情報提供に努めてまいります。
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【意見要望】
過去の経緯も含め、難しい課題に前向きに様々、取り組んでおられることは一定評価したいと思います。
一方で、全体の水準底上げこそが課題であり、きわめて重要という点について今一度、意見を呈さなければならないと感じています。
ICTが得意、あるいはそこまで行かなくても格別な苦手意識を持っていない教師であれば、ある程度ほっておいても、あるいはきちんとした研修を行い、注意喚起するなら取組を進めるでしょう。
そのための、いわば手法やツールの提供的な側面から見るなら、様々述べられた前向きな取組は一定評価出来るものなのでしょう。
しかしながら組織として取り組む以上、負けず劣らず重要なのは全体の水準の底上げです。
答弁では『「ICT活用推進計画」の作成を各校に依頼し、それを用いて教育委員会が各校の活用推進の進捗状況を把握しています。それを基に指導主事が学校に出向いて、各校の活用状況に応じたICT活用研修を実施することで、市内全体の指導力の向上に努めています。』となっており、水準底上げのための対応は、あくまで「研修の実施」に留まっています。
本当に、これでICTが苦手で後ろ向き・消極的な教師の意識を向上し、有効活用につなげることができるのでしょうか。
教育だけでなく、行政全般として必要不可欠でありながら、ともすると軽視される視点の一つが全体の水準を担保・確保することです。
ここにこそ重きを置き、具体的な対策を積み重ねることがきわめて重要だということを強く指摘しておきます。
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この件、以前から継続して追いかけているところですが、「最低でも、この水準を担保する!」という考えが弱いと感じてなりません。
でも組織が仕事として行っている以上、この問題から避けて通ることはできません。
この点を忘れず、具体的案取り組みを積み重ねていってもらいたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。