ハイビスカスも真夏より元気です。色が違います。
★フリートーク
先日来の夏風邪もやっと落ち着き始めて・・・実父のお見舞い(大腿骨骨折で入院中)に行ってきました。まだまだリハビリが必要な状態ですが、今日から、大相撲が始まるので病室暮らしも少しは賑わいそうだと本人の弁でした。83歳になるので、病院暮らしをしていると少し頭もぼんやりしてきているようで、本人も「呆けてきた、呆けてきた・・・つまらん!!」とぼやきます。
それでです。父が昼食を終え、歯磨きに付き合っていますと、脳梗塞で入院中だというおしゃべり系のおばさんが、父を見つけて、「この間はどうも~~~、○○さんのお知り合いやったよね~~!!」というのです。鏡に映る父の顔をみると、ぼお~っとしていますし、出る言葉は「え~っ!わし、知らんがなあ~~!そいな話、覚えとらんなあ~~!!わし、ちょっとここが悪うなってきとるけんなあ!!」と自分の頭を指しながら言うのです。私としては、うっそ、これはひどいわ。あり得ん事態だと思い、あらためて、鏡に映る父の顔をみました。
歯ブラシを片手に不思議そうに首をかしげているのです。それに追い打ちをかけるようにそのおばさんも「あんた、この間のことやで、私と話をしたのも忘れたん?」と聞かれています。父はまたもや、「知らんなあ!!」です。そしたら、おばさんは私と夫に向かって、事のいきさつをいろいろと話すのです。父の知り合いの先生とそのおばさんの知り合いが一致して話が盛り上がったということのようでした。「まあ、そのうちに思い出すわ~、またね、○○さんやったね、また逢ったら話でもしましょ!」とこういう感じでした。
これは、わが父親はあかん、・・・退院してもひどいことになりそうだと暗~い気持ちになってきました。そしたら、夫が「おい、あのおばさんの言うこと、おかしくないか?あっちが人違いかなんかじゃないのか?」というので、もう一度、父親に問いただしても、おばさんのいう知り合いの先生など絶対知らんし、話したことなんぞない!!と言い切るのです。
どっちが本当なのかわかりませんが、父親はそれよりも鏡に映る自分をみて、「あ~、こりゃ、髪が伸びてきて、散髪に行かんならん!!」と言うのです。::::::::::::::::::::::
もう、どうでもいいやと思い、私と夫はしばらく父に付き合ってから帰りました。
事のいきさつを長女に話しますと、長女は病院勤めなので良く知っているのです。「そんなん、日常茶飯事やで!もっとこけそうなくらいおもろいのがあるで~!!」というのです。どんな話かと思ったら・・・お腹を抱えて笑ってしまったのですが・・・こういうことです。
入院して少し頭がややこしくなった患者さん同士で、相手をクラスメートと錯覚してしまった人がいたらしいのです。彼はもう一人の患者さんに「あんたっ、学校時代の・・・(名前が出ない)・・顔を覚えとるで~!」ときたそうです。そしたら、言われたほうもそんな気分になってきて「ああ~~、そういえば、あんた、あの人じゃなあ~~!!」と。懐かしそうな話になるそうです。お互いの名前などでるはずもなく・・事実はあり得ない二人だそうですが・・・(アハハハ・・・でした。)
それでも近頃、思うのですが、80歳を超えたら、かなりの個人差があるようです。私の義父は87歳ですが、小柄で背中はピン。動きは俊敏で小走り。先日は雨漏りの点検とかで屋根の上をヒョイヒョイ・・・これはいくらなんでも頂けませんでしたが・・私の実の祖母も97歳で、足腰達者で、目も耳も効き、苦もなしです。今年やっと入所したのですが、別れた猫の心配ばかりで・・・
どんな老後になるのか・・・今日は少し、考えてしまいました。詩子
★フリートーク
先日来の夏風邪もやっと落ち着き始めて・・・実父のお見舞い(大腿骨骨折で入院中)に行ってきました。まだまだリハビリが必要な状態ですが、今日から、大相撲が始まるので病室暮らしも少しは賑わいそうだと本人の弁でした。83歳になるので、病院暮らしをしていると少し頭もぼんやりしてきているようで、本人も「呆けてきた、呆けてきた・・・つまらん!!」とぼやきます。
それでです。父が昼食を終え、歯磨きに付き合っていますと、脳梗塞で入院中だというおしゃべり系のおばさんが、父を見つけて、「この間はどうも~~~、○○さんのお知り合いやったよね~~!!」というのです。鏡に映る父の顔をみると、ぼお~っとしていますし、出る言葉は「え~っ!わし、知らんがなあ~~!そいな話、覚えとらんなあ~~!!わし、ちょっとここが悪うなってきとるけんなあ!!」と自分の頭を指しながら言うのです。私としては、うっそ、これはひどいわ。あり得ん事態だと思い、あらためて、鏡に映る父の顔をみました。
歯ブラシを片手に不思議そうに首をかしげているのです。それに追い打ちをかけるようにそのおばさんも「あんた、この間のことやで、私と話をしたのも忘れたん?」と聞かれています。父はまたもや、「知らんなあ!!」です。そしたら、おばさんは私と夫に向かって、事のいきさつをいろいろと話すのです。父の知り合いの先生とそのおばさんの知り合いが一致して話が盛り上がったということのようでした。「まあ、そのうちに思い出すわ~、またね、○○さんやったね、また逢ったら話でもしましょ!」とこういう感じでした。
これは、わが父親はあかん、・・・退院してもひどいことになりそうだと暗~い気持ちになってきました。そしたら、夫が「おい、あのおばさんの言うこと、おかしくないか?あっちが人違いかなんかじゃないのか?」というので、もう一度、父親に問いただしても、おばさんのいう知り合いの先生など絶対知らんし、話したことなんぞない!!と言い切るのです。
どっちが本当なのかわかりませんが、父親はそれよりも鏡に映る自分をみて、「あ~、こりゃ、髪が伸びてきて、散髪に行かんならん!!」と言うのです。::::::::::::::::::::::
もう、どうでもいいやと思い、私と夫はしばらく父に付き合ってから帰りました。
事のいきさつを長女に話しますと、長女は病院勤めなので良く知っているのです。「そんなん、日常茶飯事やで!もっとこけそうなくらいおもろいのがあるで~!!」というのです。どんな話かと思ったら・・・お腹を抱えて笑ってしまったのですが・・・こういうことです。
入院して少し頭がややこしくなった患者さん同士で、相手をクラスメートと錯覚してしまった人がいたらしいのです。彼はもう一人の患者さんに「あんたっ、学校時代の・・・(名前が出ない)・・顔を覚えとるで~!」ときたそうです。そしたら、言われたほうもそんな気分になってきて「ああ~~、そういえば、あんた、あの人じゃなあ~~!!」と。懐かしそうな話になるそうです。お互いの名前などでるはずもなく・・事実はあり得ない二人だそうですが・・・(アハハハ・・・でした。)
それでも近頃、思うのですが、80歳を超えたら、かなりの個人差があるようです。私の義父は87歳ですが、小柄で背中はピン。動きは俊敏で小走り。先日は雨漏りの点検とかで屋根の上をヒョイヒョイ・・・これはいくらなんでも頂けませんでしたが・・私の実の祖母も97歳で、足腰達者で、目も耳も効き、苦もなしです。今年やっと入所したのですが、別れた猫の心配ばかりで・・・
どんな老後になるのか・・・今日は少し、考えてしまいました。詩子