四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(丙火日干未月火旺生まれ)

2021年07月07日 20時19分17秒 | 命理

☆夏になると美味しいのが桃のコンポート。たくさん箱買いしてもこれなら保存できます。
最近は薬膳に凝っているので少しでもと思って甘味に砂糖の代わりに大棗(オオなつめ)、和三盆を贅沢に使ってみました。
ナツメは梅雨時には健脾になりますので良いかなという発想です♪ 
炊き方は昨夏もご紹介しましたが・・・今夏は 桃、白ワイン、ナツメ、和三盆、レモン少々でした!!
梅雨時の湿気の多いときに冷たいものは良くないです。胃は湿を嫌いますから生野菜、欲しくないですね。これ、年のせい?とも感じます。
若い血気盛んな人たちは何ともないですが身体が老いつつある我が身は今年の長夏は胃が弱りました。

☆命理
 こんばんは!!七夕ですがあいにくの梅雨空です。また本日は未月節入りともなります。
 本日は丙辰日
辛丑
乙未(火)
丙辰
乙未 としましょう。

 日干丙火は未月火旺の丁分野に生まれた陽刃格の命です。日干丙火は2未に通根して月令があります。その上に天干の2乙は燥木で良く日干を生じます。乙木も辰中乙に微根となって弱いものではありません。比較すれば時干の乙は傷まず生日干しますが月干の乙木は年干の辛と剋、丑中の癸水の滋木はわずかでもあるので少しだけ様子は違います。同じ乙ではないということですが大局に大きく影響することはないでしょう。日干丙火が任じるのは地支の土食傷です。八字内では燥土ばかりでおまけに調候には欠けますので湿感がなく洩身してもわずかという判定です。よって日干は強となります。

 格 陽刃格
 日干 強
 用神 取れず
 喜神 土金水
 忌神 木火
 閑神 なし
 調候 壬なし ☆年支丑が調候代用ですが及ばず!

 さて、本日命は日干強の判定となりました。調候として欲しい壬水はなく八字は木火炎上かというと火旺でも退気の火は乙木を焚木にするほどではなく反生の効というほど良いものでもないでしょう。丙火が転弱するかもしれないところを大きく救い上げている印です。
 問題は月令のある丙火でも湿土に晦火することは常に念頭に置かねばなりません。八字は火旺の生まれですが地支の3支は土性支ですから水運に巡れば一気に湿土化して日干は転弱の憂き目に逢います。そういった観点から乙木では少し役不足です。やはり甲木の疏土が最も効き目がありそうです。滴天髄には乙木でも未や丑の柔土は制することができるとあります。しかしそれは滴天髄で言う一般論ですから八字次第でいつでもそれが可能と思うのは浅はかでしょう。未も土旺となれば乙木では疏土できません。また甲であっても根か癸水の滋木がなければなかなか疏土とはならないのが現実です。本命ではどうか・・・火旺なので何とか未土は対峙かと推します月干支の場合はちょっと弱いかもしれません。火源としては十分ですが疏土は難しい乙です。そして問題は辰土です。これは乙木では制はできません。陽干の土ですから。

 ということで本日は乙木の疏土について触れてみました。以下、滴天髄の抜粋と解釈(NET講座より)です。

 「乙木雖柔 刲羊解牛 懐丁抱丙 跨鳳乘猴 虚滋之地 騎馬亦憂 藤羅繋甲 可春可秋
解釈:乙木は草木です。草木であっても丁か丙があれば、羊(未)か牛(丑)といった柔土(己土)を制することができるものです。戊は制することはできないということも暗に。乙は丁、むしろ丙によって反生の効を得て、火に洩らすことで強化されます。また火は乙木が苦手な庚金を制してくれます。庚金は乙を鎌が草木をバラバラにするように切ってしまうということ。これは即物的ですが・・・乙は金水過多を畏れます。湿土あっても火が晦火するようでは、宜しくないということです。藤羅繋甲とは、苦さの蔦が大木にしっかりと絡まり、巻き付いている様を言います。乙木が地支に寅卯辰の根を張っている状態で、甲木が近貼し、幇助して乙木を強めます。藤羅繋甲であれば、一年中、どの季節に生まれようとも安泰です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする