青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

恐るべき相対者

2008年04月30日 | 人生設計
私達は、常に何らかの相対するものと接している。それは人である時もあるし、動植物の時もあるし、物や風景などの時もある。こうした相対するものとの間に感情を持ち、喜怒哀楽を繰り広げてゆく。
だが相対するものへの思いは、このように外部に対してのみ行われているかと言うと、そうではない。
私達は何かが生じたとき、その事象や事柄に対して感情を持つ。しかし生じた事象や事柄には、何の意味も持っていない。ただ生じただけである。
問題は、それそれをどう受け止めたかに問題がある。そこに感情が移入された場合が、事となる。
そして最大の相対する相手とは、自分自身ということになってくる。
この自分自身という相対する相手は、恐るべき相手である。我侭で気ままで融通が聞かずに執拗であり、豊かさを求め楽をしたがり楽しみを求め誉に酔いたいばかりで、その逆の働くことや辛苦に耐えるのを嫌う。
しかし私達は、こうしたことは省みる事なく、人の所為にしたりしている。だが相対するものとの間に生じた事象や事柄を、ことさら大げさにとか深刻に受け止めたりするか、それを自然な成り行きと受け止めてゆくかに、自分自身の歩み方が懸かっている。