青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

短歌 253.

2011年05月04日 | 短歌に政治や社会

3年ほど前頃「逆まつ毛」で、去年暮れ頃には「白内障」が見られるようになったからと、そして二カ月ほど前頃には「右目の目頭」付近に「結膜炎」が見られもという事で手術を勧められていた。踏ん切りがつかなかったが、炎症を起こし始めた「結膜炎」をきっかけに入院して手術を受けることにしたが、母親の一周忌の手当てが決まっていたために、一月遅れての手術となり、これは入院中の作品。
    初ツバメ 我が家に来たり 入院も 心配も無く 手術に挑む   2011/4/19
    前から 辛い病気を 治すなら 痛い思いの 手術などして    2011/4/20
    入院し 世話を受けにし 看護師に 注意されるも 嬉しき事よ  2011/4/21
    人はみな 教えの道を 問う無かれ 仏の気持ちに 沿い奉らん  2011/4/21
    手術後で 湯に入られぬ 身なれども 拭いて貰って さっばりとして 2011/4/22
    何故に 尽くされざるを 求るる 世に生きるなら 尽くすのみなる 2011/4/22
    この命 かく有難さ 如何せん 尽くし尽して 身を粉にして    2011/4/22
    学び家で 教えの道を 受けたとて 行い得ずば 意味持たざりし  2011/4/23
    命持ち 何にも勝る 友がきは 一二と数える 呼吸にこそが    2011/4/26
     禅の神髄とは・・・・・
    一抹の 不安感じる 手術でも 済ませてみれば 人生みたい    2011/4/27
    手術して 片目見えない 不自由さ 世にて生きよは 連れて立ちゆく 2011/4/27
    外にては よく働いて 家庭では 良き父親と 良き夫にと     2011/4/27
    母親の 一周忌なる この日には 病室に居て 思い静かに     2011/4/29
    片方の 目を手術して 気が付いた もう一つとは 清くなってて  2011/4/30
    人として 人と生きてる 人ならば 人の傍にて そっと寄り添い  2011/5/1
   看護士、介護士の、心遣いの小さな光でも・・・・・
    預かれし 命の道を 行くならば 耐えてはみせよ ツバメ巣の重み 2011/5/2
    憲法(のり)の日に 憲法定めにし 心どこ 欲と力に 道違えられ  2011/5/3