青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

「サトウ・ハチロウ」作・・・・・「おかあさん」

2012年04月18日 | 人生設計

サトウ・ハチロウ作、「おかあさん」を読んで・・・・・・。
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「お母さん」と言えば、「母、母親」の事ですね。
しかしサトウ・ハチロウの詩を読んでみますと、「お母さん」とは単なる「母、母親」などと肉親としての母親とは感じられません。
どういうふうに感じたかと申しますと、「時空を超えた母」と感じられました。
言い換えてみますと、「生命の母親」というふうに、です。それはまた、「この世の母親」と言ってよいかもしれません。
そしてそう思い感じますと、ここに今いる私共が、真実に「お母さん、母、母親」にならなければ、「生命の母親、この世の母親」に対峙できない事になります。
「やさしい母、可愛がってくれる母、すぐ涙する母、働き者の母」というふうには、私たちの胸には受け取られなくなります。
私たちが「おかあさん」と、素直に思い受け取れなくなってはなりませんね。
ところが今日では「高齢者虐待」ばかりでせなく、「児童虐待」が横行しています。哀しいかな、「心に思い胸に思うお母さん」は、いなくなっているのですね。

今日サトウ・ハチロウの「おかあさん」を読んで、「母と思うべき時空を超えた母、この世の母」というふうに感じますと、そこに「宗教」の世界を感じます。
「おかあさん」とは、「神であり仏」であると看做されるのです。「神であり仏」とみなさないならば、「おかあさん」と思い親しみ、敬う気持ちが浮かび様もありません。その「神であり仏」とみなす時、私たちは真の母親に、また父親になっていけると思います。

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作詩・・・・花見の詩

2012年04月18日 | 作詞

花見の詩    2012/4/18
 

桜の 花咲き らんまんに

舞い舞い 落ちる 花吹雪

そーっと 一片 手に受けて

静かに 沁み入る あえかなさ

 

川の 流れの せせらぎに

連なり 流れる 花吹雪
花の 曇りの 空映し

澄んで 美し 清らかさ

 

 

暗い 夜空に ふんわりと

ほんわり 浮かぶ 花吹雪

遠くに 続く 並木道に

夢時に 誘う 暖かさ

 

花の 命は 短くも

人の 世なるも 花吹雪

辛さ 悲しさ 乗り越えて

強く 生きて行く 健気さを

 

咲いた 花びら 散り行きて

青葉 芽を出し 萠えたちぬ

春は 盛りに まっしぐら

営なむ 生命は  活き活きと

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