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「革命政権の行方」(上)何をやりたいのか分からない

2010-06-24 08:47:03 | 民主党
「革命政権の行方」(上)何をやりたいのか分からない


http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100622/stt1006220049001-n1.htm



■ズル菅

 「自民党が提案している10%を一つの大きな参考にしていきたい」

 21日夕、首相官邸で行われた記者会見。首相の菅直人は消費税率を上げる場合、自民党案に便乗する考えを改めて示した。増税案が国民に受け入れられればそれでよし。反発が広がった場合でも「自民党も一緒だ」と釈明するための布石にも見える。

 「菅はずるい。極端に言えば、ずるさだけでここまで上り詰めた」

 民主党長老議員は指摘する。

 菅は市民運動家出身であり、自身も昭和49年の参院選で婦人運動の草分けの元参院議員、市川房枝の選挙を支援したことを政治活動の原点と強調している。

 だが、東京工業大学でノンセクトの学生運動を続けていたころには、意外な人物との接点も浮かぶ。

 東京都知事の石原慎太郎だ。菅は石原の43年の参院選初挑戦時、石原を支援する若者でつくる「日本の若い世代の会」の東京事務所に出入りしていたのだ。

 「石原知事とは結構古いいろんな縁があり、多少気の合うところもないわけではありません」

 昨年11月の党東京都連パーティーで菅はこうあいさつした。実際、石原事務所の古参関係者は「菅君」と親しみを込めて呼ぶ。




 ■現実主義と変節と

 菅は30歳で初めて国政に挑んだ際には、徹底して「反田中角栄」を訴えた。一方、平成15年には民主党代表として、田中直系の自由党党首、小沢一郎を民主党に招き入れもした。

 翌16年元日から、毎年必ず小沢邸の新年会に顔を出してきたのに、政権を握ると人事で露骨な「小沢外し」をやってのける。野党時代に繰り返した沖縄の「米海兵隊撤退論」もあっさり撤回した。

 「市民運動の限界に気付き、権力を握っていかない限り、思いを実現できないと変わっていった」

 菅の学生時代からの知人でさきがけ、民主党でも行動をともにした元衆院議員、佐藤謙一郎は語る。

 菅と30年以上の付き合いでときに政治行動をともにした閣僚経験者はつぶやいた。

 「長年いろいろ話してきたけれども、結局何がやりたいのかよく分からない」




 ■原点は国家解体?

 「もっと元気のいい国歌でもいいかなという意見が(民主党内に)あった」

 菅は14日の衆院本会議で、11年の国旗国歌法案採決で、現幹事長の枝野幸男らと反対票を投じたことを釈明した。ただ、菅はそれまで「日の丸・君が代」を容認していた。

 「市民革命」を口にする一方で、国の基本的要素についての無定見・無頓着はどこからくるのか。源流を探ると、菅が青年期に出会った1冊の本に行き着く。

 政治学者の松下圭一が昭和50年に出した「市民自治の憲法理論」だ。同書には、こう書いてある。

 「行政の意義設定をめぐって必要とされるのは(中略)市民の具体的な政治課題からの出発と、その主体を『国家』から『市民』へと置換することである」

 かみ砕くと、「国家統治」を崩壊させ、市民と地方自治体へ権力を移行させていこうという考えだ。

 菅は昨年末に出版した「大臣 増補版」で「松下理論を現実の政治の場で実践する」と明記した。11日の所信表明演説でも、松下思想を「私の政治理念の原点」と掲げた。政策的な融通無碍(むげ)さの背景には、国家観の欠如がある。

 官房長官の仙谷由人も松下の著書を「まくら元に置いて、年中読んでいましたね」(早野透著「政治家の本棚」)と高く評価する




  ■左派勢力に無警戒

 民主党幹事長、枝野幸男の資金管理団体が平成8年から11年までの4年間で、全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)と東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)から、計404万円に上る献金やパーティー券購入を受けていたことが21日、分かった。

 両労組について政府は5月11日の閣議で、殺人など多数の刑事事件を起こしている左翼過激派、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)の活動家が「影響力を行使し得る立場に相当浸透している」とする答弁書を決定している。枝野はこの閣議決定に行政刷新担当相として署名しているが、矛盾は感じなかったのか。

 JR総連は5月20日付で、答弁書は「誹(ひ)謗(ぼう)・中傷」だとして民主党側に指導を求める要請書を送ったが、枝野自身はどう考えているのか。

 小学校時代から、将来の夢は「政治家」と答え、弁護士の職を選んだのも政治家になる手段だったというのに、献金先には注意を払わなかったのか。

 枝野事務所は産経新聞の取材に対し、「政治資金規正法にのっとり、適正に処理している」と答えた。

 ただ、こうした左派勢力への無警戒ぶりは、独り枝野だけの問題ではない。民主党は参院選の比例代表候補としてJR総連の組織内候補でJR総連政策調査部長、JR東労組中央本部政策調査部長などを歴任した人物を公認している。




 ■文化大革命

 仙谷も枝野と同じく弁護士出身だ。東大時代は全共闘で活動し、司法修習生時代から学生運動にかかわって逮捕された学生を支援する弁護士を手伝っていたという。

 弁護士時代に労組絡みの裁判を通じて政治に目覚めた。現在も地方公務員労組で構成する自治労の組織内議員を務める。

 「政治の文化大革命が始まった」

 昨年11月には、行政刷新担当相として自らが主導した事業仕分けの成功について自賛した。ただ、中国で数千万人の被害者を生んだ文革を持ち出すのは、不謹慎だとの批判も浴びた。

 仙谷は平成4年、菅らとともに社会党、社民連、連合議員を集めた政策研究会「シリウス」を立ち上げた。第1回勉強会の講師に招いたのが、政治学者の松下圭一だった。

 当時、社会党参院議員としてシリウスに加わっていた小林正によると、仙谷はたびたび、「ポスト・モダン(近代の次)」という言葉を口にしていたという。

 「プレ・モダン(前近代)、モダン(近代)と来てポスト・モダンに至ると。今後、最終的には国家は崩壊するという国家解体の思想を語っていた」

 実は、前首相の鳩山由紀夫のブレーンとされた劇作家の平田オリザも今年2月、都内のシンポジウムでこう語っている。

 「鳩山さんとも話をしているのは、政治家は非常に言いにくいことだけれども、21世紀は、近代国家をどういうふうに解体していくかという100年になる」

 旧来型の社会主義革命とは別の、独自の革命像を追い求めているのか。



 ■3本の矢

 ただ、党執行部や中心メンバーがみな、こうだというわけではない。党の「3本柱」は枝野のほか政調会長と公務員制度改革担当相を兼ねる玄葉光一郎、選挙対策委員長の安住淳だ。2人の目線は革命よりも小沢をどう封じ込めるかに向けられている。

 2人はもともと国土交通相、前原誠司の議員グループのメンバーだったが、平成18年の偽メール事件で前原が辞任し後任代表に小沢が就くと、示し合わせて「反小沢」の前原グループと距離を置き始めた。

 「前原グループで固まっていたら党内に広がりが出てこない。それでは小沢と対抗できない」というのが理由だった。

 2人は岡田克也(現外相)に目をつけた。「野心家でときに危うさのある前原に比べ、堅物の岡田は安定感ある兄貴分」と映ったからだ。昨年5月の代表選では2人は岡田を担いだ。岡田が鳩山に敗れた後、安住は周囲に宣言した。

 「地道なレジスタンス活動を続けるぞ」

 東京・赤坂の衆院議員宿舎の自室を「バー安住」と名付け、夜な夜な新人議員から小沢体制に対する不平不満を聞き出し続けた。

 2人は「菅政権は3年、その後に長期の岡田政権」との絵図を描く。玄葉と安住、前原グループ、保守色の濃い財務相の野田佳彦を支える野田グループ。安住は「3グループが3本の矢となって菅を支える」ことで、復権をにらむ小沢と対峙(たいじ)する考えだ。


    ◇


 菅、鳩山、仙谷、小沢…と一見、政治家としての個性も経歴も志向もバラバラな民主党政権の主役たちには、実は一つの共通項がある。それは「革命」という言葉を肯定的に、好んで使うことだ。参院選を前に、彼らの世界観、目指す社会像に迫り、民主党の行方を考える。(敬称略)





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外国人参政権の危険性

2010-06-22 09:15:43 | 外国人参政権

外国人参政権の危険性    ノンフィクション作家・工藤美代子氏


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100622/plc1006220302002-n1.htm



日本は海に囲まれた島国だ。だから外国からの侵入は難しい。ヨーロッパ諸国のように容易に他国の侵略を受けなかった歴史には、そうした地理的条件があったからだと中学生のときの授業で教わった。たしかに江戸時代の繁栄は海に守られてのことだった。

 その海が今、いささか危なくなっている。このままでは国が壊れる危険がある。

 いや、実は危機は江戸中期から幕末にもあった。オホーツク海から北太平洋にかけてをロシアが、南太平洋にはイギリスやアメリカが開港を口実に侵略を狙っていた。

 当時すでに林子平という国防の先覚者が『三国通覧図説』や『海国兵談』などの著書で警鐘を鳴らしていた。しかし、幕府はなかなか彼の意見をいれなかった。

 このころ、イギリス人のジェームス・クックはオーストラリア、ニュージーランドに進出し、日本もその視野に入っていた。ロシアも南下を着々と始めつつあった。

 紆余(うよ)曲折を経て、子平の実践的な調査報告は認められ、いったんは危機を回避したが、やがてはペリー提督率いる黒船が日本を開国の機に追い込んだのは周知の通りである。


 それから150年の月日が流れ、今ふたたび日本の海の領有権は危険にさらされているのではないだろうか。


 先般、鳩山由紀夫前首相が辞任直前に全国知事会議で、こう語った。

 「(尖閣諸島)帰属問題に関しては日本と中国との当事者会議でしっかり議論して、結論を見いだしてもらいたい」とまるで日本固有の領土であることを知らないような口ぶりだ。さらに石原慎太郎都知事が「(尖閣諸島で)日中衝突したら日米安保は発動されるのか」と問いただすと、「米国に確かめる必要がある」としか答えられない。要するに日本のトップとしての責任感は皆無だった。わが国の海域を死守する心意気がなくして、国土が守れないのはいうまでもない。


 中国籍の軍艦が領海侵犯をしても、大きな声をあげようとしない民主党政権である。北朝鮮魚雷で多数の犠牲者を出した韓国の哨戒艦撃沈事件が、自国の海でも起こりかねないのだという認識を、どこまで持っているのだろうか。実際にミサイルが何発か飛んでこなければ、永久に目が覚めそうにもない。

 「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですからね」と過去に何度も発言してきた前首相の方針がそっくり引き継がれている菅内閣のもくろみは、「外国人地方参政権」の早期の立法化にあると思われる。


 かつての民主党の同法推進派議員による勉強会には重要閣僚たる岡田克也、小沢鋭仁、川端達夫、仙谷由人、千葉景子各氏らが積極的に参加していた。

 もしも外国人の地方参政権を認めてしまえば、尖閣諸島に限らず、対馬や竹島など日本を取り巻く全域が、きわめて危険な環境にさらされる。

 国家の存亡にかかわる法案である以上、永住外国人の地方参政権については参院選の争点として国民にぜひ問うて欲しい。同時に参政権授与の結果がもたらす事態を見据える想像力も国民に求められている。(くどう みよこ)






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予算委なき閉会 これが「民主」政権なのか

2010-06-17 08:51:58 | 民主党
予算委なき閉会 これが「民主」政権なのか


http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100617/stt1006170330000-n1.htm


■恥ずべき「政治とカネ」隠し

 「逃げの一手」で臭いものにふたをする最高指導者に、日本丸の針路を委ねることが適切な選択なのだろうか。

 菅直人首相が予算委員会を開くことなく、通常国会を閉会させたことへの率直な疑問である。

 内政外交の懸案にどう取り組むかとの首相の所信表明演説を受けて、代表質問が衆参両院で1日ずつ行われたが、具体的な処方箋(せん)に乏しく、きわめて不十分な内容だった。

 一問一答形式の予算委審議が必要不可欠なのに、民主党政権は政治とカネの問題で追及されたくないことなどを理由に、野党との本格論戦を回避した。高い支持率を背景に、なりふり構わず参院選に駆け込もうという思惑を最優先したといわれても仕方あるまい。




 ◆経済の全体像を示せ

 議会制民主主義の最低限のルールさえ踏みにじる姿勢は、きわめて残念だ。こうしたことが民主党政権の本質を物語っているともいえる。

 有権者は7月11日の参院選で日本の将来を切り開く政治主体を見極めることが求められている。

 政策論争がいかに不十分かは、自民党など野党から成長戦略や財政再建の中身や具体化に向けた道筋などに質問が集中したことにも表れている。首相が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」の内容は具体性に欠けており、当然といえる。

 これに対し、首相は3年間の歳出計画を示す中期財政フレームや中長期的な成長戦略、財政運営戦略をそれぞれ今月中にまとめると繰り返した。消費税増税についても「そう遠くない時期に一つの方向性を示す」とかわした。

 これでは経済政策の全体像がまったく見えない。

 首相は超党派の「財政健全化検討会議」の設置を提案したが、国会論戦の中で自ら考えを語ることがなければ、議論を深めようがない。消費税は参院選の争点になるとみられている。この時点で国会に判断材料が何ら示されないのでは、国民をバカにしているとの批判は免れないだろう。

 首相がデフレ脱却にもつながるとする「第三の道」について論戦が深まらなかったことも問題だ。首相は公共事業に頼る第一の道、企業を強くして生産性を上げる第二の道ではなく、経済・財政・社会保障を一体的に立て直す第三の道をめざすという。

 具体的には、増税分を社会保障や環境分野に投入し、成長と税収増を同時に実現させるという政策だ。確かに医療や介護は今後の成長分野として期待できる。

 だが、放っておいても社会保障費が年1兆円ずつ増えていくような非効率な現行制度を改革しなければ、単に財政負担が膨らむだけだろう。そうした問題点についての政策論争が避けられ、キャッチフレーズにとどまっている点は非常に危うい。




 ◆耳疑う政治責任不問

 焦点の政治とカネの問題については、荒井聡国家戦略担当相の事務所費問題などが新たに浮上した。代表質問で野党側は荒井戦略相が説明責任を果たすことに加え、首相に罷免を求めた。だが、首相は民主党の調査で問題ないと判断し、仙谷由人官房長官から本人への厳重注意でこの問題を終わらせようとしている。

 選挙を控えた参院民主党側から、事務所費疑惑が拡大し、予算委で追及される事態は回避すべきだとの強い要求があったことも、幕引きの理由だ。

 耳を疑ったのは、小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金問題で、「検察が2回不起訴処分にした以上、これ以上政党が調査する必要はない」と首相が答弁したことである。

 党としては、政治的・道義的責任は不問にするという意味だろうか。検察審査会の2度目の起訴相当議決で強制起訴となる可能性も残っている。

 鳩山由紀夫前首相の巨額の脱税行為を伴った資金問題も、「自ら辞任という重大な決断をした」ことでけじめがついたというのが菅首相の見解だ。クリーン政党がいかに口先だけかを示している。

 首相は「国会内閣制」との持論を述べ、三権分立を「憲法にはどこにも書いていない」と否定している。国民に選ばれた政治家が内閣が主導するという意味合いのようだ。民主党は参院本会議を開かず、首相問責決議案などの採決を見送った。内閣・与党が一体で、論戦封じや疑惑隠しを推し進めているにすぎない。











ちなみに自民党政権時は


総理大臣が交代したときは、衆参3日ずつ程度、予算委員会を開き、内閣の政策全般についてきちんと質疑の場を持つことになっています。自民党政権時代は必ず応じていました。


世耕弘成さんのTwitterより

http://twitter.com/SekoHiroshige







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「論戦なく力ずく」 国民を愚弄し続けている民主党政権

2010-06-17 07:38:40 | 民主党
「論戦なく力ずく」 国民を愚弄し続けている民主党政権


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100616/plc1006162341018-n1.htm



 国会が閉会し、参院選が事実上スタートした機会に一つ指摘しておきたい。それは、国民と国会がこれほど菅直人首相をはじめ為政者たちに愚(ぐ)弄(ろう)され、軽んじられた事態は、憲政史上にめったになかったという問題だ。

 なにしろ、菅内閣発足後1週間余りしかたっていないのに閉会である。国会では、首相が自らの政策、見識や前政権との違いを披(ひ)瀝(れき)し、野党側と丁々発止の議論を行う党首討論も予算委員会も開かれなかったのにだ。

 「議論は、これから選挙になれば、テレビとかいろんな場面でまた、たくさんありますから」

 首相は14日、記者団にこう釈明し、国会論戦はなくても問題ないという考えを示した。だが、これは明らかに国会軽視だ。米軍普天間飛行場移設にどう取り組むか、首相の経済成長戦略の中身は何か、消費税率アップの景気への影響をどう見ているのか…。予算委での7~8時間に及ぶ厳しい質疑を避け、一瞬の切り返しや話芸がものをいうテレビ討論番組に出ればそれでいいと言っているようだ。

 首相は16日の民主党参院議員総会では、こう笑いながら問責決議案を提出した野党側を批判した。

 「所信表明、さらに昨日の代表質問と私なりに精いっぱい、挑発に乗らないよう答弁に努めた。そのことがなぜ、問責にあたるのかちょっと理解できない」

 会場の議員らも爆笑でこたえたが、どうせ国民には自分たちの狙いなど分かるまいと考えているのか。結局、参院本会議は開かれず問責決議案の討論、採決の機会はなかった。野党側は「今の政府・民主党は論戦なく力ずく。参院にとって最大の汚点だ」(鈴木政二・自民党参院国対委員長)と反発している。

 今国会では、民主党が金看板として掲げていた郵政改革法案や国家公務員法改正案が廃案となり、改革の本丸だったはずの政治主導確立法案や地域主権関連3法案は継続審議となった。なのになぜ延長しなかったのか。国民の失望を招いた鳩山由紀夫前首相と民主党の小沢一郎前幹事長がその職を退き、支持率がV字回復したうちに選挙になだれ込みたいとの思惑がどこまでも透けてみえる。

 予算委を開けば、事務所費で女性下着を買った荒井聡国家戦略担当相をはじめ、噴出している政治とカネの問題が追及されるのは必至だ。それを避けたのも火を見るよりも明らかだ。これでは、菅政権は政策実現を通じて社会を変え、国民生活をよくしていくことを目指しているのではなく、ただ国民をごまかして目先の選挙に勝つことだけが目的かと思えてしまう。

 「私に『裸踊り』をさせて下(くだ)さったみなさん、有り難(がと)うこざいました」

 鳩山前首相は15日、公式ツイッターでこんな意味不明のことをつぶやき、16日のツイッターで謎の「答え」としてある動画を紹介した。それは突然半裸で奇妙な踊りを始めた男に周囲が感化され、やがて一緒に踊り出すとの内容だ。

 民主党政権は有権者に何も知らせずただ扇動し、意味も目的も分からぬ裸踊りに巻き込もうというのだろうか。

2010.6.16 23:39









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小沢氏団体事件で検察批判=民主・石井氏

2010-06-16 21:29:30 | 民主党



小沢氏団体事件で検察批判=民主・石井氏

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061600907


 民主党の石井一副代表は16日、都内の会合であいさつし、小沢一郎前幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件について「2004年の話だ。04年から10年まで検察は何をしていたのか。選挙の前になって出てくる、こんな不公平な政治的思惑のある捜査はない」と述べ、東京地検の捜査を批判した。また、小沢氏については「政権交代を実現させた最大の功労者だ」と語った。 

(2010/06/16-20:43)











「人民裁判は怖い」=検察審査会めぐり言及-民主・細野氏

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2010061500044


 民主党の細野豪志幹事長代理は14日夜、BSフジの番組に出演し、検察審査会について「微妙な制度だと思う」と指摘した。その上で、「閉鎖的と言われる検察に一般の判断を持ち込むこと自体は悪くない。ただ、人民裁判というのは怖い。証拠に基づいて判断されるべきだけれども、そうでない面も若干懸念される」と疑問を呈した。

 検察審査会は4月、同党の小沢一郎前幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏を起訴相当と議決した。東京地検が再び同氏を不起訴としたため、同審査会は2度目の議決を行う予定だ。

(2010/06/15-01:45)








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首相問責決議案など廃案

2010-06-16 18:41:40 | 民主党
首相問責決議案など廃案


http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100616/stt1006161633005-n1.htm


 参院議院運営委員会は16日の理事会で、同日は本会議を開かないことを決めた。与野党の協議が調わなかった。これにより、自民党など野党が提出した菅直人首相などの問責決議案と江田五月参院議長の不信任決議案は廃案となる。

2010.6.16 16:32






6月16日 アンカー

http://www.youtube.com/watch?v=hP07q-1-kwU&feature=channel







自民、内閣不信任案を提出…与党否決、閉会へ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100616-OYT1T00527.htm


自民党は16日午前、菅内閣に対し、「政権担当の資格と遂行能力の適性を欠いているにもかかわらず、国民の期待感だけで(参院)選挙に臨もうとする卑劣な姿勢は、国民を愚弄(ぐろう)している」などとする不信任決議案を衆院に提出した。


 午後の本会議に上程されたが、与党は否決する方針で、第174通常国会は同日、一部の議員立法の処理などを行ったうえで閉会する。

 衆参両院で予算委員会開会を求める野党7党の国会対策委員長は16日午前、9日間の会期延長を衆参両院議長に申し入れたが、衆院議院運営委員会は同日昼、与党の反対多数で申し入れを否決した。参院側でも否決される見通しだ。

 野党側はさらに、自民党が衆院に内閣不信任決議案を出したほか、参院に菅首相と荒井国家戦略相に対する問責決議案を提出した。首相の問責決議案は自民、公明、たちあがれ日本、新党改革の4党が、荒井氏の決議案は社民党も加わった5党が出した。自民党は江田参院議長に対する不信任決議案も提出する方針だ。

 内閣不信任決議案は「菅内閣の存在が続くことが、わが国に最大不幸社会を招く」としたうえで、「政治とカネの問題に背を向ける『疑惑隠し内閣』だ」など、六つの理由を挙げて不信任を求めている。公明党、共産党、みんなの党、たちあがれ日本なども賛成する方針だが、与党の反対多数で否決される見込みだ。

 社民党は16日午前の両院議員総会で、荒井氏に対する問責決議案以外には反対することを決めた。ただ、参院に提出された決議案については、与党が本会議の開会に応じず、採決が行われない可能性もある。

(2010年6月16日13時03分 読売新聞)






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菅首相「基地問題どうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」と発言

2010-06-16 07:37:18 | 菅直人
菅首相「基地問題どうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」と発言 喜納参院議員が暴露


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100615/plc1006152358024-n1.htm



 菅直人首相が副総理・国家戦略担当相だった昨年9月の政権交代直後、民主党の喜納昌吉参院議員(党沖縄県連代表)に対し、「基地問題はどうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」などと語っていたことが15日分かった。

 首相は23日に沖縄訪問を予定しているが、就任前とはいえ、国土・国民の分離を主張していたことは大きな波紋を呼びそうだ。

 喜納氏が、鳩山前政権末に記した新著「沖縄の自己決定権-地球の涙に虹がかかるまで」(未来社)で明らかにした。

 この中で喜納氏は政権交代後、沖縄の基地問題に関して菅首相と交わした会話を紹介。喜納氏が「沖縄問題をよろしく」と言ったところ、首相は「沖縄問題は重くてどうしようもない。基地問題はどうにもならない。もうタッチしたくない」と漏らし、最後は「もう沖縄は独立した方がいい」と言い放ったという。

 喜納氏は著書の中で「半分ジョークにしろ、そういうことを副総理・財務相であり、将来首相になる可能性の彼が言ったということ、これは大きいよ。非公式だったとしても重い」と指摘している。

2010.6.15 23:57








菅首相 「基地問題どうにもならない。正直もうタッチしたくない。沖縄は独立しろ」 

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1276657158/













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教職員組合の政党支援に刑事罰適用を 「中確法」改正案を提出

2010-06-15 17:46:25 | 日本
教職員組合の政党支援に刑事罰適用を 「中確法」改正案を提出


http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100615/stt1006151358006-n1.htm



自民党、みんなの党、たちあがれ日本は15日、小中学校の教職員の政治的中立を義務づける「教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」(中確法)の強化を盛り込んだ同法改正案を参院に提出した。北海道教職員組合の民主党議員陣営に対する違法献金事件などで問題化している教師の政治活動に対して、刑事罰を科せるようにすることなどが目的。

 同法は、小中学校の教職員団体を利用して特定の政党を支援することを禁じており、1年以下の懲役か罰金3万円の罰則も定められているが、適用されたケースはほとんどない。改正案では、罰則が適用しやすいように、教育委員会などに違反について調査権を認めるほか、罰金を3万円から30万円に引き上げる。

 改正案は、通常国会が16日閉会になるため、廃案になる見通し。ただ、自民党の義家弘介参院議員は「廃案になっても、また提出する。教職員組合の教師が偏向した授業を行い、特定の政党への応援を続けることをこのまま見逃し続けてはいけない」と強調している。

2010.6.15 13:57





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科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」

2010-06-15 17:44:22 | 民主党
科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100614-OYT1T00947.htm?from=main1


「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額?


 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。

 菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な1ページを加えた」との談話を発表した。

 しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度予算は検討したい」と述べた。

(2010年6月14日20時12分 読売新聞)






はやぶさ後継機仕分け、枝野氏「工夫求めただけ」


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100614-OYT1T01006.htm


民主党の枝野幹事長は14日の記者会見で、昨年11月の事業仕分けの際、小惑星探査機「はやぶさ」後継機開発などの衛星関連予算を「1割削減」と判定したことについて、開発の必要性は否定しなかったと釈明した。


 枝野氏は当時、仕分け人の統括役を務めていた。

 枝野氏は「もう少し工夫すれば、少ないお金で同じ効果を上げられるのではないかという議論だった」と強調。今後については「成果につながることを続けることは、決して否定していない」と述べた。

(2010年6月14日22時51分 読売新聞)





蓮舫行刷相 はやぶさ帰還を絶賛 「仕分け結果、何が何でもではない」


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100615/plc1006151230011-n1.htm


蓮舫行政刷新担当相は15日午前の記者会見で、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を「偉業は国民全員が誇るべきものだ。世界に向かって大きな発信をした」と高く評価した。

 また、昨年11月の事業仕分けで、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定した仕分け結果について「宇宙開発は私は直接担当しておらず、今一度流れを確認している」と釈明。「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声やご判断は次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。

2010.6.15 12:24










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民主党が認められたわけではない

2010-06-15 17:39:53 | 民主党
文質彬彬(上)民主党が認められたわけではない


http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100615/stt1006150257003-n1.htm



20%を切った鳩山内閣から一転、60%を超す支持率にV字回復した新生、菅内閣。菅直人首相は「責任を痛感し、最大の責務は国民の信頼回復」と訴えるが、「表紙を替えただけ」との声も聞こえる。かつて細川政権を支え、小泉純一郎首相の「辛口応援団」を自称した政界の“良心”も「自民党が老朽住宅なら民主党は仮設住宅。民主党に100%政権担当能力があると、まだまだ認められたわけではない」とやや手厳しい。(文・押田雅治)

                   ◇

 --「小沢隠しに鳩山逃し」と揶揄(やゆ)されながらも、高い数字になった

 田中 “こんなことをいつまでもしてたら、また自民党に戻ってしまう”という国民の焦りと反動でしょう。

 --菅さんで信頼回復?

 田中 まだわかりませんよ。つまり昨年の政権交代は自民がダメだから民主、そして今回は鳩山(由紀夫)さんがダメだから菅さん、という流れだけの話。いくら菅内閣の支持率が60%を超えたといっても、民主党の支持率は30%。まだまだ不安、警戒感があります。

 --今回の背景、原因は

 田中 簡単な話です。せっかく自民党から政権を奪っても“勝てば官軍、何でもできる”的な小沢(一郎)さんと、「命」など誰も反論できないような言葉を軽々しく使う鳩山さんに、国民が恐れ、呆(あき)れて引導を渡したということでしょう。

政治とカネの問題で、与党の幹事長でありながら「検察と戦う」という小沢さんに「どうぞ戦ってください」という鳩山さん。検察が常に正しいわけではないが、検察が政権与党に左右されたら、それこそ民主主義はおしまいでしょう。

 --鳩山内閣は細川政権と同じ8カ月で終わった

 田中 細川政権は誕生寸前まで犬猿の仲の寄せ集めで、しかも8党連立政権のうえ、年内の政治改革を果たせれば目的達成の特命政権でしょう。今回は3党連立といっても民主党が圧倒的な力をもっているわけだから単純比較はできない。

 ただ、非自民でまとまっていただけに、自民が退陣した後は、目的を失ってしまったというところは、今の民主党と重なる部分がありますね。

 --目的とは?

 田中 旗印ですよ。細川さんは“お殿様”だからおもしろいことを言っていてね。天下分け目の関ケ原でも、旗指物(はたさしもの)ばかりだと、まとまりがつかない。やはりしっかりした旗、求心力がないとダメ。様子見や裏切りなどでバラバラになってしまうと。政治も同じ。現状が求心力か遠心力か、よく見極めなければ。選挙で大勝したからといって暴走を許したら大変なことになる。

 --菅、仙谷由人、枝野幸男の3氏による三頭体制を、「最強の布陣。だが、新たな暗雲が生じ始めている」と話す理由は?

 田中 沖縄の普天間問題で社民党が離脱し、今度は郵政改革法案をめぐり、国民新党の亀井静香郵政改革・金融相の辞任劇でしょう。しかし、民主党と国民新党の連立は維持されるというんだから。参院選がどうなるのか。

 --まして小沢さんが「静かに」しているかどうか

 田中 そう。彼はもともと、選挙結果を絶対視する人ですからね。でも勝てば何をしてもいいわけではない。小沢氏や民主党は“議会制民主主義”や“政治主導”の名目で、国政を意のままに動かそうとしているように見えましたから。

とくに宮内庁に対し、天皇陛下と中国要人との会見を無理強いしたことなど、天皇の政治利用といわれても仕方ない。

 “小沢チルドレン”を従え、大挙して中国を表敬訪問した、あの“小沢訪中団”もイヤでしたね。日本の政治の信用が目減りしますよ。

 --小沢さんを評価したことも

 田中 そう。確かに彼には問題が多い。猜疑心(さいぎしん)が強く、人間不信。ところが意外かもしれませんが、彼は約束は守る、自ら人を裏切らない、しかも人のいやがる難しいことを決断するなど、政治家として必要な資質も持っているということをしゃべったんです。

 --やはり、まだまだどうなるか分からない

 田中 そう。ただはっきりしているのは昨年民主党に投票した人も、これから投票しようとしている人にしても、民主党のマニフェストにすべて賛成したわけではないし、すべてを白紙委任したわけではないということですよ。

 文質彬彬…外見と内実がほどよく調和していること。『論語』

                   ◇

【プロフィル】田中秀征

 たなか・しゅうせい 昭和15(1940)年9月、長野県生まれ。69歳。同県立長野高、東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。元衆院議員。平成5年、自民党を離党し、新党さきがけの旗揚げに参加。同党代表代行、首相特別補佐。第1次橋本内閣で経済企画庁長官など歴任。現在は福山大学客員教授。新聞、テレビや、主宰する民権塾などで評論活動。主な著書に『日本の連立政治』『民権と官権』など多数。

2010.6.15 02:56






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