本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

5月に読んだ本

2017-06-28 22:09:00 | 




今日は。

今年の梅雨はこちらでは思ったほど降っていません。

業務的には助かるのですが、やはり、降るべきときに降っていただかないと・・・


ここのところ、船には乗れていませんが、いよいよ今週後半から業務繁忙に入ります。

しばらく釣りはお預け(涙)


読書のまとめもできなくなる前にやっておきましょう!



と、いう訳で5月、ウチ●の読んだ本のまとめです。












5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1488
ナイス数:17




ファミリーポートレイト (講談社文庫)ファミリーポートレイト (講談社文庫)感想

「私の男」以来の桜庭作品。読了後(700頁近くあるよ!)に作者の進化の過程に俄然興味が湧き、出世作「紅朽葉家の伝説」にも手を出しております。(進化の速度は目をみはるばかり。)大きく二部構成になっており、濃密すぎる母との日々を描いた第一部は人によっては受け付けられない人もいらっしゃるかと。第二部で主人公「コマコ」が生きにくい人、生きるのに痛みを伴う人=物語を必要とする人間、に向け物語を紡いでゆく。つまり、「作家」に昇華してゆく闘いを描いています。群れず、読まずにいられない、そんなヒトには必読の書。

読了日:05月30日 著者:桜庭 一樹



動物のぞき (新潮文庫)動物のぞき (新潮文庫)感想

幸田文の没後一年に際し一人娘の青木玉氏が特に思い入れの強い本作を出版までこぎつけたとのこと。掲載写真は土門拳。一見穏やかと思われがちな動物園の動物たち。しかし、「心中何を考えているのか表面からは見とおせない静かな目」幸田文のいうとおり、コントラストの強い写真からは遠い故郷を見ているのか、内在する野生を感じさせるような目をしている。象もキリンも。作者が動物に感情移入して涙をこぼすシーンが何ヶ所かあるが、いずれもこちらまで引き込まれてしまうような心象風景。幸田文の作品には裏切らない芯のようなものを強く感じる。

読了日:05月20日 著者:幸田 文



釣り人語らず (潮文庫 (252))釣り人語らず (潮文庫 (252))感想

開高健対談集。おさかな博士で元・東大名誉教授、油壷マリンパーク館長などの肩書を持つ「末広恭雄」、釣りする文豪「井伏鱒二」、釣りは陸釣り専門の文豪「吉行淳之介」、開高健よりもキングサーモンを釣った女流芥川作家「大庭みな子」、たまたま務めていた同志社女子大学の図書室で見つけたウォルトンの釣魚大全の初版本を翻訳・出版してしまった「杉瀬祐」・・・面白そうでしょう?巻末の向井敏の解説がまた良し。「彼は通常余技と見なされがちな釣り紀行を本格的な文学にまで高めることに成功した・・・」

読了日:05月15日 著者:開高 健



春琴抄 (新潮文庫)春琴抄 (新潮文庫)感想

読書メーターの両刃の剣ともいえるネタバレ。誰かさんのレビューで興味を持った時点で既に本作の白眉と言える部分は既知・・・。残念だけど仕方ありません。その部分を知らずに読んだら大きな衝撃を受けたに違いありません。まあ、その部分を差し引いても余りある名作でした。大谷崎の関西移住後の上方愛。脚注を引きながら豊饒な言葉の海に漂う。僅か60余頁ながら濃密な時間でした。キーワードは「音楽」「変態」「真実の愛」「●●」かな?●●は言ってしまうとネタバレしますので言いません(笑)

読了日:05月10日 著者:谷崎 潤一郎



たましいの場所 (ちくま文庫)たましいの場所 (ちくま文庫)感想

素朴で、口下手で、孤独で、ぶきっちょな著者が思いのままたましいのままを書き綴ったらこうなった。余りにも正直すぎて読んでる方がハラハラしながら、あちらこちらでジーンとしながら。(文末にひとこと、普通は思っていても絶対絶対書けないようなことをサラッと書いてあるんですよ。さりげなく。)以前、加藤登紀子さんがアルバムの中で著者の作品「サルビアの花」を歌っていたのも納得。表紙の女性は誰なのか?ドキドキしながら読みましたが、概ね見当はつきました。良かった・・・

読了日:05月05日 著者:早川 義夫




読書メーター





晩酌読書はしますんで・・・
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4月読書とつれづれ

2017-05-29 13:39:00 | 


こんにちは。

最近は、すっかり月一釣行・月一読書の記録、という様相になっておりますが・・・
お付き合いしていただいている皆様ありがとうございます(笑)



5月は遂に沖へは出られずに終わってしましそうな気配です(涙)
天候、タイミング、(あと、魚のやる気もネ)がうまく合わず不成立。
なによりアナゴが不調なのが非常に残念!シーズン中に何とか出漁したいものですが。

ご近所河川にウォーキングに行くと、ウナ釣りが一部のマニアの間で流行っている(?)わけですが、常連さんと話をすると皆さん口を揃えて言うところが「去年はすごく良かった。今年はまるでダメ!」です。
ありゃ、アナゴと一緒じゃないですか。
シラスウナギもノレソレも大陸棚のはるか向こうの海溝で生まれて同じような経路を辿って東京湾へ来るのかもしれませんね。経路のどこかで環境の影響を受けてしまったのか分かりませんが美味いアナゴを心置きなく口にしたいものです。


さてさて、そして以下は消えてしまう前の4月読書の記録です。
冊数こそこのところの低位安定ですが、そこそこ面白い本に出合えましたのはヨカッタ。








4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1273
ナイス数:32




「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)感想

エッセイに限って森博嗣作品を読むのは、単にジャンルとしてミステリーが好みではない、という訳に尽きるが・・・氏のエッセイは総じて面白い。普通そこまで言うか、という領域まで分かりやすい言葉で難しいこと・高等なことをスパイスたっぷりに語る。例えば、「やりがい」何ぞや、という点においても著者の視点は一般的な解とは正反対。正答はあなたが決める。人生のターニングポイントを通過した者として就活生にお勧めしたいが、心構えを再構築せねばならないような事態に至っても当方は一切責任を持ちませんので念のため(笑)

読了日:04月30日 著者:森博嗣



満願満願(新潮社)感想

会社のO君のイチオシ!貸してもらいました。普段ミステリーをあまり読まない私にもとても面白かったです。周到に張られた伏線、見事な回収・・・。しかしながら、「神の視点」はやはり私には・・・。最後のページを閉じると全て終わり。フィクションであることを知りながらも、読後もあれこれ考えてしまうような話を欲しているのかな。殺人や大事件等を起こさずに気持ちを大きく揺さぶられるような作品があれば教えていただきたいです!

読了日:04月25日 著者:米澤 穂信



凡宰伝 (文春文庫)凡宰伝 (文春文庫)感想

「Y2K」などで世も大騒ぎだった頃。当時、自らの政治生命を賭して開催に漕ぎ付けた「沖縄サミット」の議長を務めることなく、突然の病に倒れた小渕総理は帰らぬ人となった・・・。あの頃のマスコミの論調に反して、その妖怪振りがよく分かる本。中曽根、福田等多数の宰相を輩出した旧群馬三区。親の代から選挙でもまれ身に着けた処世術なのか、ライバルに警戒心を抱かせない、選挙民の懐には見事に飛び込む、肝心なところはとことんやる、執拗なまでやる。色々言われながらも自民党がそれ自体で小さな宇宙だった頃の話。今や昔・・・

読了日:04月15日 著者:佐野 真一



神に頼って走れ!―自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)神に頼って走れ!―自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)感想

発作的に高野さんが東京から沖縄の波照間島まで自転車で行きました。二ヶ月程かけて。ゆるい感じが良し。一応、いろいろあって入国を拒否されているインド行きが可能になるように全国の神仏に願をかけて歩く(走る)というのが名目ですが、この間、色々な事を考えられたんだと思います。きっと。その後一皮むけた快作を連発されてますんで、他方でご利益もあったのかな、と。

読了日:04月10日 著者:高野 秀行



ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1)ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1)感想

晶文社の「就職しないで生きるには」というシリーズの第1巻。なによりこの本には不思議に良いところが多数。全くもって商売に向いてないと思われる著者(ご本人も重々承知。元伝説のロックバンドをされていた。)が書店を開業し、悪戦苦闘しながらも一本筋を通した経営をしてゆく。本屋のおやじさんになりたい方にはお勧めできませんが、自分、そして仕事というものを見つめ直したい方には一読の価値。著者の後日譚にはかなり深いものがありそうな気配があり、続いての著作も購入済!

読了日:04月05日 著者:早川 義夫




読書メーター





魚料理は結構しているんですがね・・・


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3月はこんな本を読んだ!

2017-04-26 03:22:00 | 





今晩は(^^♪


海の中も春本番になってきたようです・・・

定点観測的に注視しています「大黒海釣り施設」の釣果情報、
↓↓↓
http://daikoku.yokohama-fishingpiers.jp/choka.php

チョット前まではほとんどシーバスのみ、の貧果の日が多かったんですが、

ここのところ俄かに賑やかに!

今週日曜日(4/23)には一人でイシモチ33尾、なんて釣果も。

シリヤケイカもヒイカ・スミイカなど混じりながら好調の様子。

なにより期待されるアジ・サバ・イワシも回遊してきたようです。


まあ、期待大となると休日には魚より人の方が多いのでは?となっちゃいますのでGWの釣行は

注意が必要です。(開園前から長蛇の列。入場・釣り方制限あり。)


子ども連れてくなら、平日の方がおススメ。

小学校4時間授業の日に終わってから行くか!?






とりあえず、引用期限いっぱいの読書メーター3月読書の記録です。









3月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1471ナイス数:18


殺し文句の研究 (新潮文庫)殺し文句の研究 (新潮文庫)
感想
「殺し文句の研究」・・・タイトル名のような内容の実用本にはあらず!若き日の阿刀田高氏のエッセイを集めた作品です。氏の筆致がどのように変わってきたのか、否か、ファンには面白く読めることでしょう。著者曰く、「小説というものは、あまり老けない。そんな気がする。」他方でエッセイは「同じ小説家の筆によるものでも若い頃のものと、年を取ってからのものは明白に異なっている。」とのことですから、今はこう書かないであろう部分はどこなのか、想像しながら読むのも一興。
読了日:03月25日
著者:阿刀田 高




遺稿集遺稿集(講談社)感想


漫画家の西原理恵子氏の元・夫。毎日かあさんで「アブナイお父さん」として描かれた「鴨ちゃん」こと鴨志田穣氏の文字通り遺稿集。クメール・ルージュの捕虜になったりした戦場カメラマン時代を経て、アルコール中毒を発症。やっと乗り越えたのに腎臓がんで2007年死去。「アジアパー伝」「怪人紀行」等のシリーズは未読のまま「遺稿集」な訳ですが、自らの倦んだ青春を描いた「焼鳥屋修業」飲んでいるのか飲まれているのか「旅のつづきー通りお通り宮古島」、西原さんとの出会いを描いた「邂逅」この三篇は良かった。特に「邂逅」。まさに純愛。
読了日:03月15日
著者:鴨志田 穣



10人のノンフィクション術10人のノンフィクション術(青弓社)感想

佐野眞一氏をはじめとする現役ノンフィクション作家10人へのインタビューを敢行。立場逆転で作家たちの口から出た言葉は!?やはり、ノンフィクション界に吹く逆風をイメージさせるものが多かった。地道な取材から真理や真相をあぶり出し世間に問う。大手メディアの掌から零れ落ちた事柄に焦点を当てるノンフィクションの役割はまだまだ死んではいない!読み物としてのノンフィクションに脚光を浴びさせる風雲児の出現が待たれます。。。

読了日:03月15日
著者:関 朝之



竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)感想

「地球へ・・・」の竹宮惠子氏は京都精華大学のマンガ学科教授を経て現在、同大の学長でいらっしゃるということで・・・樹センセイと二日間にわたる対談をされました。この組み合わせですから、軸となるのは少女漫画。というわけで、俎上に上る作品の多くは未読でではありましたが、独特の切り口から論じた世界に冠たる日本のマンガ文化論は圧巻。少女漫画ファンの方は楽しめることでしょう。そうでない方もそれなりに・・・

読了日:03月10日
著者:竹宮 惠子,内田 樹



インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日(集英社)感想

怜悧な女性による世界旅行記。アジアーアフリカの弱き人、愚かなる人、善良な人々等との交流を重点にし、時には危険を冒してまでやり遂げた旅を乾いた筆致で描いた作品。良作だったが小田実「何でも見てやろう」や沢木耕太郎「深夜特急」に比べても絶対的に積読期間が長くなってしまったのは、私に著者のようなデキる女性に対するコンプレックスがあるのからなのかどうなのかは謎。しかし、以前読んだダメ男が旅をする作品(故・●志田 穣氏)の方に親近感を覚えるのは類友というやつなのだろう・・・

読了日:03月05日
著者:中村 安希
読書メーター






アナゴはどこへ行った??
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2月読書の足跡です。

2017-03-30 04:38:00 | 






桜の花ももう一息!


という時期になりましたが、地上ではまだまだ寒い日があります。

(海の中では季節はゆ~っくりと春に向かっているようですが・・・)




スミイカが終了して満を持した東京湾マゴチ開幕。

今年はなにやらスロースタートの様相ではありますが、いつスイッチが入るか分かりませんので準備は怠らないようにしておきます。ハイ。


今月も滑り込みながら前月「2月」分の読書の記録をまとめてみましたよ。








2月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1508
ナイス数:16


ぼくに死刑と言えるのか―もし裁判員に選ばれたらぼくに死刑と言えるのか―もし裁判員に選ばれたら(鉄人社)感想

「一生のうちで裁判員に選ばれる確率は70人に一人」。この確率は十分恐怖に値する。選任されれば普通の社会人であれば辞退不可。業務繁忙も理由にならず。もし有罪ならば懲役10年はくだらないような重量級の裁判が裁判員裁判の主流。一方的に選任しておいて守秘「義務」を課せられたり、内容によっては一生残りそうなトラウマを背負わされたり・・・過酷な内容である裁判員制度についてはぜひ本書を一読され、腹を括っておくのがおススメ。裁判毎の判決の振れ幅にも衝撃を受けた。

読了日:02月25日 著者:北尾 トロ



新宿二丁目のほがらかな人々新宿二丁目のほがらかな人々(角川書店)感想

対象は違えど、恋愛の話としては中々に深い部分がありました。仕事や人生についても含蓄の深い言葉の数々。全冊3人のオネエさまがたが延々と話しするだけの内容ですが、つい最後までしっかり読んじゃったのは、話される言葉に力があるからかな、と。(実生活では実業家、画家など成功をされている方々のようです。)現在、庶民には手の届かない、ゴージャスでセレブでバブリーな話題も豊富に・・・

読了日:02月20日 著者:新宿二丁目のほがらかな人々



東電OL症候群(シンドローム) (新潮文庫)東電OL症候群(シンドローム) (新潮文庫)感想

中村うさぎ「私という病」からこちらへ。「引き裂かれた自己」を求めて読者に衝撃を与えた前作「東電OL殺人事件」からはトーンダウン。スピンオフ的に書き残しておきたかった周辺事象は山のようにあったのでしょうが、(特に買春判事の件。こちらはこちらで司法の伏魔殿ぶりに衝撃を受けました。)著者による二匹目のドジョウは『誰が「本」を殺すのか』に続いて私の心には響かずじまいでした。著者の執拗な取材姿勢は、鮮度ばかりを追い求める近年のマスコミに対比すると貴重なものであることは感じます・・・

読了日:02月15日 著者:佐野 眞一



私という病 (新潮文庫)私という病 (新潮文庫)感想

きっかけは安易なところからだった。しかし、普通は越え難い「一線」を越えたところにこそ「答」がある、との目星があるからこそ物書きとしての著者は敢えて性風俗(デリヘル)の世界へ足を踏み入れたのだろう。「作家こうあるべし」を嫌い、実体験主義に基づいて信念を貫き通すあたりは戦場を目指した大家に通じるものを感じた。そこから持ち帰ったものから構築された男の「自己正当化」癖と、女の「引き裂かれ」症候群という論には非常に興味深いところあり。仲の良いオカマさんの話、東電OL症候群の話等、積読本へ派生して行けそうな内容多数!

読了日:02月10日 著者:中村 うさぎ



超訳 ニーチェの言葉超訳 ニーチェの言葉(ディスカヴァー)感想

水木しげるも愛読したという「ニーチェ」である。「超訳」である。勿論、哲学書というよりは松岡修造に近いような気もする。が、どこから開いても身に染みる箴言集に仕上がっている。ニーチェの著書から大いなる教訓を含んだ言葉を選り抜き、そのものズバリなタイトルをつけ、1頁毎に紹介。「本を読んでも」最悪の読者にだけはならないように。最悪の読者とは、略奪をくり返す兵士のような連中のことだ。云々、(以下略。この後に非常に胸の痛いことばが続きます)「様々な意見と箴言」より。

読了日:02月05日 訳者:白取春彦



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3月も中村うさぎさん本からのブックサーフィンは継続中・・・

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遂に来た!嫌な奴。そして1月読書の記録。

2017-02-27 19:35:00 | 



今晩は(>_<)。

本日は遂に恐れていたものがやって来ちまいました!



「花粉」


今シーズンは毎年NGの11月の時も全く大丈夫だったし、2月も終わろうかというこの時期まで大丈夫だったので、「今年はイケるのか!?」と、思っていたら・・・


甘かった!



本日昼頃から何だか雲行きが怪しくなり、夕方には目も鼻もダメダメ。

ストックのフェキソフェナジン(アレグラのジェネリック。花粉の人には分かりますね!?)飲んでますが、早朝に服用したのが効き目が切れて・・・ジ・エンド。

夕方に水のみでもう一度服用するも時すでに遅し。

発作が起きたらもう止まりません(涙)


バイクで鼻水垂らしながら帰る羽目に。



帰宅後に頓服飲んで(セレスタミン)何とか落ち着いてきました。

しかし、これは結構ボヤ~ンとするのであまり飲みたくないんですがね。



明日はどうなるやら。







そして・・・


以下は、もうすぐ消えちゃう読書メーター1月読書の記録です。









2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1170ページ
ナイス数:27ナイス




痺れる (光文社文庫)痺れる (光文社文庫)感想

全くもって万人には薦め難し。しかし、私は非常に楽しめました。世の平均とずれてしまった人間の落ちていゆく闇の深さこそが恐ろしきものであることを、主婦、僧侶、会社経営などを経て56歳で遅咲きのデビューを果たした著者だからこそ実感を込めて書き著すことができたのでしょう。嫌な後味の残る「いやミス」というジャンルもあるようですが、そんな括りでは片づけられない鈍い光のある短編集でした。全作品が再読に耐える二重丸。人間の業の深さに痺れてみたい方にはお勧めいたします。

読了日:1月25日 著者:沼田まほかる



マンガ 本間宗久 相場三昧伝マンガ 本間宗久 相場三昧伝感想

(株式会社投資レーダー)二百数十年も前に米相場に於いて築いた本間宗久の門外不出の取引秘伝の書。これを分かりやすくマンガで解説。現在の株式取引でも立派に役立つ教訓の多きことこの上なし。「三位の伝」天井・売る、底値・買う、中段・休む。実戦になってもこれを忘れなければ成功間違いなし・・・なのですが。 作画:出井洲 忍

読了日:1月20日 著者:



キャンティ物語キャンティ物語感想

(幻冬舎)日本の60年代を語る上で外せないな人々が集った伝説のイタリアンレストラン「キャンティ」。更には、そのチルドレン達が80年代日本のトレンドを牽引していった。キャンティを作り上げ若くして亡くなった川添浩史・梶子夫妻の物語。心の拠り所を求めた若き才能たちに様々な機会を提供し、その背中を押した。詳しくは本書を紐解いていただくとしても、その交友の広さには舌を巻く。巻頭にあるキャパ、サンローランとの写真も一見の価値。当時の六本木を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮な芸能・社交界の交友関係も窺い知ることができる。

読了日:1月15日 著者:野地秩嘉



ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)感想

開高健がカメラマンの秋元啓一と共に1964年末から1965年初頭にかけてサイゴン(現ホーチミン市)に従軍記者として赴いた際の記録。アメリカによる北爆前でもあり、日常生活は安穏、と思いきや、雪崩れ込むように最前線へ。壮絶なジャングル戦を経て、帰還できた隊員は1割未満。ベン・キャットの戦闘。196pに微笑みながらピースサインを出す著者の写真が見開きで掲載されているが、真実のピースサインであろう。ベトナム人の心の中で、唯一で最も発火力の強い燃料はゼノフォビア(外国人ぎらい)である。見抜けなかったアメリカの敗北。

読了日:1月10日 著者:開高健



街場の現代思想 (文春文庫)街場の現代思想 (文春文庫)感想

「ブ」のウルトラセールでウチダ本を何冊も仕入れた。したらば、これは単行本を持っていることに帰宅後気づき、パラパラと斜めに再読。文庫版の解説はしっかり拝読いたしました。斜めに読んでもオモシロい。

読了日:1月4日 著者:内田樹




読書メーター








花粉の薬飲んじゃうとスグ寝落ち必至(涙)
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