仕事中に友人のY君から☎・・・
「立派なウマヅラが結構取れたから食べますか~?」
「はい食べますとも、食べますとも(^Д^)!!」
聞けば、釣り即氷締めにバッチリしてきたとのことで、うちまで届けてくれるとのこと・・・早速、自宅に電話をかけてカミさんに保存方法を指示。(しっかり持ち帰ったウマヅラは、中々のものですよ~。最近は結構高級魚?)
こいつです。全長30センチは優にあります。キモパン。
サテサテ、カワハギと同様の手順で捌くとそこには・・・
お~っ、巨大な「キモ!」
お椀に一杯ぐらいあるんでない?
しかし、ウマヅラの肝は加熱するととろけてしまうんですよね~。
そこで、本日はまず「肝和え焼き」に。
①お椀に取った見事なキモに小さじ一杯ほどの味噌と長ネギ10センチ分位(小口切り)をよく混ぜ合わせておきます。(この際、気になる血管等は取り除く。)
②ここに適当にぶつ切りにした身を和えます。(本日は五枚におろしたうちのひとサクぶんと、中骨に残った身をスプーンでしっかりこそげたもの、エンガワ、さえずりも混ぜ込みました。)
③アルミホイルで適当に容器をこしらえ、「肝和え」を均等の厚さによそる。
④オーブントースターで15分程加熱する。焼け具合に注意し、表面にしっかり焦げ目がつくまで・・・。(おーっ、強烈な脂がジュクジュクいっています!)
これをチビリチビリと舐めながら飲む・・・。至福の味です
もちろん、身の方は・・・「薄造り」に。
カワハギに遜色ない・・・どころか絶妙の味と歯応えです!(特にハラミの脂の乗り具合絶妙。)
秋の夜長にはやはり、旨い魚と「本」ですよ・・・。
私のオススメ。↓
「一本釣り渡世」 筑摩書房1996 石橋宗吉・加藤雅毅
ずいぶん前に故・盛川宏氏(前つり丸編集長)の著書を読んでいたら、この本のことが紹介されていました。大変印象的な紹介文だったので心の隅に残っており、随分たってから図書館で見つけて借りて読みました・・・。
著者は87歳で陸に上がるまで一本釣り専門を通した千葉・勝浦の漁師で、技術もさることながら、様々な道具の改良にも力を注ぎ「スパンカー」等現在の釣り船に無くてはならないものの発明もされた方だそうです。
「天職」とご本人が言うとおり本文中には一本釣りの魅力が満載で、プロなのに読んでる側にはまるで遊漁船で真剣に釣りをされた際に漏れてくるようなキラキラしたコメントが満載です。
最近、この本を読み返してみたくなり、ついに一冊買っちゃいました( ^ω^)。
一本釣り渡世 (海と魚の本) 石橋 宗吉 加藤 雅毅 筑摩書房 1996-02 売り上げランキング : 599168 Amazonで詳しく見る by G-Tools |