ようやっと子供たちの夏休みも終わり9月がやってきました。
ちょっと前まで夜中までジージー鳴いてた蝉の声に代わり、窓の外からは秋の虫の音が聞こえてきます・・・。
本当に暑かった2012年の8月をより熱くしてくれたのが「ロンドン五輪」でした。
夜勤を終えて深夜に帰宅すると連日丁度白熱の展開が・・・。注目のサッカーや柔道は当然ながら、普段全く目にすることのない競技、例えば競歩や走り高跳び等々も実に様々な駆け引きがあり心理戦があることを知り「ロンドン五輪」ちょっとしたマイブームになってしましました。
最近、地上波では面白い番組が少なくなっている(多分。ほとんど見ないので正直よくわからない・・・。)中で各局が力を入れているのも理解できました。プレイヤーの気迫が画面を通して伝わってくるようでしたね。
と、いうわけで、8月前半の読書量はガクンと落ちてしまいました・・・。
8月中旬は家族サービス。
8月も下旬になってようやくいつものペースを取り戻せました。
(読みたい本がどんどん増える。積ん読の山を切り崩していかないと気になる本があってもホイホイとは購入しにくくなるのです・・・。)
と、いうわけで8月に読んだ本の記録です。
8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1592ページ
ナイス数:5ナイス
自分の感受性くらい
再読。 昔、長期の社員研修で同期生に教えてもらい、ガツンと茨木さんにやられました・・・。最近、中学生の娘に「夏休みの宿題の読書感想文何の本で書いたら良い?」と聞かれ、いくつかピックアップしてやった本はどれも途中で投げ出してあった。しかし、ある時気がつくと、勝手にこの本を読んだ様子。何か感じてくれたか?詩集で感想文書くのか?こちらも久しぶりに再読して背筋の伸びる思いでした・・・。
読了日:08月31日 著者:茨木 のり子
曠吉の恋 昭和人情馬鹿物語 (角川文庫)
確かにノスタルジーと言えばそれまで・・・。しかし、現代とは違う、ましてや江戸とも違う。大正から昭和初期にかけて流れたゆるりとした時間の中で、人々(特に年上の女性にモテまくる。)の心のひだに入り込み成長していく主人公「曠吉」の物語。川口松太郎に憧れた久世光彦さんの絶筆です。畑中純「まんだら屋の良太」を思い浮かべました。表紙の岩田専太郎画伯の美人画が良いですね~。
読了日:08月30日 著者:久世 光彦
海は甦える〈第4部〉 (文春文庫)
帝国海軍と共に成長し、絶頂を極めた。そして老いゆく山本伯。政治の大海へ漕ぎ出したのは果たして間違いだったのか・・・!?国際的疑獄事件、シーメンス事件がいよいよ白日の下にさらされていく。海軍時代の話の方がより楽しめたが、この作品は現在、会社の昼休みに「睡眠導入剤」として読んでいる。効果はバッチリ。
読了日:08月30日 著者:江藤 淳
宮本武蔵 (朝日文庫)
武蔵についての知識は特にない状態で井上雄彦の「バガボンド」を読みました。中々でした。では、武蔵とは一体どんな人物だったのか?気になっていた際に丁度この本を見つけて読むと・・・武蔵とはこんなことをしたのか!驚きました。(特に後半生。司馬曰く「緩慢な悲劇であった・・・」とのこと。)激動の時代を生きた人の頭の使いようは現代人の比ではなかった、と思います・・・。
読了日:08月27日 著者:司馬 遼太郎
ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101 (新潮文庫)
ソバ屋で憩ったことは無かったが、今後是非とも憩いに行きたい・・・。この一冊で最近の私の頭の中はすっかりその思いに囚われているのです。食べ歩きはそんなにする方ではありませんが、先ずは憩い甲斐のあるソバ屋を見つけに行きたいです!作中エッセイ<おすすめの「立ち食いソバ屋」>にある最後の記事には杉浦女史渾身の・・・と、思ったらモーチョーの記憶。ヤラレマシタ。
読了日:08月23日 著者:杉浦 日向子,ソ連
料理の四面体 (中公文庫)
料理の構造を「四面体」という立体に捉え、ロジカルに論じた着想は非常に面白い。自分自身は日頃、料理を作る際には過去の経験や塩梅に基づいたいわば「平面」の世界の範囲でしか思考していなかったのだな・・・と考えさせられました。(二次元の生物は3次元のことを想像する余地はありませんでした!)
読了日:08月13日 著者:玉村 豊男
2012年8月の読書メーターまとめ詳細
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