11月の米大統領選でトランプ氏が勝利をおさめて以来、世の中の色々なことが急ピッチで変わっていく予感がしています。
東京株式市場は大盛況ですが、祭りの影では問題の多い法案がいとも容易く成立してしまい、この国の未来や如何に!?といったところ。
足元直近では業務繁忙期ももうひと頑張り、といったところではありますが、日々の暮らしは可もなく不可もなく・・・といったところです。
釣りに行けないのは玉にキズですが。
そういうときこそ晩酌&読書なわけですけれど、2~3頁読むとカク~ンと寝落ち。
イスで朝を迎えるパターンが続き(;´д`)トホホな感じです(涙)
11月は主に風呂で読んだ読書の記録ですよ!!
2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1309ページ
ナイス数:47ナイス
今宵も酒場部の感想
(集英社)こちらで気になった飲み屋があり、ぜひ一度、と思いネットで調べたらすでに閉店されていました。残念。代わりに他の掲載店について調べてみたら、いろいろ思うところあり。●べろぐなどで、一見の客として入った店に対して好き放題のこと、失礼なことを書いている投稿の多いこと。だまってスイッと飲んで、ウマけりゃまた来る、気に入らなけりゃもう来ない、で良いのでは?話はそれましたが、この本は「飲んで描いたおとなの部活動報告」のサブタイトルどおり、気の置けない仲間とゆるくシブイ酒場で杯を傾けた、楽しげ~な記録です。
読了日:11月25日 著者:牧野伊三夫,鴨井岳
浮世絵師列伝 (別冊太陽)の感想
菱川師宣の草創期から昭和に至るまでの「浮世絵師」達のまさしく「列伝」。杉浦日向子に誘われて葛飾北斎、葛飾応為、小林清親、井上安治などについて知りたくて購入したもの。しばらくぶりに開いてみると、掲載作の数多くが海外美術館所蔵だったりするのに気付いたが、それらの在外浮世絵は、日本と日本人に対する理解者を世界中に増やすのに一役買ってきた訳である。ジャポニスムに逆に影響を受けた世代の作家達(清親、安治もね。)に更に影響を受けた世代(日向子女史もそうか、と。)の作に私たちが影響されているわけで、正に浮世絵曼荼羅。
読了日:11月20日 著者:小林忠
早く昔になればいい (新潮文庫)の感想
北陸のどこか影のある故郷の街を40年振りに訪れた「私」を待ち受けていたものは・・・素封家の気のふれた一人娘の「しーちゃん」との禁断の思い出と・・・!?衝撃を受けるどころか「受け入れて」しまった「私」に、今も続く「昔」が次々と明らかになっていく。ラファエル前派のJ.E.ミレイが描いた「オフェリア」にしーちゃんの死のイメージをだぶらせ、狂おしくも美しい隠微な世界を展開していくのはまさしく久世ワールド。岩井志麻子もびっくり。
読了日:11月15日 著者:久世光彦
街場のアメリカ論 (文春文庫)の感想
大方の予想を裏切ったトランプ氏勝利を受け、なぜこのような事になったのかを知る一助にと手に取る。清教徒たちの「聖書国家」の理念等を鋳型としたうえに大衆の心情に訴える「反知性主義」は現代アメリカの特徴ではなく、アメリカ全史を貫いて形成された根本的趨向性である、とのホーフスタッターの考えを紹介しているが、やはりこのような人物は現れるべくして現れた、というところか。遠からず起こるアメリカの没落を予言した頁が興味をひく。予測不能な混乱を招くことは避けがたく、「できるだけゆっくりと没落していただきたい」に大いに共感。
読了日:11月10日 著者:内田樹
だれが「本」を殺すのか 延長戦の感想
(プレジデント社)「誰が本を殺すのか」略して「本コロ」に続いて。本編を読んだらこちらは敢えて読まなくてもよろしいかと。「本コロ」の反響を受けて各地で行った講演の記録で8割、各紙に載った「本コロ」の書評で2割。随所に散りばめられた金言も、あまりに重複多く途中からは斜めに読ませていただきました・・・残念!
読了日:11月5日 著者:佐野眞一
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