本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

遂に来た!嫌な奴。そして1月読書の記録。

2017-02-27 19:35:00 | 



今晩は(>_<)。

本日は遂に恐れていたものがやって来ちまいました!



「花粉」


今シーズンは毎年NGの11月の時も全く大丈夫だったし、2月も終わろうかというこの時期まで大丈夫だったので、「今年はイケるのか!?」と、思っていたら・・・


甘かった!



本日昼頃から何だか雲行きが怪しくなり、夕方には目も鼻もダメダメ。

ストックのフェキソフェナジン(アレグラのジェネリック。花粉の人には分かりますね!?)飲んでますが、早朝に服用したのが効き目が切れて・・・ジ・エンド。

夕方に水のみでもう一度服用するも時すでに遅し。

発作が起きたらもう止まりません(涙)


バイクで鼻水垂らしながら帰る羽目に。



帰宅後に頓服飲んで(セレスタミン)何とか落ち着いてきました。

しかし、これは結構ボヤ~ンとするのであまり飲みたくないんですがね。



明日はどうなるやら。







そして・・・


以下は、もうすぐ消えちゃう読書メーター1月読書の記録です。









2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1170ページ
ナイス数:27ナイス




痺れる (光文社文庫)痺れる (光文社文庫)感想

全くもって万人には薦め難し。しかし、私は非常に楽しめました。世の平均とずれてしまった人間の落ちていゆく闇の深さこそが恐ろしきものであることを、主婦、僧侶、会社経営などを経て56歳で遅咲きのデビューを果たした著者だからこそ実感を込めて書き著すことができたのでしょう。嫌な後味の残る「いやミス」というジャンルもあるようですが、そんな括りでは片づけられない鈍い光のある短編集でした。全作品が再読に耐える二重丸。人間の業の深さに痺れてみたい方にはお勧めいたします。

読了日:1月25日 著者:沼田まほかる



マンガ 本間宗久 相場三昧伝マンガ 本間宗久 相場三昧伝感想

(株式会社投資レーダー)二百数十年も前に米相場に於いて築いた本間宗久の門外不出の取引秘伝の書。これを分かりやすくマンガで解説。現在の株式取引でも立派に役立つ教訓の多きことこの上なし。「三位の伝」天井・売る、底値・買う、中段・休む。実戦になってもこれを忘れなければ成功間違いなし・・・なのですが。 作画:出井洲 忍

読了日:1月20日 著者:



キャンティ物語キャンティ物語感想

(幻冬舎)日本の60年代を語る上で外せないな人々が集った伝説のイタリアンレストラン「キャンティ」。更には、そのチルドレン達が80年代日本のトレンドを牽引していった。キャンティを作り上げ若くして亡くなった川添浩史・梶子夫妻の物語。心の拠り所を求めた若き才能たちに様々な機会を提供し、その背中を押した。詳しくは本書を紐解いていただくとしても、その交友の広さには舌を巻く。巻頭にあるキャパ、サンローランとの写真も一見の価値。当時の六本木を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮な芸能・社交界の交友関係も窺い知ることができる。

読了日:1月15日 著者:野地秩嘉



ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)感想

開高健がカメラマンの秋元啓一と共に1964年末から1965年初頭にかけてサイゴン(現ホーチミン市)に従軍記者として赴いた際の記録。アメリカによる北爆前でもあり、日常生活は安穏、と思いきや、雪崩れ込むように最前線へ。壮絶なジャングル戦を経て、帰還できた隊員は1割未満。ベン・キャットの戦闘。196pに微笑みながらピースサインを出す著者の写真が見開きで掲載されているが、真実のピースサインであろう。ベトナム人の心の中で、唯一で最も発火力の強い燃料はゼノフォビア(外国人ぎらい)である。見抜けなかったアメリカの敗北。

読了日:1月10日 著者:開高健



街場の現代思想 (文春文庫)街場の現代思想 (文春文庫)感想

「ブ」のウルトラセールでウチダ本を何冊も仕入れた。したらば、これは単行本を持っていることに帰宅後気づき、パラパラと斜めに再読。文庫版の解説はしっかり拝読いたしました。斜めに読んでもオモシロい。

読了日:1月4日 著者:内田樹




読書メーター








花粉の薬飲んじゃうとスグ寝落ち必至(涙)
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (duo)
2017-02-28 14:16:20
痺れるを読んでみたく思い図書館に予約を入れるも未在庫。
取り寄せてもらうように注文をだしておきました。

従軍記者としての開高健はそそられますが、
氏の心の闇が伝染しそうで恐ろしくもあります。
オ-パのようなノリなら話はまた別なんですが。
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Unknown (ウチ●)
2017-02-28 22:49:53
>duoさま

コメントありがとうございます(^^♪

沼田まほかる氏の著書は初読でしたが、当り!
次のも既に手に入れましたヨ。

開高作品はこの従軍が分水嶺となり、その後作風が変化していったのかと思います。
おっしゃる通り、現地で見てきたことに相当ショックを受け(少年ゲリラの公開処刑や、友軍兵士が次々と倒れてゆく様・・・)また、「闇」シリーズの創作の中で心の奥にポッカリ空いてしまった穴を埋めるために酒と釣りに傾倒していくわけですね・・・
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Unknown (duo)
2017-03-13 19:30:28
「痺れる」読みました。面白いとか筋の作りが巧いというのとは別の意味でストーリーテラーですね。私の心は作者の手にかかっていいようにもてあそばれて読み終えました。
再読に耐えるの意味はわかりますが、既読でも再読は勇気が要ります。
返信する
Unknown (ウチ●)
2017-03-14 03:02:48
>duoさま

レポートありがとうございます。

怪奇趣味ではないゾクッとする話としてはよくできていますよね!?

結局、ほんとに怖いのはお化け・幽霊より人間です。島尾敏雄の「死の棘」など実に怖い話だと思います・・・
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